第122話、酒中別人

文字数 6,376文字

 葭萌関(かぼうかん)四川(しせん)陝西(せんせい)の境にあって、ここは今、漢中の張魯軍と、蜀に代って蜀を守る劉備の軍とが、対峙(たいじ)していた。

 攻めるも(なん)、防ぐも難。

 両軍は悪戦苦闘のままたがいに譲らず、はや幾月かを過していた。

「曹操が呉へ攻め下ったという報らせが来た。濡須の堤をはさんで、魏呉、死闘の大戦を展開中であるという。……龐統(ほうとう)、いかがしたらよいか」


 劉備がたずねた。答える者は、龐統。孔明に代って従ってきた唯一(ゆいつ)の軍師である。


「遠い遠い江南の大戦。ここの戦局には、何もかかわりはないでしょう」


「もし曹操が勝てば、ひるがえって、荊州も(あわ)せ呑んでしまうであろうし、また呉の孫権が勝利を得れば、その勢いにのって、進んで荊州をも占領するであろうことは、火をみるよりも明らかである。いずれにせよ、わが本国の荊州にとっては、滅亡もまぬかれぬ危機ではないか」
「孔明がおります。荊州の留守について、そんなご心配を征地で抱かれるなどと聞いたら、孔明は嘆きましょうよ。――自分はまだそんなにも主君のお力となるに足らない者かと」

「そうかな……」


「むしろこの際、それを利用して、蜀の劉璋(りゅうしょう)へ、一書をお送り下さい。いま曹軍が南下したので、呉の孫権から、荊州へ救いを求めにきている。呉と荊州とは、唇歯(しんし)の関係にあるし、姻戚(いんせき)の義理もある。――依って駈けつけねばならないが、魏の曹軍に対しては、いかんせん兵力も兵粮(ひょうろう)も足らない。精兵三、四万に兵粮十万石を合力されたい。……こう云ってやってごらんなさい」

「ちと、求めるのが、莫大すぎはしないか」


「同宗のよしみと、こんどのことを恩にきせて、ともあれそれくらいな要求をしてみると、劉璋の心底も見当がつきましょう。巧くいかなければ、そのあとで龐統(ほうとう)にもいささか策がありますから」


「ならやってみよう」

 使者は、成都へ向って行った。

 途中、涪水関(ふすいかん)重慶(じゅうけい)の東方)にかかると、その日も、山上の関門から手をかざして、麓の道を監視していた番兵が、

「劉備の部下らしく、小旗を持った荊州の使者が、今これへかかって来ます。通しますか、拒みますか」

 と、蜀の二将、楊懐(ようかい)高沛(こうはい)の前に告げた。

 山中の退屈まぎれに、二人は碁を囲んでいたが、劉備と聞くと、すぐ眼角(めかど)をたてて、

「待て待て。滅多(めった)に通すな」

 と、番兵を戒め、何か、首をよせて、相談していた。

 成都におもむく使者は、劉備の書簡を、関門役人に内示した。見せなければ通さん、というのでぜひなく証拠として示したのである。高沛と楊懐は陰で読んでしまった。

「お通りなさい」


 ゆるされて、書簡も返されたが、大将楊懐が兵をつれて、


「成都までご案内申す」

 と、ついて来た。

 いまや蜀の内部には、反劉備気勢がたかまっていた。楊懐もそのひとりで、早速、劉璋の前へ出て、こう進言した。

「劉備から莫大な兵と粮食(ろうしょく)を借り求めてきたようですが、決してお貸しになってはいけません。彼の野望の火へ、わざわざ乾いた柴を積んでやるようなものでしょう」

 劉璋は相かわらず煮えきらない顔いろである。恩義もあるし、同宗の(よし)みもあるし、などと口のなかで繰り返している。それを見て、侍将(じしょう)のひとり劉巴(りゅうは)(あざな)子初(ししょ)というものが、


「わが君。私情にとらわれて国を亡し給うな。彼に(かて)を与え、兵をかすは、虎に(よく)を添えて、わざとこの国を蹂躙(じゅうりん)せよというようなものです」


 居合せた黄権(こうけん)もまた進み出て、


楊懐(ようかい)劉巴(りゅうは)のことばこそ、真に国を憂うる忠誠の声とぞんずる。何とぞ、ご賢慮をたれ給え」

 と、口をすっぱくして(いさ)めた。

 こう重臣のすべてが反対では劉璋もそれに従わざるを得ない。

 しかしただ断るのもわるいというので、戦線には用いられないような老朽の兵ばかり四千人と穀物一万石、それに廃物にひとしい武具馬具などを車輛に積んで、使者と共に、劉備へ送りとどけた。

