第52話、呂布の和平交渉

文字数 6,937文字

 江南江東八十一州は、今や、時代の人、孫策(そんさく)の治めるところとなった。兵は強く、地味は肥沃(ひよく)、文化は溌剌(はつらつ)と清新を呈してきて、

 小覇王(しょうはおう)孫郎(そんろう)の位置は、確固たるものになった。

 諸将を分けて、各地の要害を守らせる一方、ひろく賢才をあつめて、善政を()いた。やがてまた、朝廷に(ひょう)を捧げて、中央の曹操(そうそう)と親交をむすぶなど、外交的にも進出するかたわら、かつて身を寄せていた淮南(わいなん)袁術(えんじゅつ)へ、

「爾来、ごぶさたをいたしていましたが」

 と、久しぶりに消息を送って、さて、その使者をもって、こういわせた。

「かねて、お手許へお預けしておいた伝国(でんこく)玉璽(ぎょくじ)ですが、あれは大切なる故人孫堅の遺物(かたみ)ですから、この際お返しねがいたいものです。――もちろん、当時拝借した兵馬に価する物は、十倍にもしてお返し申しますが」

      ×     ×     ×

 時に。

 その後の袁術の勢力はどうかというに、彼もまた淮南(わいなん)を中心に、江蘇(こうそ)安徽(あんき)一帯にわたっていよいよ強大を加え、しかも内心不敵な野望を抱いていたから、軍備城塞にはことに力を注いでいた。

「今日、この議閣に諸君の参集を求めたのはほかでもないが、今となって孫策から、にわかに、伝国の玉璽を返せと云ってきた。――どう答えてやったものだろうか。それについて、意見あらば云ってもらいたい」

 その日。

 袁術は、三十余名の諸大将へ向って(はか)った。

 長史(ちょうし)楊大将(ようたいしょう)都督(ととく)長勲(ちょうくん)をはじめとして、紀霊(きれい)橋蕤(きょうずい)雷薄(らいはく)陳闌(ちんらん)――といったような歴々がのこらず顔をそろえていた。

「真面目にご返辞などやるには当りますまい、黙殺しておけばよろしい」

 一人の大将がいう。

 すると、次席の将がまた、

「孫策は、忘恩の徒だ。――ご当家で養われたばかりか、偽って、三千の兵と、五百頭の馬を拝借して去ったまま、今日まで何の沙汰もして来ない。――便りをしてきたと思えば、預けた品を返せとはなんたる無礼か」と、罵った。

「ウム、ウム」

 袁術の顔色は良かった。

 諸臣はみな彼の野望をうすうす知っていた。で、一斉に、

「よろしく江東に派兵して、忘恩の徒を()らすべきである」と、衆口こぞって云った。

 しかし、楊大将は反対して、

「江東を討つには、長江の嶮を渡らねばならん。しかも孫策は今、日の出の勢いで、士気はあがっている――()かず、ここは一歩自重してまず北方の憂いをのぞき、味方の富強を増大しておいてから悠々南へ攻め入っても遅くないでしょう」
「そうだ。……北隣の憂いといえば小沛(しょうはい)劉備(りゅうび)と、徐州の呂布(りょふ)だが」
「小沛の劉備は小勢ですから、踏みやぶるに造作はありませんが、呂布がひかえています。――そこで謀計をもって、二者を裂かねばかかれません」

「いかにして、二者を(そむ)かせるか」


「それは易々(やすやす)とできましょう。ただし、先にご当家から呂布へ与えると約束した兵糧五万(ごく)、金銀一万両、馬、緞子(どんす)などの品々を、きれいにくれてやる必要がありますが」

「よし、やろう」


 袁術は、即座にその説を取り上げた。


「やがて、小沛と徐州がおれの饗膳(きょうぜん)へ上るとすれば、安い代価だ」


 先に、劉備と戦った折、呂布へ与えると約束して与えなかった糧米、金銀、織布、名馬など、莫大なものが、ほどなく徐州へ向けて蜿蜒(えんえん)と輸送されて行った。

 呂布の歓心を求める為に。

 そして、劉備を孤立させ、その劉備を(ほふ)ってから、呂布を制する謀計であることはいうまでもない。

 呂布も、そう甘くはない。
「はてな、今となって、あの袁術(えんじゅつ)が、莫大な財貨を贈ってきたのは、どういう肚なのだろう」

 もとより、意欲では歓んだが、同時に疑心も起した。


陳宮(ちんきゅう)、そちはどう思う」
 腹心の陳宮に問うと、
「あなたを牽制しておいて、一方の劉備を討とうという袁術の考えでしょう」
 と陳宮は笑った。

「そうだろうな。おれもなんだかそんな気がする」


「劉備が小沛(しょうはい)にいることは、あなたにとっては前衛にはなるがなんの害にもなりません。それに反して、もし袁術の手が伸びて、小沛が彼の勢力範囲になったら、北方の泰山(たいざん)諸豪(しょごう)とむすんでくるおそれもあるし、徐州は枕を高くしていることはできなくなる」

