第123話、魏延と黄忠

文字数 6,499文字

 劉備、涪城(ふじょう)を取って、これに()る。――と聞えわたるや、蜀中は鳴動した。

 とりわけ成都の混乱と、太守劉璋(りゅうしょう)(おどろ)きかたといったらない。

(はか)らざりき、今日、かくの如きことあらんとは」

 と、痛嘆する一部の側臣を尻目にかけ、劉璝(りゅうかい)冷苞(れいほう)張任(ちょうじん)鄧賢(とうけん)などは、

「それ見たことか」

 と、自分たちの先見を誇ってみたものの、いまは内輪もめしていられる場合でもない。


「お案じあるな、われわれ四将が、成都の精鋭五万をひっさげ、直ちに馳せおもむいて、雒県(らくけん)の嶮に彼らを防ぎ止めますから」


 劉璋もいまは、迷夢からさめたように、


「よいように」

 と、それらの人々に防ぎを一任するしかなかった。



 雒県(らくけん)の山脈と、往来の咽喉(のど)(やく)している、雒城(らくじょう)の要害とは、ちょうど成都と涪城(ふじょう)のあいだに在る。

 涪城から劉備が放しておいた斥候(ものみ)の一隊は、倉皇と立ち帰ってきてこう()らせた。

「蜀の四将が、全軍五万を、二手にわけて、一は雒城をかため、一は雒山の連峰をうしろにして、強固な陣地を構築しております」

 劉備はすぐ諸将に(はか)った。


「敵の先陣は、蜀の名将、冷苞(れいほう)鄧賢(とうけん)の二将と聞く。これを破るものは、成都に入る第一の功名といえよう。誰かすすんでそれを撃破してみせるものはないか」


 すると、幕将のうちでもいちばんの老将黄忠(こうちゅう)が、身をゆるがして、


「此方にお命じください」

 と、いった。

 云い終るか終らぬうちに、それとはまるで声からしてちがう者が、

「あいや、老黄忠のお年では、ちと敵が強過ぎよう。その先陣は、それがしにお命じ賜わりたい」


 と、横からその役を買って出た。

 誰かと見れば、魏延(ぎえん)である。序戦の勝敗は大局に影響する。なんぞ老将の手を借らんやと、魏延は気を吐いて、切に自身先鋒たらんことを(ねが)った。


「これは()な仰せかな」


 と、老黄忠も黙っていない。


「ご辺が(さきがけ)の功名をねがわるるはご随意だが、この黄忠を無用のごとくいわるるは聞きずてならん。何故、此方には勤まらぬといわれるか」


 詰め寄ると、魏延、


「あらためて申すまでもない。老いては血気弱く、あなたばかりではなく、誰にせよ、強敵を破るはまず難しいというのが常識であろう」


「お黙りなさい。老骨は必ず若い者に敵せぬという定則はない。むしろご辺のように、ただ若きにのみたのむ者こそ危ないといわねばなるまい」


「お年寄とゆるして程よく答えておれば口幅ったい広言。しからばいま君前において、いずれの志力腕力が秀でておるか勝負に及ばん。黄忠どの、起てっ」


「おう、(いな)みはいたさぬ」


 と、黄忠も階をおり、魏延も堂をおりて、すんでに、若虎老龍(じゃっころうりゅう)(ほこ)をとって闘おうとする様子に、劉備は驚いて堂上から一(かつ)に制した。


「ふたりとも控えぬか。ここに私闘を演じてわが軍に何の利があるぞ。敵を前に両名とも大人げない争い。断じて汝らには、わが先鋒の大役は命ぜられぬ」


 叱られて、黄忠も魏延も、共に地へひざまずき、面目なげに、うつ向いてしまった。

 ――と、龐統(ほうとう)が、劉備の気色をとりなして、かくまでに熱望するものを他人に命ぜられては、せっかくの英気をいたく(くじ)きましょう。かくなされては如何と、一策を出して、劉備の許容を求めた。

 もとより劉備も本心から怒ったのではない。むしろ幕下の大将がかくまで旺盛な戦意を抱いていることは彼としてよろこばしいほどであったから、

「龐統にまかせる。よいように裁け」

 といいつけた。

 で、龐統が二人へいうには、

「いま蜀の冷苞(れいほう)鄧賢(とうけん)の二将は、雒山(らくざん)山脈を負うて左右二翼にわかれて陣取る。御身らも二手にわかれて、その一方に当れ。いずれでも早く敵陣を粉砕して味方の旗を(かか)げたものを第一の功名とするであろう」