 劉備はその冷淡に怒った。

 彼が怒ったのはめずらしい。

 劉璋の返簡を、使いの前で裂き捨てて見せた。

「わが荊州の軍は、はるばるこの蜀境に来て、蜀のために戦い、多くの人命と資材を費やしているのに、わずかな要求を惜しんで、(かて)も兵も、こんな申し訳ばかりのものを送ってくるとは何事か、これを眼に見た士卒に対し、どういう(ことば)をもって、よく戦えと励ますことができるかっ。――立ち帰ってよく劉璋に告げるがいい」

 輸送に当ってきた奉行はほうほうの態で成都へ帰った。

 そのあとで、龐統(ほうとう)が、


「由来、皇叔というお方は仁愛に富まれ、怒ることを知らない人といわれていましたのに、今日のご立腹は近ごろの椿事(ちんじ)でした。あと味はどうですか」
「たまにはよいものと思った。――が先生、このあとの策は、わしには無いのだ。何ぞ賢慮はないかな」
「策は三つあります。どれでもわが君の意に召した計をお採りになるがよいでしょう。一策は、今からすぐ昼夜兼行で道をいそぎ、有無(うむ)なく成都を急襲する。このこと必ず成就(じょうじゅ)します。故にこれを上策とします」
「む、む」
「第二は、いま(いつわ)って、荊州へ還ると触れ、陣地の兵をまとめにかかる。すると楊懐(ようかい)高沛(こうはい)などは、かねてより希望していることですから、かならず面に歓びをかくし口に惜別(せきべつ)を述べて送りにきましょう。そのときこの蜀の名将二人を一席に殺して、たちまち兵馬を蜀中へ向け、一挙、涪水関(ふすいかん)を占領してしまう。これは中策と考えられます」

「む、む。もう一計は」


「ひとまず、兵を退いて、白帝城にいたり、荊州の守備を強固となし、心しずかに、次の段階を(おもんぱか)ることこれです。……が、これは下策に過ぎません」

「……下策はとりたくない。また第一の案も急に過ぎて、一つ(つまず)けば、一敗地にまみれよう」


「では、中計を」


中庸(ちゅうよう)。それは予の生活の信条でもある」


 日を経て、成都の劉璋の手許へ、劉備の一書がとどいた。それには、呉境の戦乱がいよいよ拡大して来たことを告げ、荊州の危急はいま(たす)けにゆかなければ絶望になる。まこと本意ないが、葭萌関(かぼうかん)には誰か良い蜀の名将をさし向けられたい。自分は急遽、荊州へかえると――(したた)めてあった。


「それみい、劉備はかえるというて来たではないか」


 劉璋はかなしんだ。

 しかし、反劉備勢力は、ひそかに胸で凱歌(がいか)を奏している。

 ひとり悶えたのは、大勢(たいせい)をここまで引っ張ってきた張松である。彼の立場は当然苦境に落ちる。


「そうだ」


 邸に帰ると、張松は、筆をとって、劉備へ激励の文を書いた。折角、ここまで大事をすすめながらいま荊州へ引揚げては、百事水泡に帰すではないか。何ぞ一鞭して、あなたはこの成都へやって来ないか。実に遺憾だ。成都の同志は首を長くしてあなたの兵馬を待っているものを。

 そう書いているところへ「お客さまです」と、家人が告げにきた。

 張松はあわてて手紙を(たもと)へかくして、客間へ出てみた。見ると酒好きな兄の張粛(ちょうしゅく)が、もう酒の(かめ)をあけて飲んでいた。

「なんだ。あなただったのか」


「顔いろが悪いじゃないか」


「つかれですよ、公務がいそがしいので」


「つかれなら薬を飲め。さあ、()いでやろう」


 張松も思わず酒をすごした。兄はなかなか帰らない。長尻(ながじり)につられて彼も酔った。そのうちに二度(かわや)へ立ったが、急に、兄の張粛は帰るといって出て行った。間もなく、入れ代りに、成都の兵がどやどやと入ってきた。有無をいわせず張松を(から)め捕り、家人召使い、一人のこらず拉致(らっち)して行った。