「その手には乗らんよ」


「そうです。乗ってはなりません。受ける物は遠慮なく受けて、冷観しておればよろしいのです」


 数日の後。

 果たせるかな情報が入った。

 淮南兵(わいなんへい)の怒濤が、小沛へ向って活動しだしたというのである。

 袁術の幕将の一人たる紀霊(きれい)がその指揮にあたり、兵員十万、長駆して小沛の県城へ進軍中と聞えた。

 もちろん、袁術から、先に代償を払っているので、徐州の呂布には懸念なく、軍を進めているらしい。

 一方、小沛にある劉備玄徳(りゅうげんとく)は、到底、その大軍を受けては、勝ち目のないことも分っているし、第一兵器や糧秣さえ不足なので、

「不測の大難が湧きました。至急、ご救援をねがいたい」

 と、呂布へ向って早馬を立てた。

 呂布は、ひそかに動員して、小沛へ加勢をまわしたのみか、自身も両軍の間に出陣した。

 淮南軍は、意外な形勢に呂布の不信を鳴らした。大将の紀霊からは、激越な抗議を呂布の陣へ持込んできた。

 呂布は、双方の板ばさみになったわけだが、決して困ったような顔はしなかった。

 袁術からも、劉備からも、双方ともにおれを恨まぬように裁いてやろう。

 呂布のつぶやくのを聞いて、陳宮は、彼にそんな器用な(さば)きがつくかしらと疑いながら見ていた。

 呂布は、二通の手紙を書いた。

 そして紀霊と劉備を同日に、自分の陣へ招待した。

 小沛の県城からすこし出て、劉備も手勢五千たらずで対陣していたが、呂布の招待状が届いたので、「行かねばなるまい」と、起ちかけた。

 関羽は、断じて引止めた。

「呂布に異心があったらどうしますか」


「あれば救援の要請に応じぬはずだ。私を害する気があるなら、我らを放っておいて、紀霊に討たせればいい。わざわざ、陣中に招いて、自ら手を汚すようなまねはすまい」
 劉備は、そういって、もう歩を運びかけた。すると張飛が、前に立って、
「あなたは、そういっても、われわれには、呂布を信じきれない。――しばらくお出ましは待って下さい」

「張飛ッ。どこへ行く気か」


「呂布が城外へ出て、陣地にあるこそもっけの幸いです。ちょっと、兵を拝借して彼奴の中軍をふいに襲い、呂布の首をあげて、ついでに、紀霊の先鋒をも蹴ちらして帰ってきます。二刻(ふたとき)とはかかりません」