 黄忠、魏延は勇躍して進軍した。龐統はまた劉備にいった。


「あのふたりは必ず途中で味方喧嘩をしますよ。君にも即刻、兵をつれて彼らの後陣におつづき下さい」


「涪城の守りは」


「龐統が承ります」


「では行って参る」

 と、劉備もまた用意して、関羽の養子関平と、劉封の二将をつれ、その日ただちに雒県へ急いだ。



 黄忠勢、魏延の勢、ほとんど一軍のように、やがて敵前に、先鋒の備えを立てた。

 魏延は、物見の兵に訊ねた。


「どうだ。黄忠の軍勢も、もう布陣を終ったか」


「整然と終っています。夕刻を過ぎてから、ふたたび兵糧を(かし)ぐ煙があがっていましたから、察するに、深更、陣を払い、左の山路をとって夜明けに敵へ攻めかかろうとしているのではないかと思われます」


「そいつは、油断がならぬ。ぐずぐずしていると、黄忠にだし抜かれよう」


 魏延の眼中には早、敵はない。ただ味方の黄忠に先んじられて、味方の者に面目を欠くことのみいたくおそれた。

 いや、黄忠を押しのけて、独り功名を誇ろうとする気ばかり(つの)った。


「わが隊は、二(こう)に兵糧をつかい、三更にここを立つぞ」


 魏延の命令は、士卒たちの予想をこえて、ひどく急だったから、一同は大いにあわてた。

 元来、涪城(ふじょう)を発するとき、二将は劉備の前で、あらかじめ作戦の方針を聞き、

(黄忠は敵の冷苞(れいほう)に当り、魏延は鄧賢(とうけん)の陣を突破する)

 と約束してきたのであるが、ここに来てから魏延の思うらく、


(それだけでは、さまでの功ともいえない。自分一手で、冷苞の陣も破り、続いて、鄧賢の軍も粉砕して、老黄忠の鼻をあかしてくれねばならん)

 と、考え、にわかに、陣払いの時刻を早め、道もかえて、黄忠の進むべき左の山へ進路をとった。

 夜どおし山を踏み越えてゆくと未明に敵陣が見えた。

「見ろ。敵は霧の底にまだ眠っている。一気に蹴やぶれ」


 どっと、山を離れて、敵営へ迫った。


「来たか、魏延」


 敵は八文字に営門をひらいて、堂々、彼の軍を迎え一斉に弓をはなった。

 冷苞はその中から馬をすすめて魏延に決戦を挑む。望むところと魏延は大いに戦ったが、そのうちに後方から崩れだした。


「はて?」
 と、気をくばってみると、不覚不覚、山路のほうから敵の伏兵が現れたらしい。いつのまにか魏延の隊は腹背ともに()(つづみ)につつまれていた。

「南無三」


 魏延は冷苞を捨てて野の方、五、六里も逃げ退いた。

 ところが、野末の森や山ぎわからむらむらと起ってきた一軍が、

「魏延魏延。どこへ行く気か」

「快く降参してしまえ」

 と、口々に呼ばわりながら鼓を鳴らし喊声(かんせい)を震わせておおいつつんで来た。


「やや。鄧賢(とうけん)の兵か」


 魏延は、狼狽して、また逃げ道をかえた。


「卑怯ッ」

 誰か、追ってくる。

 振り向いてみると、これなん蜀の猛将鄧賢だった。


「待て、魏延ッ」


 鄧賢は、大槍を頭上に持って、悍馬(かんば)の背にのびあがった。

 あわや、槍は飛んで、魏延の背を串刺(くしざ)しにするかと思われた。

 そのとき一本の白羽箭(びゃくうぜん)が風を切ってどこからか飛んできた。あッと、虚空へ絶叫をあげたのは鄧賢だった。白い矢は彼の喉ぶえ深く喰いついていたのである。長槍を持ったままその体は勢いよく地上へ転げている。

 鄧賢の戦友冷苞(れいほう)は、それと見るや鄧賢に代って、さらに、魏延を追いまわした。魏延の周囲にはもう味方の一兵も見えなかった。

 するとたちまち、堂々の金鼓、颯々の旗、一彪の軍馬は、野を横ぎって、冷苞勢の横を打ってきた。

「黄忠ここにあり、(ひる)むなかれ魏延」


 真先にあるは老将黄忠であった。弓を持っている。矢を放って、先に彼の危急を救ったのも、彼だった。

 この奇襲に、冷苞の勝色は、たちまち変じて、敗色を呈し、算をみだして、劉璝(りゅうかい)の陣地へ退却して行ったが、おどろくべし、そこの営内にはすでに見馴れない他人の旗が翩翻(へんぽん)とたなびいていた。


