第25話、陳宮の迷い

文字数 6,678文字

 曹操(そうそう)(から)めよ。

 布令(ふれ)は、州郡諸地方へ飛んだ。

 その迅速を競って。

 一方――

 洛陽(らくよう)の都をあとに、黄馬に鞭をつづけ、日夜をわかたず、南へ南へと風の如く逃げてきた曹操は、早くも中牟県(ちゅうぼうけん)(河南省中牟・開封―鄭州(ていしゅう)の中間)――の附近までかかっていた。


「待てっ」

「馬をおりろ」


 関門へかかるや否や、彼は関所の守備兵に引きずりおろされた。


「先に中央から、曹操という者を見かけ次第召捕れと、指令があった。そのほうの風采と、容貌とは人相書にはなはだ似ておる」


 関の吏事(やくにん)は、そういって曹操が何と云いのがれようとしても、耳を貸さなかった。


「とにかく、役所へ引ッ立てろ」


 兵は鉄桶(てっとう)の如く、曹操を取り囲んで、吟味所へ(らっ)してしまった。

 関門兵の隊長、道尉陳宮(ちんきゅう)は、部下が引っ立ててくる者を見ると、


「あっ、曹操だ! 吟味にも及ばん」

 と、一見して云いきった。

 そして部下の兵をねぎらって彼がいうには、

「自分は先年まで、洛陽に吏事をしておったから、曹操の顔も見覚えている。――幸いにも生擒(いけど)ったこの者を都へ差立てれば、お前たちにも恩賞を(わか)ってくれるぞ。前祝いに、今夜は大いに飲め」

 そこで、曹操の身はたちまち、かねて備えてある鉄の檻車(かんしゃ)にほうりこまれ、明日にも洛陽へ護送して行くばかりとなし、守備の兵や吏事たちは、大いに酒を飲んで祝った。

 日暮れになると、酒宴もやみ、吏事も兵も関門を閉じて何処へか散ってしまった。曹操はもはや、観念の眼を閉じているもののように、檻車の中によりかかって、真暗な山谷の声や夜空の風を黙然と聴いていた。

 すると、夜半に近い頃、

「曹操、曹操」

 誰か、檻車に近づいてきて、低声(こごえ)に呼ぶ者があった。

 眼をひらいて見ると、昼間、自分をひと目で観破った関門兵の隊長なので、曹操は、


「何用か」

 (うそぶ)く如く答えると、


「おん身は都にあって、董相国(とうしょうこく)にも愛され、重く用いられていたと聞いていたが、何故に、こんな羽目になったのか」


「くだらぬことを問うもの(かな)燕雀(えんじゃく)なんぞ鴻鵠(こうこく)の志を知らんやだ。――貴様はもうおれの身を生擒(いけど)っているんじゃないか。四の五のいわずと都へ護送して、早く恩賞にあずかれ」


「曹操。君は人を()(めい)がないな。好漢惜しむらく――というところか――」


「なんだと」
「怒り給うな。君がいたずらに人を軽んじるから一言(むく)いたのだ。かくいう自分とても、沖天の大志を抱いておる者だが、真に、国の憂いを語る同志もないため、(むな)しく光陰の過ぎるのを恨みとしておる。折から、君を見たので、その志を叩きにきたわけだが」
 意味ありげな言葉に、曹操も初めの態度を改めて、
「然らばいおう」

 と、檻車の中に坐りなおした。

 曹操は、口を開いた。

「なるほど董卓(とうたく)は、貴公のいわれたようにこの曹操を信用し、用いていたに違いない。――しかしそれがしは、遠く相国曹参(そうさん)が末孫にて、四百年来、漢室の(ろく)をいただいて来た。なんで漢室にあだなす暴賊董卓に、身を屈すべきや」

 と語気、熱をおびてきて――


()かず国のため、賊を刺し殺して、祖先の恩を報ずべしと、董卓の命を狙ったが、天運いまだ我に非ず――こうして捕われの身となってしまった。なんぞ今さら、悔いることがあろうか」