 劉備は、呂布の迎えよりも、彼の暴勇のほうをはるかに恐れて、


「関羽ッ、孫乾(そんけん)ッ、はやく張飛を止めろ」


 と左右へいった。

 張飛はもう剣を払って馳けだしていたが、人々に抱き止められてようやく連れ戻されて来た。


 関羽は張飛を(さと)した。

「貴様、それほどまで、呂布を疑って万一を案じるなら、なぜ、命がけでも、守護するの覚悟をもって、家兄のお供をして呂布の陣へ臨まないか」

 張飛は、(つば)するように、


「行くさ! 誰が行かずにいるものか」

 と、劉備に従って、自分もあわてて馬に乗った。

 関羽が苦笑すると、

「何を笑う。自分だって、行くなと止めた一人じゃないか」


 と、まるで子どもの喧嘩腰である。

 呂布の陣へ来ると、なおさら張飛の顔はこわばったまま、ニコともしない。さながら魁偉(かいい)な仮面だ。眼ばかり時々左右へ向ってギョロリとうごく。

 関羽も、油断せず劉備のうしろに屹然(きつぜん)と立っていた。

 やがて、呂布が席についた。

「よう来られた」
 この挨拶はいいが、その次に、
「この度は、ご辺の危難をすくうため、ずいぶん苦労した。この恩を忘れないようにして貰いたいな」

 と、いった。

 張飛、関羽の二つの顔がむらむらと燃えている。――が、劉備は(かしら)を低く下げて、

「ご高恩のほど、なにとて忘れましょう。かたじけのうぞんじます」


 そこへ、呂布の家臣が、


「淮南の大将紀霊どのが見えました」


「オ。はや見えたか。これにご案内しろ」


 呂布は、軽く命じて、けろりと澄ましているが、劉備は驚いた。

 紀霊は、敵の大将だ。しかも交戦中である。あわてて席を立ち、


「お客のようですから、私は失礼しておりましょう」


 と、避けてそこをはずそうとすると、呂布は押止めて、


「いや、今日はわざと、貴殿と紀霊とを、同席でお呼びしてあるのだ。まあ、相談もあるから、それへかけておいでなさい」


 そのうちに、もう紀霊が、つい外まで案内されて来た様子。

 呂布の臣となにか話しながらやってくるらしく、豪快な笑い声が近づいてくる。

「こちらです」

 案内の武士が、営門の(とばり)をあげて、閣の庭を指すと、紀霊は何気なく入りかけたが、


「……あっ?」

 と、顔色を変えて、そこへ足を止めてしまった。

 劉備、関羽、張飛。

 敵方の三人が、揃いも揃ってそこの席にいたのである。――紀霊にしても驚いたのはむりもない。

 呂布は、振返って、

「さ。これへ来給え」

 と、()いている一席を指さした。

 しかし、紀霊は、疑わずにいられなかった。恐怖のあまり彼は身をひるがえして、外へ戻ってしまった。

「来給えというのに。なにを遠慮召さるか」

 呂布は立って行って、彼の(ひじ)をつかまえた。そして、小児の如く吊り下げて、中へ入れようとするので、紀霊は、


「呂公、呂公。何科(なにとが)あって、君はこの紀霊を、殺そうとし給うのか」

 と、声を荒げた。

 呂布は、くすくす笑って、

「君を殺す理由はない」


「では、劉備を殺す計で、あれに招いておるのか」


「いや、劉備を殺す気もない」


「しからば……しからば一体どういうおつもりで?」


「双方のためにだ」


「分らぬ。まるで狐につままれたようだ。そう人を惑わせないで、本心を語って下さい」


「おれの本心は、平和主義だ。おれは元来、平和を愛する人間だからね。――そこで今日は、双方の顔をつき合わせて、和睦(わぼく)の仲裁をしてやろうと考えたわけだ。この呂布が仲裁では、君は役不足というのか」


 平和主義も顔負けしたろう。

 それも、余人がいうならともかく、呂布が自分の口で、(おれは平和主義だ)と、見得(みえ)を切ったなどは、近ごろの珍事である。

 もとより紀霊も、こんな平和主義者を、信用するはずはない。おかしいよりも、彼は、なおさら疑惑に(おびや)かされた。

「和睦といわれるが、いったい和睦とは、どういうわけで?」


「和睦とは、合戦をやめて、親睦をむすぶことさ。知らんのか君は」


 紀霊は、呆っ気にとられた。

 その顔つきを煙にまいて、呂布は、彼の臂を引っ張ッたまま席へつれてきた。

 変なものができあがった。

 座中の空気は白けてしまう。紀霊と劉備とは、ここで、客同士だが、戦場では当面の敵と敵である。


「…………」
「…………」
 お互いにしり眼に見合って、毅然と構えながらももじもじしていた。
「さぁ、親睦を深めようじゃないか」

 酒宴になった。

 だが、酒のうまかろうはずがない。どっちも、黙々と、杯の端を()めるようなことをしている。

 そのうちに呂布が、

「さあ、これでいい。――これで双方の親交も成立した。胸襟をひらいて、ひとつ乾杯しよう」


 と、ひとり飲みこんで杯を高くあげた。

 しかし、挙がった手は、彼の手だけだった。

 ここに至っては、紀霊も黙っていられない。席を蹴らんばかりな顔をして、


「冗談は止めたまえ」
 と、呂布へ正面を切った。

「なにが冗談だ」


「考えてもみられよ。それがしは君命をうけて、十万の兵を引率し、劉備を生捕らずんば生還を期せずと、この戦場に来ておるのだ」

「分っておる」


「百姓町人の(なぐ)り合いかなんぞなら知らぬこと。そう簡単に、兵を引揚げられるものではない。それがしが戦をやめる日には劉備を生捕るか、劉備の首を(ほこ)につらぬいて、凱歌をあげる日でなければならん」