 翌る日、市街の辻に、首斬りが行われた。みな張松の一家であった。罪状書の高札には、売国奴たる大罪が箇条書してある。直訴人はその兄だったと街のうわさは(やかま)しい。その兄と飲んでいるうち張松が酔中に(たもと)から落した自筆の手紙が証拠になったものだという。



 葭萌関(かぼうかん)を退いた劉備は、ひとまず涪城(ふじょう)の城下に総軍をまとめ、涪水関(ふすいかん)を固めている高沛(こうはい)楊懐(ようかい)の二将へ、

「お聞き及びのとおり、にわかに荊州へ立ち帰ることとなった。明日、関門をまかり通る」


 と、使いをやって開門を促しておいた。

 高沛(こうはい)は手を打って、


楊懐(ようかい)、絶好な時が来たぞ。明日、劉備がここを通過したら、軍旅の労をねぎらわんと、酒宴を設けてその場で刺し殺してしまおう。――蜀の憂患(うれい)を除くためだ。抜かり給うな」


 と、ここでは二人が手に唾して夜の明けるのを待っていた。

 翌る日、劉備は大行軍の中にあって、龐統(ほうとう)と馬をならべ、何か語りながら涪水関(ふすいかん)へ向って来た。

 関門の大廈(たいか)が、近々と彼方の山峡(やまあい)に見えた頃である。

 楽を奏しながら、錦繍(きんしゅう)の美旗をかかげて、彼方から来る一群の軍隊がある。

 真先に来た大将がいった。

「今日、荊州へご帰還あるという劉皇叔(りゅうこうしゅく)におわさずや。遠路の途中をおなぐさめ申さんがため、いささか粗肴(そこう)と粗酒を献じたく、これまでお迎えに出たものです。何とぞお納めをねがいたい」

 龐統が出て挨拶した。

「これはこれは過分な礼物。皇叔にもいかばかりお歓びあるやしれません。高沛、楊懐の二兄にもよしなにお伝えおき下さい」


「いずれ後刻、陣中お見舞に伺う由ですが、とりあえず、酒肴をお目にかけよとのことに、あれへ品々を(にな)わせて来ました」

 と、おびただしい酒の(かめ)、小羊、鶏の丸焼きなどを、それへ並べて帰った。

 一行はそこに幕舎を張って、酒の瓶を開き、山野の風物に一息いれながら、杯を傾けて休息していた。そこへ高沛と楊懐が、兵三百を供につれて、

「お名残り惜しいことです。せめて今日は、親しくお杯を賜わりたいもので」

 と、素知らぬ顔をもって陣中見舞に訪れた。


「さあ、どうか」


 迎え入れて、幕舎の酒宴は賑わった。――劉備が常に似合わずよく飲むので、龐統は心配していたが、そのあいだに、かねて云い含めておいた通り、関平(かんぺい)劉封(りゅうほう)の二人は、席を抜けて、外にいた三百余の関門兵を、遠くへ引退がらせてしまった。