 白面細眼、自若(じじゃく)としてそういう様子、さすがに名門の血すじを引いているだけに、争いがたい落着きがあった。


「…………」
 黙然――ややしばらくの間、檻車の外にあってその態を見ていた関門兵の隊長は、

「お待ちなさい」


 いうかと思うと、檻車の鉄錠をはずして、扉を開き、驚く彼を中から引きだして、


「曹操どの、貴君はどこへ行こうとしてこの関門へかかったのですか」


「故郷――」
 曹操は、(ぼう)とした表情で、隊長の行為を怪しみながら答えた。

「故郷の譙郡(しょうぐん)に帰って、諸国の英雄に呼びかけ、義兵を挙げて再び洛陽へ攻め上り、堂々、天下の賊を討つ考えであったのだ」


「さもこそ」

 隊長は、彼を、ひそかに自分の室へ(しょう)じ、酒食を供して、曹操のすがたを再拝した。


「思うに違わず、ご辺は私の求めていた忠義の士であった。貴君に会ったことは実に喜ばしい」


「では御身も董卓に恨みのある者か」


「いや、いや、私怨(しえん)ではありません。大きな公憤です。義憤です。万民の呪いと共に憂国の怒りをもって、彼を憎み止まぬ一人です」


「それは、意外だ」

「今夜かぎり、てまえも官を棄ててここから(はし)ります。共に力を(あわ)せて、貴君のゆく所まで落ちのび、天下の義兵を呼び集めましょう」


「えっ、真実ですか」


「なんで嘘を。――すでにこういう前に、貴君の縄目を解いているではありませんか」


「ああ!」


 曹操は初めて、回生の大きな歓喜を、その吐息(といき)にも、満面にも現して、
「して、貴公は一体、何とおっしゃるご仁か」
 と、訊ねた。

「申しおくれました。自分は、陳宮(ちんきゅう)(あざな)公台(こうだい)という者です」


「ご家族は」
「この近くの東郡に住まっています。すぐそこへ参って、身支度を代え、すぐさま先へ急ぎましょう」

 陳宮は、馬をひきだして、先に立った。

 陳宮は家族を親戚の元へ逃がし、夜もまだ明けないうちに、二人は、その東郡をも後にすてて、ひた急ぎに、落ちて行った。

 それから三日目――

 日夜わかたず駆け通してきた二人は、成皐(せいこう)のあたりをさまよっていた。


「今日も暮れましたなあ」

「もうこの辺までくれば大丈夫だ。……だが、今日の夕陽は、いやに黄いろッぽいじゃないか」


「また、蒙古風(もうこかぜ)ですよ」


「あ、胡北の沙風(さふう)か」


「どこへ宿りましょう」

「集落が見えるが、この辺はなんという所だろう」


「先ほどの山道に、成皐路(せいこうじ)という道標が見えましたが」


「あ。それなら今夜は、訪ねて行くよい家があるよ」


 と、曹操は明るい顔をして、馬上から行く手の林を指さした。


「ほ、こんな辺鄙(へんぴ)の地に、どういうお知合がいるのですか」


「父の友人だよ。呂伯奢(りょはくしゃ)という者で、父とは兄弟のような交わりのあった人だ」


 語りながら、曹操と陳宮の二人は、林の中へ馬を乗り入れ、やがてその馬を樹につないで、尋ね当てた呂伯奢の門をたたいた。

 主の呂伯奢は驚いて、不意の客を迎え入れ、


「誰かと思ったら、曹家のご子息じゃないか」


「曹操です。どうもしばらくでした」


「まあ、お入りなさい。どうしたのですか。一体」


「何がです」


「朝廷から各地へ、あなたの人相書が廻っていますが」


「ああその事ですか。実は、丞相(じょうしょう)董卓(とうたく)を討ち損じて、逃げて来たまでのことです。私を賊と呼んで人相書など廻しているらしいが、彼奴(きゃつ)こそ大逆の暴賊です。遅かれ早かれ、天下は大乱となりましょう。曹操も、もうじっとしてはいられません」


「ほう、そんなことが、お連れになっている人はどなたですか」


「そうそう、ご紹介するのを忘れていた。これは道尉陳宮(ちんきゅう)という者で、中牟県(ちゅうぼうけん)の関門を守備しており、私を曹操と見破って召捕えたくらいな英傑ですが、胸中の大志を語り合ってみたところ、時勢に鬱勃(うつぼつ)たる同憂の士だということが分ったので、陳宮は官を捨て、私は檻を破って、共にこれまでたずさえ合って逃げ走って来たというわけです」