「…………」


 劉備は、黙然と聞いていたが、その後ろに立っていた関羽、張飛の双眼には、ありありと、烈火がたぎっていた。

 ――と思うまに、張飛は、劉備のうしろから戛々(かつかつ)と、大股に(ゆか)()み鳴らして、

「やい紀霊ッ。これへ出ろ。――黙っておれば、人もなげな広言。われわれ劉備玄徳と誓う君臣は、兵力こそ少いが、汝ら如き蛆虫(うじむし)や、いなごとは実力がちがう。そのむかし、黄巾の蜂徒(ほうと)百万を、僅か数百人で蹴散らした俺たちを知らないか。――もういちどその舌の根をうごかしてみろ! ただでは置かんぞッ」

 あわや剣を抜いて躍りかかろうとするかの血相に、関羽は驚いて、張飛を抱きとめ、


「そう貴様一人で威張るな。いつも貴様が先に威張ってしまうから、俺などの出る所はありはしない」


「ぐずぐず云っているのは、それがし大嫌いだ。やい紀霊、戦場に所は選ばんぞ。それほど、わが家兄の首が欲しくば取ってみろ」


「まあ、待てと申すに。――呂布にもなにか考えがあるらしい。呂布がどう処置をとるか、もうしばらく、家兄のように黙りこくって見ているがいい」


 すると、張飛は、


「いや、その呂布にも、文句がある。下手な真似をすると、呂布だろうが、誰だろうが、容赦(ようしゃ)はしていねえぞ」


 と、髪は乱れ、髯は(さか)しまに分かれて、(たん)の如き口を歯の奥まで見せた。

 そう張飛に挑戦されては、紀霊もしりごみしてはいられない。


「この匹夫めが」


 剣を鳴らして起ちかけた。

 呂布は、双方を睨みつけて、


「やかましい。無用な騒ぎ立てするな」
 と、大喝して、
「誰か、来い」

 と、後ろへもどなった。

 そして馳け集まって来た家臣らに向い、

「おれの(ほこ)を持って来い。おれの画桿(がかん)の大戟のほうだ」

 と、すさまじい語気でいいつけた。

 出来合いの平和主義も、意のままにならないので、立ち所に憤怒(ふんぬ)の本相をあらわす気とみえる。彼が立腹したら何をやりだすか分らない。紀霊も非常に恐れたし、劉備も息をのんで、

「どうなることか」と、見まもっている。

 画桿の大戟は彼の手に渡された。それを引っ抱えながら一座を()めまわして、呂布はこう云いだした。

「今日、おれが双方を呼んで、和睦しろというのは、おれがいうのではない。天が命じているのだ。それに対して、私の心をはさみ、四の五の並べ立てるのは天の命に(そむ)くものだぞ」


 なに思ったか、呂布は、そういうや、否、ぱっと、閣から走りだして、彼方、轅門(えんもん)のそばまで一息に飛んでゆくと、そこの大地へ、戟を逆しまに突きさして帰って来た。

 そしてまた云うには、

「見給え、ここから轅門までのあいだ、ちょうど百五十歩の距離がある」

 一同は、彼の指さすところへ眼をやった。なんのために、あんな所へ戟を立てたのか、ただいぶかるばかりだった。


「――そこでだ。あの戟の枝鍔を狙って、ここからおれが一矢射て見せる。首尾よくあたったら、天の命を奉じて、和睦をむすんで帰り給え。あたらなかったら、もっと戦えよという天意かも知れない。おれは手を退いて干渉を止めよう。勝手に、合戦をやりつづけるがいい」


 奇抜なる提案だ。

 紀霊は、あたるはずはないと思ったから、同意した。

 劉備も、


「おまかせする」
「では、もう一杯飲んで」
 と、席に着き直って、呂布はまた、一巡酒をすすめ、自分も彼方の戟を見ながら飲んでいたが、やがてぽっと酔いが顔にきざしてきた頃、
「弓をよこせ!」

 と、家臣へどなった。

 閣の前へ出て、呂布は正しく片膝を折った。

 弓は小さかった。

 (つのゆみ)――または李満弓(りまんきゅう)ともいう半弓型のものである。けれど(あずさ)に薄板金を貼り、漆巻(うるしまき)()めてあるので、弓勢(ゆんぜい)の強いことは、強弓とよぶ物以上である。


「…………」


 ぶツん!