 そして引返すと二人は幕の陰からおどり出て、


「刺客っ。神妙にしろ」


 と、不意に、楊懐(ようかい)を蹴とばし、高沛(こうはい)に組みついて、うしろ手に縛りあげてしまった。


「何をするかっ。客に対して」


 楊懐が、威猛高(いたけだか)に吼えると、関平は彼のふところを探って、秘していた短剣を取りあげた。高沛のふところからも短剣があらわれた。


「これを何に使うつもりで来たか」


 と、突きつけると、


「剣は武人の護りだっ」


 と、屈せずにいう。

 関平、劉封は共に腰なる長剣を抜いて、


「武人の護りとは、こういう正々堂々の剣をいうのだ。この護りは、以て、卑劣なる汝ら害獣を天誅(てんちゅう)するために()がれている。さ、斬れ味をみろ」


 と、幕外へひき出して、有無をいわせず、二つの首を落してしまった。


「わが君。何を無言にふさぎこんでおられますか」


「今、ここでともに酒をのんでいた高沛、楊懐がもう首になったかと思うと、あまり快い気がしない」


「そんなお気の弱いことで、よく今日まで、百戦を経ておいでになりましたな」


「戦場はまたちがう」


「ここも戦場です。まだ涪水関(ふすいかん)は占領していません」


「高沛、楊懐が供につれて来た三百の関門兵はどうしたか」


「そっくり捕虜にしてあります。いま一網にして酒をのませ、(さかな)を喰らわせているので、彼らは狂喜している様子で」


「なぜ擒人(とりこ)の兵にそんな馳走するのか」


黄昏(たそがれ)まで、歓楽させておきましょう。その後、彼らを用いる一計がありますから」


 龐統が小声に何かささやくと、劉備はうなずいて、妙案妙案と呟いた。

 日の暮るるまで、幕舎のまわりでは、歌曲の声が湧き、時々歓声があがり、酒宴はやまずに続いているような態であった。


「星が出た」


 一(すい)角笛(つのぶえ)とともに、龐統は一軍をあつめて、徐々(じょじょ)、涪水関の下へ近づいて行った。

 先頭には、捕虜の関門兵三百を立たせていた。この者どもはもう完全に寝返って、龐統の薬籠中(やくろうちゅう)のものになっているらしい。岩乗絶壁(がんじょうぜっぺき)のような鉄門の下に立ってこう呶鳴った。

「楊将軍、高将軍のお戻りであるぞ。開門開門」

 昼間の出来事は何も知らない関門の蜀兵は、声に応じて、

「おうっ」

 と、鉄扉(てっぴ)を八文字に開いた。

「すすめっ」

 喊声(かんせい)をあげながら、怒濤の兵は関門へ突入した。ほとんど、(ちぬ)らずに、涪水関は占領された。

 劉備は直ちに、諸軍をわけて要害の部署につかせ、


「蜀すでにわが掌にあり」


 と、三度(みたび)の凱歌をあげさせた。

 山谷のどよめく中に、庫中(こちゅう)の酒は開かれ、将士は祝杯をほしいままにした。

 劉備も昼から酒に親しんでいたので、夜半から暁にかけて、幕僚の将を会して杯をかさねると、泥のように酔ってしまった。

 大きな酒瓶にもたれて、彼は前後も知らず眠り始めた。ふと、眼をさましてみると、龐統はまだ独り残って痛飲している。

「まだ、夜は明けぬか」


 龐統は笑って、


「とうに小鳥がさえずっていますよ。どうです、もう一(こん)


「いや、夜が明けたら、酒どころではない」


「でも、人生の快味は、こういう時ではありませんか」


「そうだ。ゆうべは実に愉快だったな。酒を飲みつつ一城を()ったようなものだ」


「ヘエ、そんなに愉快でしたか」


 と、龐統は例のひしげた鼻に皮肉な小皺(こじわ)をよせて、


「――人の国を奪って、楽しみとするは、仁者の兵にあらず、あなたらしくもありませんな」


 劉備は酔後の顔を逆さまになであげられたような気がしたのだろう。むっとして色をなしてすぐ云った。


「昔武王は、(ちゅう)を討って、初めに歌い、後に舞ったという。武王の兵は、仁義の兵でなかったか。ばか者っ、退(しりぞ)け」


 龐統は恐れをなして、匆々(そうそう)に退出した。劉備はまだ酔っていたとみえる。左右の者に介添えされて、ようやく後堂の寝所へはいった。

 大睡の後、眼をさまして、衣を着かえていると、近侍の者から、

「今朝ほどは、大へんなご剣幕で、さすがの龐統も、(きも)をちぢめて引退がりましたよ」

 と、酔態を語られて、


「えっ、そんなに彼を叱ったか」


 と劉備は急に、衣を正して、龐統をよんだ。そして辞を低うして、


「先生。今暁の無礼は、酔中の不覚、ゆるしてください」


 といった。

 龐統は耳のない人間みたいに黙っていた。

 まるで覚えていなかった。愉快に飲んでいた記憶はうっすらあるが、主君に謝られるようなことを言われた記憶は無い。ひょっとして、自分は、温厚な劉備を怒らせるような、何か失礼なことを言ったのかも知れないと、必死に思い返したが、やはり何も思い出せなかった。