「ああそうですか」


 呂伯奢(りょはくしゃ)はひざまずいて、改めて陳宮のすがたを拝し、


「義人。――どうかこの曹操を(たす)けて上げてください。もしあなたが見捨てたら曹操の一家一門はことごとく滅んでしまうほかはありません」


 と、曹操の父の友人というだけに、先輩らしく慇懃(いんぎん)に将来を頼むのであった。

 そして呂伯奢は、いそいそと、


「まあ、我が家で、ごゆるりなさい、てまえは隣村まで行って、酒を買って来ますから」


 と、()に乗って出て行った。

 曹操と陳宮は、旅装を解いて、一室で休息していたが、主はなかなか帰ってこない。

 そのうちに、夜も初更の頃、どこかで異様な物音がする。耳をすましていると、刀でも()ぐような鈍い響きが、壁を越えてくるのだった。


「はてな?」

 曹操は、疑いの目を光らし、()を排して、また耳をそばだてていたが、


「そうだ、……やはり刀を磨ぐ音だ。さては、主の呂伯奢は、隣村へ酒を買いに行くなどといって出て行ったが、県吏に密訴して、おれ達を縛らせ、朝廷の恩賞にあずかろうという気かも知れん」


 呟いていると、暗い(くりや)のほうで四、五名の男女の者が口々に――縛れとか、殺せとか――云いかわしているのが、曹操の耳へ、明らかに聞えてきた。


「さてこそ、われわれを、一室に閉じこめて、危害を加えんとする計にうたがいなし。――その分なれば、こっちから斬ッてかかれ」

 と、陳宮へも、事の急を告げて、にわかにそこを飛び出し、驚く家族や召使い八名までを、またたく間にみな殺しに斬ってしまった。

 そして、曹操が先に、


「いざ逃げん」

 と、促すと、どこかでまだ、異様な(うめ)き声をあげて、ばたばた騒ぐものがある。

 厨の外へ出て見ると、生きている(いのこ)が、脚を木に吊されて、啼いているのだった。

「ア、しまった!」


 陳宮は、はなはだ後悔した。

 この家の家族たちは、猪を求めて来て、それを料理しようとしていたのだ――と、分ったからである。


「ちっ、バカをした。陳宮。いくぞ」

 曹操は、もう闇へ向って、急ごうとしていた。


「はっ」


「何をくずぐずしているのだ」


「でも……。どうも、気持が悪くてなりません、慚愧(ざんき)にたえません」


「なんで」

「無意味な殺生をしたじゃありませんか。かわいそうに、八人の家族は、われわれの旅情をなぐさめるために、わざわざ(いのこ)を求めてきて、もてなそうとしていたんです」


「そんなことを悔いて、家の中へ、掌を合わせていたのか」


「せめて、念仏でも申して、(とが)なき人たちを殺した罪を、詫びて行こうと思いまして」


「はははは。武人に似合わんことだ。してしまったものは是非もない。戦場に立てば何千何万の生霊(せいれい)を、一日で葬ることさえあるじゃないか。また、わが身だって、いつそうされるか知れないのだ」


 曹操には、曹操の人生観があり、陳宮にはまた、陳宮の道徳観がある。

 それは違うものであった。

 けれど今は、一蓮托生(れんたくしょう)の道づれである。議論していられない。

 二人は、闇へ馳けた。

 そして、林の中につないでおいた馬を解き、飛び乗るが早いか、二里あまりも逃げのびてきた。

 ――と、彼方から、()に二箇の酒瓶(さかがめ)を結びつけてくる者があった。近づき合うにつれて、ぷーんと芳熟した果実のよい匂いが感じられた。腕には、果物の籠も掛けているのだった。


「おや、お客人ではないか。なにか、あったのかい」

 それは今、隣村から帰って来た呂伯奢(りょはくしゃ)であったのである。

 曹操は、まずい所で会ったと思ったが、あわてて、


「やあ、実は、きょうの昼間、これへ来る途中で寄った茶店に、大事な品を忘れたので、急に思い出して、これから取りに行くところです」


「二人でかい。それなら、家の召使いをやればよいに」


「いやいや、馬でひと(むち)当てれば、造作もありませんから」


「では、お早く行っておいでなさい。家の者に、猪を(ほふ)って、料理しておくようにいっておきましたし、酒もすてきな美酒をさがして、手に入れてきましたからね」


「は、は、すぐ戻ってきます」


 曹操は、返辞もそこそこに、馬に鞭打って呂伯奢と別れた。

 そして四、五町ほど来たが、急に馬を止め、


「君!」
 と、陳宮を呼びとめ、

「君はしばらく此処で待っていてくれないか」


 と云い残し、何思ったか、再び道を引っ返して馳けて行った。


「どこへ行ったのだろう?」
 と、陳宮は、彼の心を解きかねて、怪しみながら待っていたところ、やがてのこと曹操はまた戻ってきて、いかにも心残りを除いて来たように、
「これでいい! さあ行こう。君、今のも()って来たよ。一突きに刺し殺してきた」
 と、いった。