 先に廻って、ここを占領していたのは、劉備の命をうけた関平の一軍だった。


「や、や。いつのまに」


 冷苞は帰るに陣もなく、狼狽の極、馬をめぐらして山間(やまあい)へ逃げこんだ。

「かかったぞ。網の中に」

 たちまち、熊手や投げ縄が、八方の叢林(そうりん)から飛び出して、彼を馬の背から(から)め落した。


「大物を捕ったぞ」


 ここに彼を待って奇功を獲たのは、魏延であった。魏延の得意なことはいうまでもない。

 実は、彼としては、軍法を犯してまで黄忠を抜駈けしたものの、序戦には大敗を喫し、多くの兵を損じたので、

(何か一手柄たてねば味方の者にあわせる顔もないが)

 と、独り焦躁していたところに敵の一大将を捕虜にしたのであるから、その満足感はなおさら大きかった。

 蜀兵の捕虜は、このほかにもおびただしく劉備の後陣へ送られてきた。とまれ第一戦はまず味方の大勝に帰したわけであるから、劉備は将士に恩賞を(わか)ち、降兵はことごとくゆるして、それぞれの部隊に配属させた。

 ときに、老黄忠は、劉備の前に出てこう訴えた。

「抜駆けは軍法の大禁。魏延はまさに公然それを犯したものです。ご処分を下し給わねば軍紀の(みだ)れとなりましょう」


「魏延を呼べ」


 劉備の使いに、魏延は直ちに、虜将(りょしょう)冷苞(れいほう)を自身でひいて来た。

 それを見ると劉備は、この勇将を軍法に処す気になれなかった。その愛を内に秘めて彼はこう魏延を叱った。


「聞けばそちは、すでに危ういところを、黄忠の矢に救われたというではないか。予のまえで黄忠に恩を謝せ」


 魏延は、黄忠に向って、


「貴公の一()がなければ、鄧賢(とうけん)のために討たれていたかも知れない。つつしんで高恩を謝します」

 と、ひざまずいて頓首した。

 劉備はそれを見ながら、もう一言詫びよといった。魏延は抜駈けのことだと察したので、

「それがし、若輩のため、気のみはやって、時刻や進路をあやまり、自ら危地へ(おちい)ったこと、面目もありません。しかしこれもみな一途(いちず)君恩に(こた)えんためのみ、どうかご寛容ねがいたい」


 黄忠はもう何もいえなくなった。劉備は老黄忠の年にめげなき働きを賞して、


「目ざす成都に入城したあかつきには必ず重く賞すであろう」

 と、約した。

 劉備はまた捕虜の大将冷苞を説いて、

「君に鞍馬(あんば)を与えよう。雒城(らくじょう)へ帰って、君の友を説き、城をひらいて無血に予へ渡されい。しかる後には、かならず重く用い、卿らの一門にも、以前にまさる繁栄を約束する」


 縄を解かれた上、ねんごろに陣外へ放されたので、冷苞は大よろこびで雒城へ飛んで行った。――魏延は見送って、


「あいつ、きっと、帰ってきませんぞ」


 と、いまいましげに呟いたが、劉備は、


「帰らなければ、彼が信義を失うだけだ」

 と、いった。

 果たせるかな、冷苞は帰らない。雒城へ入ると、味方の劉璝や張任(ちょうじん)に会って、


「いちどは敵に生け捕られたが、番の兵を斬り殺して逃げてきた」


 と偽り、序戦は敗れたかたちだが、劉備の如き、何ものでもない。などと敗将の気焔はかえって旺盛なものだった。

「何よりは、もっと兵力を」

 と、この三将から成都へ頻々(ひんぴん)と援軍が求められた。

 ほどなく、劉璋の嫡子劉循(りゅうじゅん)、その祖父呉懿(ごい)、二万余騎をひきいて、雒城へ援けにきた。この軍のうちには、蜀軍の常勝王といわれた呉蘭(ごらん)将軍、雷同(らいどう)将軍なども加わっていた。