 劉備が重ねて詫びると、龐統は口を開き、


「君臣ともに、酔中の浮魚(ふぎょ)戯歌水游(ぎかすいゆう)、みな酒中のこと。酒中別人です。お気にかけて下さるな」

 と、朗らかに笑った。


ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

劉備玄徳

劉備玄徳

ひげ

劉備玄徳

劉備玄徳

諸葛孔明《しょかつこうめい》

張飛

張飛

髭あり

張飛

関羽

関羽


関平《かんぺい》

関羽の養子

趙雲

趙雲

張雲

黄忠《こうちゅう》

魏延《ぎえん》

馬超

厳顔《げんがん》

劉璋配下から劉備配下

龐統《ほうとう》

糜竺《びじく》

陶謙配下

後劉備の配下

糜芳《びほう》

糜竺《びじく》の弟

孫乾《そんけん》

陶謙配下

後劉備の配下

陳珪《ちんけい》

陳登の父親

陳登《ちんとう》

陶謙の配下から劉備の配下へ、

曹豹《そうひょう》

劉備の配下だったが、酒に酔った張飛に殴られ裏切る

周倉《しゅうそう》

もと黄巾の張宝《ちょうほう》の配下

関羽に仕える

劉辟《りゅうへき》

簡雍《かんよう》

劉備の配下

馬良《ばりょう》

劉備の配下

伊籍《いせき》

法正

劉璋配下

のち劉備配下

劉封

劉備の養子

孟達

劉璋配下

のち劉備配下

商人

宿屋の主人

馬元義

甘洪

李朱氾

黄巾族

老僧

芙蓉

芙蓉

糜夫人《びふじん》

甘夫人


劉備の母

劉備の母

役人


劉焉

幽州太守

張世平

商人

義軍

部下

黄巾族

程遠志

鄒靖

青州太守タイシュ龔景キョウケイ

盧植

朱雋

曹操

曹操

やけど

曹操

曹操


若い頃の曹操

曹丕《そうひ》

曹丕《そうひ》

曹嵩

曹操の父

曹洪


曹洪


曹徳

曹操の弟

曹仁

曹純

曹洪の弟

司馬懿《しばい》仲達《ちゅうたつ》

曹操配下


楽進

楽進

夏侯惇

夏侯惇《かこうじゅん》

夏侯惇

曹操の配下

左目を曹性に射られる。

夏侯惇

曹操の配下

左目を曹性に射られる。

韓浩《かんこう》

曹操配下

夏侯淵

夏侯淵《かこうえん》

典韋《てんい》

曹操の配下

悪来と言うあだ名で呼ばれる

劉曄《りゅうよう》

曹操配下

李典

曹操の配下

荀彧《じゅんいく》

曹操の配下

荀攸《じゅんゆう》

曹操の配下

許褚《きょちょ》

曹操の配下

許褚《きょちょ》

曹操の配下

徐晃《じょこう》

楊奉の配下、後曹操に仕える

史渙《しかん》

徐晃《じょこう》の部下

満寵《まんちょう》

曹操の配下

郭嘉《かくか》

曹操の配下

曹安民《そうあんみん》

曹操の甥

曹昂《そうこう》

曹操の長男

于禁《うきん》

曹操の配下

王垢《おうこう》

曹操の配下、糧米総官

程昱《ていいく》

曹操の配下

呂虔《りょけん》

曹操の配下

王必《おうひつ》

曹操の配下

車冑《しゃちゅう》

曹操の配下、一時的に徐州の太守

孔融《こうゆう》

曹操配下

劉岱《りゅうたい》

曹操配下

王忠《おうちゅう》

曹操配下

張遼

呂布の配下から曹操の配下へ

張遼

蒋幹《しょうかん》

曹操配下、周瑜と学友

張郃《ちょうこう》

袁紹の配下

賈詡

賈詡《かく》

董卓

李儒

董卓の懐刀

李粛

呂布を裏切らせる

華雄

胡軫

周毖

李傕

李別《りべつ》

李傕の甥

楊奉

李傕の配下、反乱を企むが失敗し逃走

韓暹《かんせん》

宋果《そうか》

李傕の配下、反乱を企むが失敗

郭汜《かくし》

郭汜夫人

樊稠《はんちゅう》