「えっ。呂伯奢を?」


「うん」
「なんで、無益な殺生をした上にもまた、あんな善人を殺したのです」

「だって、彼が帰って、自分の妻子や雇人が、皆ごろしになったのを知れば、いくら善人でも、われわれを恨むだろう」


「それは是非もありますまい」


「県吏へ訴え出られたら、この曹操の一大事だ。背に腹はかえられん」


「でも、罪なき者を殺すのは、人道に(そむ)くではありませんか」


「否」
 曹操は、詩でも吟じるように、いった
「我をして、天下の人に(そむ)かしむるとも、天下の人をして、我に反かしむるを()めよ――だ。さあ行こう。先へ急ごう!」

 ――怖るべき人だ。

 曹操の一言を聞いて、陳宮はふかく彼の人となりを考え直した。そして心に(おそ)れた。

 この人も、天下の苦しみを救わんとする者ではない。真に世を憂えるのでもない。――天下を奪わんとする野望の士であった。


「……(あやま)った」


 陳宮も、ここに至って、ひそかに悔いを噛まずにいられなかった。

 男子の生涯を()して、道づれとなったことを、早計だったと思い知った。

 けれど。

 すでにその道は踏み出してしまったのである。官を捨て、妻子を捨てて共に荊棘(けいきょく)の道を覚悟の上で来てしまったのだ。


「悔いも及ばず……」

 と、彼は心を取りなおした。

 夜がふけると、月が出た。深夜の月明りをたよりに、十里も走った。

 そして、何処か知らぬ、古廟(こびょう)の荒れた門前で、馬を降りてひと休みした。

「陳宮」
「はい」

「ひと寝入りせんか。夜明けまでには間がある。寝ておかないと、あしたの道にまた、疲労するからな」


(やす)みましょう。けれど大事な馬を盗まれるといけませんから、どこか人目につかぬ木蔭につないで来ます」


「ムム。そうか。……ああしかし惜しいことをしたなあ」


「何ですか」


呂伯奢(りょはくしゃ)を殺して戻ったくせにしてさ、おれとしたことが、彼がたずさえていた美酒と果実を奪ってくるのを、すっかり忘れていたよ。やはり幾らかあわてていたんだな」


「…………」


 陳宮には、それに返辞する勇気もなかった。

 馬を隠して、しばらくの後、またそこへ戻って来てみると、曹操は、古廟の軒下に、月の光を浴びていかにも快よげに熟睡していた。


「……なんという大胆不敵な人だろう」


 陳宮は、その寝顔を、つくづくと見入りながら、憎みもしたり、感心もした。

 憎むほうの心は、


(自分は、この人物を買いかぶった。この人こそ、真に憂国の大忠臣だと考えたのだ。ところがなんぞ計らん、狼虎にひとしい大野心家に過ぎない)

 と、思い、また敬服するほうの半面では、


(――しかし、野心家であろうと姦雄(かんゆう)であろうと、とにかく大胆さと、情熱と、おれを買いかぶらせた程の弁舌とは、非凡なものだ。やはり一方の英傑にちがいないなあ……)


 と、ひとり心のうちで思うのであった。

 そして、そう二つに観られる自分の心に(ただ)して、陳宮は、


「今ならば、睡っている間に、この曹操を刺し殺してしまうこともできるのだ。生かしておいたら、こういう姦雄は、後に必ず天下に(わざわ)いするだろう。……そうだ、天に代って、今刺してしまったほうがいい」

 と、考えた。

 陳宮は、剣を抜いた。

 寝顔をのぞかれているのも知らず、曹操はいびきをかいていた。その顔は実に端麗であった。陳宮は迷った。

「いや、待てよ」

 寝込みを殺すのは、武人の本領でない。不義である。

 それに、今のような乱世に、こういう一種の姦雄を地に生れさせたのも、天に(こころ)あってのことかも知れない。この人の天寿を、寝ている間に奪うことは、かえって天の意に(そむ)くかも知れない。