 弦はぴんと返った。切ってはなたれた矢は笛の如く風に鳴って、一線、鮮やかに微光を描いて行ったが、カチッと、彼方で音がしたと思うと、戟の枝鍔は、星のように飛び散り、矢は砕けて、三つに折れた。

「――あたった!」


 呂布は、弓を投げて、席へもどった。そして紀霊に向い、


「さあ約束だ。すぐ天の命を受け給え。何、主君に対して困ると。――いや袁術(えんじゅつ)へは、こちらから書簡を送って、君の罪にならぬようにいっておくからいい」


 彼を、追いかえすと、呂布は劉備へ、得意になって云った。


「どうだ君。もし俺が救わなかったら、いかに君の左右に良い両弟が控えていても、まず今度は、滅亡だったろうな」


 売りつける恩とは知りながらも、劉備は、


「身の終るまで、今日のご恩は忘れません」


 と、拝謝して、ほどなく小沛へ帰って行った。


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登場人物紹介

劉備玄徳

劉備玄徳

ひげ

劉備玄徳

劉備玄徳

諸葛孔明《しょかつこうめい》

張飛

張飛

髭あり

張飛

関羽

関羽


関平《かんぺい》

関羽の養子

趙雲

趙雲

張雲

黄忠《こうちゅう》

魏延《ぎえん》

馬超

厳顔《げんがん》

劉璋配下から劉備配下

龐統《ほうとう》

糜竺《びじく》

陶謙配下

後劉備の配下

糜芳《びほう》

糜竺《びじく》の弟

孫乾《そんけん》

陶謙配下

後劉備の配下

陳珪《ちんけい》

陳登の父親

陳登《ちんとう》

陶謙の配下から劉備の配下へ、

曹豹《そうひょう》

劉備の配下だったが、酒に酔った張飛に殴られ裏切る

周倉《しゅうそう》

もと黄巾の張宝《ちょうほう》の配下

関羽に仕える

劉辟《りゅうへき》

簡雍《かんよう》

劉備の配下

馬良《ばりょう》

劉備の配下

伊籍《いせき》

法正

劉璋配下

のち劉備配下

劉封

劉備の養子

孟達

劉璋配下

のち劉備配下

商人

宿屋の主人

馬元義

甘洪

李朱氾

黄巾族

老僧

芙蓉

芙蓉

糜夫人《びふじん》

甘夫人


劉備の母

劉備の母

役人


劉焉

幽州太守

張世平

商人

義軍

部下

黄巾族

程遠志

鄒靖

青州太守タイシュ龔景キョウケイ

盧植

朱雋

曹操

曹操

やけど

曹操

曹操


若い頃の曹操

曹丕《そうひ》

曹丕《そうひ》

曹嵩

曹操の父

曹洪


曹洪


曹徳

曹操の弟

曹仁

曹純

曹洪の弟

司馬懿《しばい》仲達《ちゅうたつ》

曹操配下


楽進

楽進

夏侯惇

夏侯惇《かこうじゅん》

夏侯惇

曹操の配下

左目を曹性に射られる。

夏侯惇

曹操の配下

左目を曹性に射られる。

韓浩《かんこう》

曹操配下

夏侯淵

夏侯淵《かこうえん》

典韋《てんい》

曹操の配下

悪来と言うあだ名で呼ばれる

劉曄《りゅうよう》

曹操配下

李典

曹操の配下

荀彧《じゅんいく》

曹操の配下

荀攸《じゅんゆう》

曹操の配下

許褚《きょちょ》

曹操の配下

許褚《きょちょ》

曹操の配下

徐晃《じょこう》

楊奉の配下、後曹操に仕える

史渙《しかん》

徐晃《じょこう》の部下

満寵《まんちょう》

曹操の配下

郭嘉《かくか》

曹操の配下

曹安民《そうあんみん》

曹操の甥

曹昂《そうこう》

曹操の長男

于禁《うきん》

曹操の配下

王垢《おうこう》

曹操の配下、糧米総官

程昱《ていいく》

曹操の配下

呂虔《りょけん》

曹操の配下

王必《おうひつ》

曹操の配下

車冑《しゃちゅう》

曹操の配下、一時的に徐州の太守

孔融《こうゆう》

曹操配下

劉岱《りゅうたい》

曹操配下

王忠《おうちゅう》

曹操配下

張遼