張済

張繍《ちょうしゅう》

張済《ちょうさい》の甥

胡車児《こしゃじ》

張繍《ちょうしゅう》配下

楊彪

董卓の長安遷都に反対

楊彪《ようひょう》の妻

黄琬

董卓の長安遷都に反対

荀爽

董卓の長安遷都に反対

伍瓊

董卓の長安遷都に反対

趙岑

長安までの殿軍を指揮

徐栄

張温

張宝

孫堅

呉郡富春(浙江省・富陽市)の出で、孫子の子孫

孫静

孫堅の弟

孫策

孫堅の長男

孫権《そんけん》

孫権

孫権

孫堅の次男

朱治《しゅち》

孫堅の配下

呂範《りょはん》

袁術の配下、孫策に力を貸し配下になる

周瑜《しゅうゆ》

孫策の配下

周瑜《しゅうゆ》

周瑜

張紘

孫策の配下

二張の一人

張昭

孫策の配下

二張の一人

蒋欽《しょうきん》

湖賊だったが孫策の配下へ

周泰《しゅうたい》

湖賊だったが孫策の配下へ

周泰《しゅうたい》

孫権を守って傷を負った

陳武《ちんぶ》

孫策の部下

太史慈《たいしじ》

劉繇《りゅうよう》配下、後、孫策配下


元代

孫策の配下

祖茂

孫堅の配下

程普

孫堅の配下

程普

孫堅の配下

韓当

孫堅の配下

黄蓋

孫堅の部下

黄蓋《こうがい》

桓楷《かんかい》

孫堅の部下


魯粛《ろしゅく》

孫権配下

諸葛瑾《しょかつきん》

諸葛孔明《しょかつこうめい》の兄

孫権の配下


呂蒙《りょもう》

孫権配下

虞翻《ぐほん》

王朗の配下、後、孫策の配下

甘寧《かんねい》

劉表の元にいたが、重く用いられず、孫権の元へ

甘寧《かんねい》

凌統《りょうとう》

凌統《りょうとう》

孫権配下


陸遜《りくそん》

孫権配下

張均

督郵

霊帝

劉恢

何進

何后

潘隠

何進に通じている禁門の武官

袁紹

袁紹

劉《りゅう》夫人

袁譚《えんたん》

袁紹の嫡男

袁尚《えんしょう》

袁紹の三男

高幹

袁紹の甥

顔良

顔良

文醜

兪渉

逢紀

冀州を狙い策をねる。

麹義

田豊

審配

袁紹の配下

沮授《そじゅ》

袁紹配下

郭図《かくと》

袁紹配下


高覧《こうらん》

袁紹の配下

淳于瓊《じゅんうけい》

袁紹の配下

酒が好き

袁術

袁胤《えんいん》

袁術の甥

紀霊《きれい》

袁術の配下

荀正

袁術の配下

楊大将《ようたいしょう》

袁術の配下

韓胤《かんいん》

袁術の配下

閻象《えんしょう》

袁術配下

韓馥

冀州の牧

耿武

袁紹を国に迎え入れることを反対した人物。

鄭泰

張譲

陳留王

董卓により献帝となる。

献帝

献帝

伏皇后《ふくこうごう》

伏完《ふくかん》

伏皇后の父

楊琦《ようき》

侍中郎《じちゅうろう》

皇甫酈《こうほれき》

董昭《とうしょう》

董貴妃

献帝の妻、董昭の娘

王子服《おうじふく》

董承《とうじょう》の親友

馬騰《ばとう》

西涼の太守

崔毅

閔貢

鮑信

鮑忠

丁原

呂布


呂布

呂布

呂布

厳氏

呂布の正妻

陳宮

高順

呂布の配下

郝萌《かくほう》

呂布配下

曹性

呂布の配下

夏侯惇の目を射った人

宋憲

呂布の配下

侯成《こうせい》

呂布の配下


魏続《ぎぞく》

呂布の配下

王允

貂蝉《ちょうせん》

孫瑞《そんずい》

王允の仲間、董卓の暗殺を謀る

皇甫嵩《こうほすう》

丁管

越騎校尉の伍俘

橋玄

許子将

呂伯奢

衛弘

公孫瓉

北平の太守

公孫越

王匡

方悦

劉表

蔡夫人

劉琦《りゅうき》

劉表の長男

劉琦《りゅうき》

劉表の長男

蒯良

劉表配下