「ああ……。なにを今になって迷うか。おれはまた煩悩(ぼんのう)すぎる。月は煌々(こうこう)と冴えている、そうだ、月でも見ながらおれも寝よう」


 思いとどまって、剣をそっと(さや)にもどし、陳宮もやがて同じ(ひさし)の下に、丸くなって寝こんだ。


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登場人物紹介

劉備玄徳

劉備玄徳

ひげ

劉備玄徳

劉備玄徳

諸葛孔明《しょかつこうめい》

張飛

張飛

髭あり

張飛

関羽

関羽


関平《かんぺい》

関羽の養子

趙雲

趙雲

張雲

黄忠《こうちゅう》

魏延《ぎえん》

馬超

厳顔《げんがん》

劉璋配下から劉備配下

龐統《ほうとう》

糜竺《びじく》

陶謙配下

後劉備の配下

糜芳《びほう》

糜竺《びじく》の弟

孫乾《そんけん》

陶謙配下

後劉備の配下

陳珪《ちんけい》

陳登の父親

陳登《ちんとう》

陶謙の配下から劉備の配下へ、

曹豹《そうひょう》

劉備の配下だったが、酒に酔った張飛に殴られ裏切る

周倉《しゅうそう》

もと黄巾の張宝《ちょうほう》の配下

関羽に仕える

劉辟《りゅうへき》

簡雍《かんよう》

劉備の配下

馬良《ばりょう》

劉備の配下

伊籍《いせき》

法正

劉璋配下

のち劉備配下

劉封

劉備の養子

孟達

劉璋配下

のち劉備配下

商人

宿屋の主人

馬元義

甘洪

李朱氾

黄巾族

老僧

芙蓉

芙蓉

糜夫人《びふじん》

甘夫人


劉備の母

劉備の母

役人


劉焉

幽州太守

張世平

商人

義軍

部下

黄巾族

程遠志

鄒靖

青州太守タイシュ龔景キョウケイ

盧植

朱雋

曹操

曹操

やけど

曹操

曹操


若い頃の曹操

曹丕《そうひ》

曹丕《そうひ》

曹嵩

曹操の父

曹洪


曹洪


曹徳

曹操の弟

曹仁

曹純

曹洪の弟

司馬懿《しばい》仲達《ちゅうたつ》

曹操配下


楽進

楽進

夏侯惇

夏侯惇《かこうじゅん》

夏侯惇

曹操の配下

左目を曹性に射られる。

夏侯惇

曹操の配下

左目を曹性に射られる。

韓浩《かんこう》

曹操配下

夏侯淵

夏侯淵《かこうえん》

典韋《てんい》

曹操の配下

悪来と言うあだ名で呼ばれる

劉曄《りゅうよう》

曹操配下

李典

曹操の配下

荀彧《じゅんいく》

曹操の配下

荀攸《じゅんゆう》

曹操の配下

許褚《きょちょ》

曹操の配下

許褚《きょちょ》

曹操の配下

徐晃《じょこう》

楊奉の配下、後曹操に仕える

史渙《しかん》

徐晃《じょこう》の部下

満寵《まんちょう》

曹操の配下

郭嘉《かくか》

曹操の配下

曹安民《そうあんみん》

曹操の甥

曹昂《そうこう》

曹操の長男

于禁《うきん》

曹操の配下

王垢《おうこう》

曹操の配下、糧米総官

程昱《ていいく》

曹操の配下

呂虔《りょけん》

曹操の配下

王必《おうひつ》

曹操の配下

車冑《しゃちゅう》

曹操の配下、一時的に徐州の太守

孔融《こうゆう》

曹操配下

劉岱《りゅうたい》

曹操配下

王忠《おうちゅう》

曹操配下

張遼

呂布の配下から曹操の配下へ

張遼

蒋幹《しょうかん》

曹操配下、周瑜と学友

張郃《ちょうこう》

袁紹の配下

賈詡

賈詡《かく》

董卓

李儒

董卓の懐刀

李粛

呂布を裏切らせる

華雄

胡軫

周毖

李傕

李別《りべつ》

李傕の甥

楊奉

李傕の配下、反乱を企むが失敗し逃走

韓暹《かんせん》

宋果《そうか》

李傕の配下、反乱を企むが失敗