呂布の配下から曹操の配下へ

張遼

蒋幹《しょうかん》

曹操配下、周瑜と学友

張郃《ちょうこう》

袁紹の配下

賈詡

賈詡《かく》

董卓

李儒

董卓の懐刀

李粛

呂布を裏切らせる

華雄

胡軫

周毖

李傕

李別《りべつ》

李傕の甥

楊奉

李傕の配下、反乱を企むが失敗し逃走

韓暹《かんせん》

宋果《そうか》

李傕の配下、反乱を企むが失敗

郭汜《かくし》

郭汜夫人

樊稠《はんちゅう》

張済

張繍《ちょうしゅう》

張済《ちょうさい》の甥

胡車児《こしゃじ》

張繍《ちょうしゅう》配下

楊彪

董卓の長安遷都に反対

楊彪《ようひょう》の妻

黄琬

董卓の長安遷都に反対

荀爽

董卓の長安遷都に反対

伍瓊

董卓の長安遷都に反対

趙岑

長安までの殿軍を指揮

徐栄

張温

張宝

孫堅

呉郡富春(浙江省・富陽市)の出で、孫子の子孫

孫静

孫堅の弟

孫策

孫堅の長男

孫権《そんけん》

孫権

孫権

孫堅の次男

朱治《しゅち》

孫堅の配下

呂範《りょはん》

袁術の配下、孫策に力を貸し配下になる

周瑜《しゅうゆ》

孫策の配下

周瑜《しゅうゆ》

周瑜

張紘

孫策の配下

二張の一人

張昭

孫策の配下

二張の一人

蒋欽《しょうきん》

湖賊だったが孫策の配下へ

周泰《しゅうたい》

湖賊だったが孫策の配下へ

周泰《しゅうたい》

孫権を守って傷を負った

陳武《ちんぶ》

孫策の部下

太史慈《たいしじ》

劉繇《りゅうよう》配下、後、孫策配下


元代

孫策の配下

祖茂

孫堅の配下

程普

孫堅の配下

程普

孫堅の配下

韓当

孫堅の配下

黄蓋

孫堅の部下

黄蓋《こうがい》

桓楷《かんかい》

孫堅の部下


魯粛《ろしゅく》

孫権配下

諸葛瑾《しょかつきん》

諸葛孔明《しょかつこうめい》の兄

孫権の配下


呂蒙《りょもう》

孫権配下

虞翻《ぐほん》

王朗の配下、後、孫策の配下

甘寧《かんねい》

劉表の元にいたが、重く用いられず、孫権の元へ

甘寧《かんねい》

凌統《りょうとう》

凌統《りょうとう》

孫権配下


陸遜《りくそん》

孫権配下

張均

督郵

霊帝

劉恢

何進

何后

潘隠

何進に通じている禁門の武官

袁紹

袁紹

劉《りゅう》夫人

袁譚《えんたん》

袁紹の嫡男

袁尚《えんしょう》

袁紹の三男

高幹

袁紹の甥

顔良

顔良

文醜

兪渉

逢紀

冀州を狙い策をねる。

麹義

田豊

審配

袁紹の配下

沮授《そじゅ》

袁紹配下

郭図《かくと》

袁紹配下


高覧《こうらん》

袁紹の配下

淳于瓊《じゅんうけい》

袁紹の配下

酒が好き

袁術

袁胤《えんいん》

袁術の甥

紀霊《きれい》

袁術の配下

荀正

袁術の配下

楊大将《ようたいしょう》

袁術の配下

韓胤《かんいん》

袁術の配下

閻象《えんしょう》

袁術配下

韓馥

冀州の牧

耿武

袁紹を国に迎え入れることを反対した人物。

鄭泰

張譲

陳留王

董卓により献帝となる。

献帝

献帝

伏皇后《ふくこうごう》

伏完《ふくかん》

伏皇后の父

楊琦《ようき》

侍中郎《じちゅうろう》

皇甫酈《こうほれき》

董昭《とうしょう》

董貴妃

献帝の妻、董昭の娘

王子服《おうじふく》

董承《とうじょう》の親友

馬騰《ばとう》

西涼の太守

崔毅

閔貢

鮑信

鮑忠

丁原

呂布


呂布

呂布

呂布

厳氏

呂布の正妻

陳宮

高順

呂布の配下

郝萌《かくほう》

呂布配下

曹性

呂布の配下

夏侯惇の目を射った人

宋憲

呂布の配下

侯成《こうせい》

呂布の配下


魏続《ぎぞく》

呂布の配下

王允

貂蝉《ちょうせん》

孫瑞《そんずい》