蒯越《かいえつ》

劉表配下、蒯良の弟

黄祖

劉表配下

黄祖

陳生

劉表配下

張虎

劉表配下


蔡瑁《さいぼう》

劉表配下

呂公《りょこう》

劉表の配下

韓嵩《かんすう》

劉表の配下

牛輔

金を持って逃げようとして胡赤児《こせきじ》に殺される

胡赤児《こせきじ》

牛輔を殺し金を奪い、呂布に降伏するも呂布に殺される。

韓遂《かんすい》

并州《へいしゅう》の刺史《しし》

西涼の太守|馬騰《ばとう》と共に長安をせめる。

陶謙《とうけん》

徐州《じょしゅう》の太守

張闓《ちょうがい》

元黄巾族の陶謙の配下

何曼《かまん》

截天夜叉《せってんやしゃ》

黄巾の残党

何儀《かぎ》

黄巾の残党

田氏

濮陽《ぼくよう》の富豪

劉繇《りゅうよう》

楊州の刺史

張英

劉繇《りゅうよう》の配下


王朗《おうろう》

厳白虎《げんぱくこ》

東呉《とうご》の徳王《とくおう》と称す

厳与《げんよ》

厳白虎の弟

華陀《かだ》

医者

鄒氏《すうし》

未亡人

徐璆《じょきゅう》

袁術の甥、袁胤《えんいん》をとらえ、玉璽を曹操に送った

鄭玄《ていげん》

禰衡《ねいこう》

吉平

医者

慶童《けいどう》

董承の元で働く奴隷

陳震《ちんしん》

袁紹配下

龔都《きょうと》

郭常《かくじょう》

郭常《かくじょう》の、のら息子

裴元紹《はいげんしょう》

黄巾の残党

関定《かんてい》

許攸《きょゆう》

袁紹の配下であったが、曹操の配下へ

辛評《しんひょう》

辛毘《しんび》の兄

辛毘《しんび》

辛評《しんひょう》の弟

袁譚《えんたん》の配下、後、曹操の配下

呂曠《りょこう》

呂翔《りょしょう》の兄

呂翔《りょしょう》

呂曠《りょこう》の弟


李孚《りふ》

袁尚配下

王修

田疇《でんちゅう》

元袁紹の部下

公孫康《こうそんこう》

文聘《ぶんぺい》

劉表配下

王威

劉表配下

司馬徽《しばき》

道号を水鏡《すいきょう》先生

徐庶《じょしょ》

単福と名乗る

劉泌《りゅうひつ》

徐庶の母

崔州平《さいしゅうへい》

孔明の友人

諸葛均《しょかつきん》

石広元《せきこうげん》

孟公威《もうこうい》

媯覧《ぎらん》

戴員《たいいん》

孫翊《そんよく》

徐氏《じょし》

辺洪

陳就《ちんじゅ》

郄慮《げきりょ》

劉琮《りゅうそう》

劉表次男

李珪《りけい》

王粲《おうさん》

宋忠

淳于導《じゅんうどう》

曹仁《そうじん》の旗下《きか》

晏明

曹操配下

鍾縉《しょうしん》、鍾紳《しょうしん》

兄弟

夏侯覇《かこうは》

歩隲《ほしつ》

孫権配下

薛綜《せっそう》

孫権配下

厳畯《げんしゅん》

孫権配下


陸績《りくせき》

孫権の配下

程秉《ていへい》

孫権の配下

顧雍《こよう》

孫権配下

丁奉《ていほう》

孫権配下

徐盛《じょせい》

孫権配下

闞沢《かんたく》

孫権配下

蔡薫《さいくん》

蔡和《さいか》

蔡瑁の甥

蔡仲《さいちゅう》

蔡瑁の甥

毛玠《もうかい》

曹操配下

焦触《しょうしょく》

曹操配下

張南《ちょうなん》

曹操配下

馬延《ばえん》

曹操配下

張顗《ちょうぎ》

曹操配下

牛金《ぎゅうきん》

曹操配下


陳矯《ちんきょう》

曹操配下

劉度《りゅうど》

零陵の太守

劉延《りゅうえん》

劉度《りゅうど》の嫡子《ちゃくし》

邢道栄《けいどうえい》

劉度《りゅうど》配下

趙範《ちょうはん》

鮑龍《ほうりゅう》

陳応《ちんおう》

金旋《きんせん》

武陵城太守

鞏志《きょうし》

韓玄《かんげん》