郭汜《かくし》

郭汜夫人

樊稠《はんちゅう》

張済

張繍《ちょうしゅう》

張済《ちょうさい》の甥

胡車児《こしゃじ》

張繍《ちょうしゅう》配下

楊彪

董卓の長安遷都に反対

楊彪《ようひょう》の妻

黄琬

董卓の長安遷都に反対

荀爽

董卓の長安遷都に反対

伍瓊

董卓の長安遷都に反対

趙岑

長安までの殿軍を指揮

徐栄

張温

張宝

孫堅

呉郡富春(浙江省・富陽市)の出で、孫子の子孫

孫静

孫堅の弟

孫策

孫堅の長男

孫権《そんけん》

孫権

孫権

孫堅の次男

朱治《しゅち》

孫堅の配下

呂範《りょはん》

袁術の配下、孫策に力を貸し配下になる

周瑜《しゅうゆ》

孫策の配下

周瑜《しゅうゆ》

周瑜

張紘

孫策の配下

二張の一人

張昭

孫策の配下

二張の一人

蒋欽《しょうきん》

湖賊だったが孫策の配下へ

周泰《しゅうたい》

湖賊だったが孫策の配下へ

周泰《しゅうたい》

孫権を守って傷を負った

陳武《ちんぶ》

孫策の部下

太史慈《たいしじ》

劉繇《りゅうよう》配下、後、孫策配下


元代

孫策の配下

祖茂

孫堅の配下

程普

孫堅の配下

程普

孫堅の配下

韓当

孫堅の配下

黄蓋

孫堅の部下

黄蓋《こうがい》

桓楷《かんかい》

孫堅の部下


魯粛《ろしゅく》

孫権配下

諸葛瑾《しょかつきん》

諸葛孔明《しょかつこうめい》の兄

孫権の配下


呂蒙《りょもう》

孫権配下

虞翻《ぐほん》

王朗の配下、後、孫策の配下

甘寧《かんねい》

劉表の元にいたが、重く用いられず、孫権の元へ

甘寧《かんねい》

凌統《りょうとう》

凌統《りょうとう》

孫権配下


陸遜《りくそん》

孫権配下

張均

督郵

霊帝

劉恢

何進

何后

潘隠

何進に通じている禁門の武官

袁紹

袁紹

劉《りゅう》夫人

袁譚《えんたん》

袁紹の嫡男

袁尚《えんしょう》

袁紹の三男

高幹

袁紹の甥

顔良

顔良

文醜

兪渉

逢紀

冀州を狙い策をねる。

麹義

田豊

審配

袁紹の配下

沮授《そじゅ》

袁紹配下

郭図《かくと》

袁紹配下


高覧《こうらん》

袁紹の配下

淳于瓊《じゅんうけい》

袁紹の配下

酒が好き

袁術

袁胤《えんいん》

袁術の甥

紀霊《きれい》

袁術の配下

荀正

袁術の配下

楊大将《ようたいしょう》

袁術の配下

韓胤《かんいん》

袁術の配下

閻象《えんしょう》

袁術配下

韓馥

冀州の牧

耿武

袁紹を国に迎え入れることを反対した人物。

鄭泰

張譲

陳留王

董卓により献帝となる。

献帝

献帝

伏皇后《ふくこうごう》

伏完《ふくかん》

伏皇后の父

楊琦《ようき》

侍中郎《じちゅうろう》

皇甫酈《こうほれき》

董昭《とうしょう》

董貴妃

献帝の妻、董昭の娘

王子服《おうじふく》

董承《とうじょう》の親友

馬騰《ばとう》

西涼の太守

崔毅

閔貢

鮑信

鮑忠

丁原

呂布


呂布

呂布

呂布

厳氏

呂布の正妻

陳宮

高順

呂布の配下

郝萌《かくほう》

呂布配下

曹性

呂布の配下

夏侯惇の目を射った人

宋憲

呂布の配下

侯成《こうせい》

呂布の配下


魏続《ぎぞく》

呂布の配下

王允

貂蝉《ちょうせん》

孫瑞《そんずい》

王允の仲間、董卓の暗殺を謀る

皇甫嵩《こうほすう》

丁管

越騎校尉の伍俘

橋玄

許子将

呂伯奢

衛弘

公孫瓉

北平の太守

公孫越

王匡

方悦

劉表

蔡夫人

劉琦《りゅうき》

劉表の長男

劉琦《りゅうき》