王允の仲間、董卓の暗殺を謀る

皇甫嵩《こうほすう》

丁管

越騎校尉の伍俘

橋玄

許子将

呂伯奢

衛弘

公孫瓉

北平の太守

公孫越

王匡

方悦

劉表

蔡夫人

劉琦《りゅうき》

劉表の長男

劉琦《りゅうき》

劉表の長男

蒯良

劉表配下

蒯越《かいえつ》

劉表配下、蒯良の弟

黄祖

劉表配下

黄祖

陳生

劉表配下

張虎

劉表配下


蔡瑁《さいぼう》

劉表配下

呂公《りょこう》

劉表の配下

韓嵩《かんすう》

劉表の配下

牛輔

金を持って逃げようとして胡赤児《こせきじ》に殺される

胡赤児《こせきじ》

牛輔を殺し金を奪い、呂布に降伏するも呂布に殺される。

韓遂《かんすい》

并州《へいしゅう》の刺史《しし》

西涼の太守|馬騰《ばとう》と共に長安をせめる。

陶謙《とうけん》

徐州《じょしゅう》の太守

張闓《ちょうがい》

元黄巾族の陶謙の配下

何曼《かまん》

截天夜叉《せってんやしゃ》

黄巾の残党

何儀《かぎ》

黄巾の残党

田氏

濮陽《ぼくよう》の富豪

劉繇《りゅうよう》

楊州の刺史

張英

劉繇《りゅうよう》の配下


王朗《おうろう》

厳白虎《げんぱくこ》

東呉《とうご》の徳王《とくおう》と称す

厳与《げんよ》

厳白虎の弟

華陀《かだ》

医者

鄒氏《すうし》

未亡人

徐璆《じょきゅう》

袁術の甥、袁胤《えんいん》をとらえ、玉璽を曹操に送った

鄭玄《ていげん》

禰衡《ねいこう》

吉平

医者

慶童《けいどう》

董承の元で働く奴隷

陳震《ちんしん》

袁紹配下

龔都《きょうと》

郭常《かくじょう》

郭常《かくじょう》の、のら息子

裴元紹《はいげんしょう》

黄巾の残党

関定《かんてい》

許攸《きょゆう》

袁紹の配下であったが、曹操の配下へ

辛評《しんひょう》

辛毘《しんび》の兄

辛毘《しんび》

辛評《しんひょう》の弟

袁譚《えんたん》の配下、後、曹操の配下

呂曠《りょこう》

呂翔《りょしょう》の兄

呂翔《りょしょう》

呂曠《りょこう》の弟


李孚《りふ》

袁尚配下

王修

田疇《でんちゅう》

元袁紹の部下

公孫康《こうそんこう》

文聘《ぶんぺい》

劉表配下

王威

劉表配下

司馬徽《しばき》

道号を水鏡《すいきょう》先生

徐庶《じょしょ》

単福と名乗る

劉泌《りゅうひつ》

徐庶の母

崔州平《さいしゅうへい》

孔明の友人

諸葛均《しょかつきん》

石広元《せきこうげん》

孟公威《もうこうい》

媯覧《ぎらん》

戴員《たいいん》

孫翊《そんよく》

徐氏《じょし》

辺洪

陳就《ちんじゅ》

郄慮《げきりょ》

劉琮《りゅうそう》

劉表次男

李珪《りけい》

王粲《おうさん》

宋忠

淳于導《じゅんうどう》

曹仁《そうじん》の旗下《きか》

晏明

曹操配下

鍾縉《しょうしん》、鍾紳《しょうしん》

兄弟

夏侯覇《かこうは》

歩隲《ほしつ》

孫権配下

薛綜《せっそう》

孫権配下

厳畯《げんしゅん》

孫権配下


陸績《りくせき》

孫権の配下

程秉《ていへい》

孫権の配下

顧雍《こよう》

孫権配下

丁奉《ていほう》

孫権配下

徐盛《じょせい》

孫権配下

闞沢《かんたく》

孫権配下

蔡薫《さいくん》

蔡和《さいか》

蔡瑁の甥

蔡仲《さいちゅう》

蔡瑁の甥

毛玠《もうかい》

曹操配下

焦触《しょうしょく》

曹操配下

張南《ちょうなん》

曹操配下

馬延《ばえん》

曹操配下

張顗《ちょうぎ》

曹操配下

牛金《ぎゅうきん》

曹操配下


陳矯《ちんきょう》

曹操配下

劉度《りゅうど》

零陵の太守

劉延《りゅうえん》

劉度《りゅうど》の嫡子《ちゃくし》

邢道栄《けいどうえい》

劉度《りゅうど》配下