長沙の太守

宋謙《そうけん》

孫権の配下

戈定《かてい》

戈定《かてい》の弟

張遼の馬飼《うまかい》

喬国老《きょうこくろう》

二喬の父

呉夫人

馬騰

献帝

韓遂《かんすい》

黄奎

曹操の配下


李春香《りしゅんこう》

黄奎《こうけい》の姪

陳群《ちんぐん》

曹操の配下

龐徳《ほうとく》

馬岱《ばたい》

鍾繇《しょうよう》

曹操配下

鍾進《しょうしん》

鍾繇《しょうよう》の弟

曹操配下

丁斐《ていひ》

夢梅《むばい》

許褚

楊秋

侯選

李湛

楊阜《ようふ》

張魯《ちょうろ》

張衛《ちょうえい》

閻圃《えんほ》

劉璋《りゅうしょう》

張松《ちょうしょう》

劉璋配下

黄権《こうけん》

劉璋配下

のち劉備配下

王累《おうるい》

王累《おうるい》

李恢《りかい》

劉璋配下

のち劉備配下

鄧賢《とうけん》

劉璋配下

張任《ちょうじん》

劉璋配下

周善

孫権配下


呉妹君《ごまいくん》

董昭《とうしょう》

曹操配下

楊懐《ようかい》

劉璋配下

高沛《こうはい》

劉璋配下

劉巴《りゅうは》

劉璋配下

劉璝《りゅうかい》

劉璋配下

張粛《ちょうしゅく》

張松の兄


冷苞

劉璋配下

呉懿《ごい》

劉璋の舅

彭義《ほうぎ》

鄭度《ていど》

劉璋配下

韋康《いこう》

姜叙《きょうじょ》

夏侯淵《かこうえん》

趙昂《ちょうこう》

楊柏《ようはく》

張魯配下

楊松

楊柏《ようはく》の兄

張魯配下

費観《ひかん》

劉璋配下

穆順《ぼくじゅん》

楊昂《ようこう》

楊任

崔琰《さいえん》

曹操配下


雷同

郭淮《かくわい》

曹操配下

霍峻《かくしゅん》

劉備配下

夏侯尚《かこうしょう》

曹操配下

夏侯徳

曹操配下

夏侯尚《かこうしょう》の兄

陳式《ちんしき》

劉備配下

杜襲《としゅう》

曹操配下

慕容烈《ぼようれつ》

曹操配下

焦炳《しょうへい》

曹操配下

張翼

劉備配下

王平

曹操配下であったが、劉備配下へ。

曹彰《そうしょう》

楊修《ようしゅう》

曹操配下

夏侯惇

費詩《ひし》

劉備配下

王甫《おうほ》

劉備配下

呂常《りょじょう》

曹操配下

董衡《とうこう》

曹操配下

李氏《りし》

龐徳の妻

成何《せいか》

曹操配下

蒋済《しょうさい》

曹操配下

傅士仁《ふしじん》

劉備配下

徐商

曹操配下


廖化

劉備配下

趙累《ちょうるい》

劉備配下

朱然《しゅぜん》

孫権配下


潘璋

孫権配下

左咸《さかん》

孫権配下

馬忠

孫権配下

許靖《きょせい》

劉備配下

華歆《かきん》

曹操配下

呉押獄《ごおうごく》

典獄

司馬孚《しばふ》

司馬懿《しばい》の弟

賈逵《かき》


曹植


卞氏《べんし》

申耽《しんたん》

孟達の部下

范疆《はんきょう》

張飛の配下

張達

張飛の配下


関興《かんこう》

関羽の息子

張苞《ちょうほう》

張飛の息子

趙咨《ちょうし》

孫権配下

邢貞《けいてい》

孫桓《そんかん》

孫権の甥

呉班

張飛の配下

崔禹《さいう》

孫権配下

張南

劉備配下

淳于丹《じゅんうたん》

孫権配下

馮習

劉備配下


丁奉

孫権配下

傅彤《ふとう》

劉備配下

程畿《ていき》

劉備配下

趙融《ちょうゆう》

劉備配下

朱桓《しゅかん》

孫権配下


常雕《じょうちょう》

曹丕配下

吉川英治


ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色