劉表の長男

蒯良

劉表配下

蒯越《かいえつ》

劉表配下、蒯良の弟

黄祖

劉表配下

黄祖

陳生

劉表配下

張虎

劉表配下


蔡瑁《さいぼう》

劉表配下

呂公《りょこう》

劉表の配下

韓嵩《かんすう》

劉表の配下

牛輔

金を持って逃げようとして胡赤児《こせきじ》に殺される

胡赤児《こせきじ》

牛輔を殺し金を奪い、呂布に降伏するも呂布に殺される。

韓遂《かんすい》

并州《へいしゅう》の刺史《しし》

西涼の太守|馬騰《ばとう》と共に長安をせめる。

陶謙《とうけん》

徐州《じょしゅう》の太守

張闓《ちょうがい》

元黄巾族の陶謙の配下

何曼《かまん》

截天夜叉《せってんやしゃ》

黄巾の残党

何儀《かぎ》

黄巾の残党

田氏

濮陽《ぼくよう》の富豪

劉繇《りゅうよう》

楊州の刺史

張英

劉繇《りゅうよう》の配下


王朗《おうろう》

厳白虎《げんぱくこ》

東呉《とうご》の徳王《とくおう》と称す

厳与《げんよ》

厳白虎の弟

華陀《かだ》

医者

鄒氏《すうし》

未亡人

徐璆《じょきゅう》

袁術の甥、袁胤《えんいん》をとらえ、玉璽を曹操に送った

鄭玄《ていげん》

禰衡《ねいこう》

吉平

医者

慶童《けいどう》

董承の元で働く奴隷

陳震《ちんしん》

袁紹配下

龔都《きょうと》

郭常《かくじょう》

郭常《かくじょう》の、のら息子

裴元紹《はいげんしょう》

黄巾の残党

関定《かんてい》

許攸《きょゆう》

袁紹の配下であったが、曹操の配下へ

辛評《しんひょう》

辛毘《しんび》の兄

辛毘《しんび》

辛評《しんひょう》の弟

袁譚《えんたん》の配下、後、曹操の配下

呂曠《りょこう》

呂翔《りょしょう》の兄

呂翔《りょしょう》

呂曠《りょこう》の弟


李孚《りふ》

袁尚配下

王修

田疇《でんちゅう》

元袁紹の部下

公孫康《こうそんこう》

文聘《ぶんぺい》

劉表配下

王威

劉表配下

司馬徽《しばき》

道号を水鏡《すいきょう》先生

徐庶《じょしょ》

単福と名乗る

劉泌《りゅうひつ》

徐庶の母

崔州平《さいしゅうへい》

孔明の友人

諸葛均《しょかつきん》

石広元《せきこうげん》

孟公威《もうこうい》

媯覧《ぎらん》

戴員《たいいん》

孫翊《そんよく》

徐氏《じょし》

辺洪

陳就《ちんじゅ》

郄慮《げきりょ》

劉琮《りゅうそう》

劉表次男

李珪《りけい》

王粲《おうさん》

宋忠

淳于導《じゅんうどう》

曹仁《そうじん》の旗下《きか》

晏明

曹操配下

鍾縉《しょうしん》、鍾紳《しょうしん》

兄弟

夏侯覇《かこうは》

歩隲《ほしつ》

孫権配下

薛綜《せっそう》

孫権配下

厳畯《げんしゅん》

孫権配下


陸績《りくせき》

孫権の配下

程秉《ていへい》

孫権の配下

顧雍《こよう》

孫権配下

丁奉《ていほう》

孫権配下

徐盛《じょせい》

孫権配下

闞沢《かんたく》

孫権配下

蔡薫《さいくん》

蔡和《さいか》

蔡瑁の甥

蔡仲《さいちゅう》

蔡瑁の甥

毛玠《もうかい》

曹操配下

焦触《しょうしょく》

曹操配下

張南《ちょうなん》

曹操配下

馬延《ばえん》

曹操配下

張顗《ちょうぎ》

曹操配下

牛金《ぎゅうきん》

曹操配下


陳矯《ちんきょう》

曹操配下

劉度《りゅうど》

零陵の太守

劉延《りゅうえん》

劉度《りゅうど》の嫡子《ちゃくし》

邢道栄《けいどうえい》

劉度《りゅうど》配下

趙範《ちょうはん》

鮑龍《ほうりゅう》

陳応《ちんおう》

金旋《きんせん》

武陵城太守

鞏志《きょうし》