趙範《ちょうはん》

鮑龍《ほうりゅう》

陳応《ちんおう》

金旋《きんせん》

武陵城太守

鞏志《きょうし》

韓玄《かんげん》

長沙の太守

宋謙《そうけん》

孫権の配下

戈定《かてい》

戈定《かてい》の弟

張遼の馬飼《うまかい》

喬国老《きょうこくろう》

二喬の父

呉夫人

馬騰

献帝

韓遂《かんすい》

黄奎

曹操の配下


李春香《りしゅんこう》

黄奎《こうけい》の姪

陳群《ちんぐん》

曹操の配下

龐徳《ほうとく》

馬岱《ばたい》

鍾繇《しょうよう》

曹操配下

鍾進《しょうしん》

鍾繇《しょうよう》の弟

曹操配下

丁斐《ていひ》

夢梅《むばい》

許褚

楊秋

侯選

李湛

楊阜《ようふ》

張魯《ちょうろ》

張衛《ちょうえい》

閻圃《えんほ》

劉璋《りゅうしょう》

張松《ちょうしょう》

劉璋配下

黄権《こうけん》

劉璋配下

のち劉備配下

王累《おうるい》

王累《おうるい》

李恢《りかい》

劉璋配下

のち劉備配下

鄧賢《とうけん》

劉璋配下

張任《ちょうじん》

劉璋配下

周善

孫権配下


呉妹君《ごまいくん》

董昭《とうしょう》

曹操配下

楊懐《ようかい》

劉璋配下

高沛《こうはい》

劉璋配下

劉巴《りゅうは》

劉璋配下

劉璝《りゅうかい》

劉璋配下

張粛《ちょうしゅく》

張松の兄


冷苞

劉璋配下

呉懿《ごい》

劉璋の舅

彭義《ほうぎ》

鄭度《ていど》

劉璋配下

韋康《いこう》

姜叙《きょうじょ》

夏侯淵《かこうえん》

趙昂《ちょうこう》

楊柏《ようはく》

張魯配下

楊松

楊柏《ようはく》の兄

張魯配下

費観《ひかん》

劉璋配下

穆順《ぼくじゅん》

楊昂《ようこう》

楊任

崔琰《さいえん》

曹操配下


雷同

郭淮《かくわい》

曹操配下

霍峻《かくしゅん》

劉備配下

夏侯尚《かこうしょう》

曹操配下

夏侯徳

曹操配下

夏侯尚《かこうしょう》の兄

陳式《ちんしき》

劉備配下

杜襲《としゅう》

曹操配下

慕容烈《ぼようれつ》

曹操配下

焦炳《しょうへい》

曹操配下

張翼

劉備配下

王平

曹操配下であったが、劉備配下へ。

曹彰《そうしょう》

楊修《ようしゅう》

曹操配下

夏侯惇

費詩《ひし》

劉備配下

王甫《おうほ》

劉備配下

呂常《りょじょう》

曹操配下

董衡《とうこう》

曹操配下

李氏《りし》

龐徳の妻

成何《せいか》

曹操配下

蒋済《しょうさい》

曹操配下

傅士仁《ふしじん》

劉備配下

徐商

曹操配下


廖化

劉備配下

趙累《ちょうるい》

劉備配下

朱然《しゅぜん》

孫権配下


潘璋

孫権配下

左咸《さかん》

孫権配下

馬忠

孫権配下

許靖《きょせい》

劉備配下

華歆《かきん》

曹操配下

呉押獄《ごおうごく》

典獄

司馬孚《しばふ》

司馬懿《しばい》の弟

賈逵《かき》


曹植


卞氏《べんし》

申耽《しんたん》

孟達の部下

范疆《はんきょう》

張飛の配下

張達

張飛の配下


関興《かんこう》

関羽の息子

張苞《ちょうほう》

張飛の息子

趙咨《ちょうし》

孫権配下

邢貞《けいてい》

孫桓《そんかん》

孫権の甥

呉班

張飛の配下

崔禹《さいう》

孫権配下

張南

劉備配下

淳于丹《じゅんうたん》

孫権配下

馮習

劉備配下


丁奉

孫権配下

傅彤《ふとう》

劉備配下

程畿《ていき》

劉備配下

趙融《ちょうゆう》

劉備配下

朱桓《しゅかん》

孫権配下


常雕《じょうちょう》

曹丕配下

吉川英治


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