韓玄《かんげん》

長沙の太守

宋謙《そうけん》

孫権の配下

戈定《かてい》

戈定《かてい》の弟

張遼の馬飼《うまかい》

喬国老《きょうこくろう》

二喬の父

呉夫人

馬騰

献帝

韓遂《かんすい》

黄奎

曹操の配下


李春香《りしゅんこう》

黄奎《こうけい》の姪

陳群《ちんぐん》

曹操の配下

龐徳《ほうとく》

馬岱《ばたい》

鍾繇《しょうよう》

曹操配下

鍾進《しょうしん》

鍾繇《しょうよう》の弟

曹操配下

丁斐《ていひ》

夢梅《むばい》

許褚

楊秋

侯選

李湛

楊阜《ようふ》

張魯《ちょうろ》

張衛《ちょうえい》

閻圃《えんほ》

劉璋《りゅうしょう》

張松《ちょうしょう》

劉璋配下

黄権《こうけん》

劉璋配下

のち劉備配下

王累《おうるい》

王累《おうるい》

李恢《りかい》

劉璋配下

のち劉備配下

鄧賢《とうけん》

劉璋配下

張任《ちょうじん》

劉璋配下

周善

孫権配下


呉妹君《ごまいくん》

董昭《とうしょう》

曹操配下

楊懐《ようかい》

劉璋配下

高沛《こうはい》

劉璋配下

劉巴《りゅうは》

劉璋配下

劉璝《りゅうかい》

劉璋配下

張粛《ちょうしゅく》

張松の兄


冷苞

劉璋配下

呉懿《ごい》

劉璋の舅

彭義《ほうぎ》

鄭度《ていど》

劉璋配下

韋康《いこう》

姜叙《きょうじょ》

夏侯淵《かこうえん》

趙昂《ちょうこう》

楊柏《ようはく》

張魯配下

楊松

楊柏《ようはく》の兄

張魯配下

費観《ひかん》

劉璋配下

穆順《ぼくじゅん》

楊昂《ようこう》

楊任

崔琰《さいえん》

曹操配下


雷同

郭淮《かくわい》

曹操配下

霍峻《かくしゅん》

劉備配下

夏侯尚《かこうしょう》

曹操配下

夏侯徳

曹操配下

夏侯尚《かこうしょう》の兄

陳式《ちんしき》

劉備配下

杜襲《としゅう》

曹操配下

慕容烈《ぼようれつ》

曹操配下

焦炳《しょうへい》

曹操配下

張翼

劉備配下

王平

曹操配下であったが、劉備配下へ。

曹彰《そうしょう》

楊修《ようしゅう》

曹操配下

夏侯惇

費詩《ひし》

劉備配下

王甫《おうほ》

劉備配下

呂常《りょじょう》

曹操配下

董衡《とうこう》

曹操配下

李氏《りし》

龐徳の妻

成何《せいか》

曹操配下

蒋済《しょうさい》

曹操配下

傅士仁《ふしじん》

劉備配下

徐商

曹操配下


廖化

劉備配下

趙累《ちょうるい》

劉備配下

朱然《しゅぜん》

孫権配下


潘璋

孫権配下

左咸《さかん》

孫権配下

馬忠

孫権配下

許靖《きょせい》

劉備配下

華歆《かきん》

曹操配下

呉押獄《ごおうごく》

典獄

司馬孚《しばふ》

司馬懿《しばい》の弟

賈逵《かき》


曹植


卞氏《べんし》

申耽《しんたん》

孟達の部下

范疆《はんきょう》

張飛の配下

張達

張飛の配下


関興《かんこう》

関羽の息子

張苞《ちょうほう》

張飛の息子

趙咨《ちょうし》

孫権配下

邢貞《けいてい》

孫桓《そんかん》

孫権の甥

呉班

張飛の配下

崔禹《さいう》

孫権配下

張南

劉備配下

淳于丹《じゅんうたん》

孫権配下

馮習

劉備配下


丁奉

孫権配下

傅彤《ふとう》

劉備配下

程畿《ていき》

劉備配下

趙融《ちょうゆう》

劉備配下

朱桓《しゅかん》

孫権配下


常雕《じょうちょう》

曹丕配下

吉川英治


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