 だが総帥(そうすい)は、その年齢からいっても、太守劉璋の舅たる格からいっても当然、呉懿(ごい)その人であった。

「いま、涪江(ふこう)水嵩(みずかさ)は高い。敵の陣地を一(すい)に洗い流してしまえ」


 呉懿はここへ着くとこういう命令を出した。そこで五千の鋤鍬(すきくわ)部隊は、夜陰を待って、涪江(ふこう)の堤防を決潰(けっかい)すべく、待機を命じられた。


 奪取した二ヵ所の陣地に、黄忠と魏延の二軍を入れて、涪水(ふすい)の線を守らせ、劉備はひとまず涪城へかえった。

 折からまた、遠くへ行った細作(ものみ)が帰ってきて、蜀外の異変をもたらした。

「呉の孫権が、漢中の張魯(ちょうろ)へ、謀略の密使をさし向けました。呉は満腔の同情をもって、貴国へ対し、兵力軍需の援助を惜しまぬものであると。――(おだ)てに乗って張魯はたちまち力を得、かねての野望を達せんと、漢中軍をもって葭萌関(かぼうかん)へ攻めかかりました」

 劉備は驚倒せんばかり顔いろを変えた。すぐ龐統(ほうとう)をよび、

「もし葭萌関を張魯に(やく)されてしまったら、蜀と荊州の連絡は断たれ、退くも進むもできなくなる。誰を防ぎにやったらよかろう」


孟達(もうたつ)がよいでしょう」


 すぐ孟達は呼ばれた。けれど彼はこう献策して、もう一人の大将を求めた。


「もと荊州にいて、劉表の中郎将だった霍峻(かくしゅん)というものが、ご陣中に従っております。地味な人物で、これまでも余り華やかな軍功はありませんが、この人と共に行くなら、万全を期せられるかと思います」


「望みにまかせる」


 ゆるされて、霍峻にも同様の命が下り、即日ふたりは葭萌関(かぼうかん)の守備に急いだ。

 その出立を励まして、龐統が仮の自邸(やしき)へ帰ってきた日である。居室に落着いていると、門衛の者が、あわてて、

「変なお客が見えましたが」と、主人の意を伺いにきた。


「変な客? ……いったいどんな風采をした男かね」


身長(みのたけ)七尺もありそうです。おかしいのは、髪を短く切って、襟の辺に垂らしていることで、容貌はまず、雄偉とでもいいましょうか。まあ、壮士でございますよ、ひと口にいえば」


「どれ、どれ」


 無造作な(あるじ)は、ずかずか自分で出て行ってみた。

 見ると、玄関を上がって、そこの床の上に、仰向けに寝ている男がある。浪人生活は自分も長年体験している龐統も、この不作法な壮士には、あきれ顔に、眼をみはった。


「おい。先生」


「やあ、君が主人か」


「主人かもないもんだ。いったい貴殿は、どこの何者だ」


「汝は客を敬うことを知らんか。まず礼を尽せ。その後に天下の大事を語ろう」


「おどろいたな」


「何を(おどろ)く。龐統ともあろうものが」


「はははは。まず起き給え」


「まず酒食の支度をさきにしろ」


「もうできている」


「では通ろう。どこだ」


「こちらへ来給え」


 室へ導いて、上座を与え、酒食をすすめると、遠慮などはしない。実によく喰う。また痛飲する。

 だが、天下の大事はなかなか云いださない。そのうちに、飲むだけ飲むと、ごろりと横になって寝てしまった。


「ひどい奴もあるものだ」


 その不敵さに、舌を巻いていると、法正(ほうせい)が急ぎ足にやって来た。法正なら蜀の事情にも人物にも通じているにちがいないから、客の飲んでいるあいだに、使いを走らせて、招いたのである。

「やあ、ご足労をわずらわして申しわけない。実は、そこに大酔して眠っている人間だが、いったいこれは何者ですかな」


 法正は、その寝顔をのぞきこむと、手を打って、


永年(えいねん)だ。これは、永年という愉快な男ですよ」

 と、いった。

 その声に眼をさまして、永年はむくむくと起き出した。

 そして顔を見合うと、

「なんだ、法正か」

 と、おたがいにまた、手をたたいて笑った。

 龐統は、呆っ気にとられて、

「親友か、おふたりは」
「そうです」
 と、法正は誇るように肯定した。
「この人は、彭義(ほうぎ)(あざな)を永年といい、蜀中の名士です。ところが、主君劉璋(りゅうしょう)に直言を呈し、あまり強く(いさ)めたため、官職を剥がれた上に、髪を短く切られてしまったのですよ。あはははは」
「わははは」

 他人事(ひとごと)みたいに、永年も一緒になって笑った。


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登場人物紹介

劉備玄徳

劉備玄徳

ひげ

劉備玄徳

劉備玄徳

諸葛孔明《しょかつこうめい》

張飛

張飛

髭あり

張飛

関羽

関羽


関平《かんぺい》

関羽の養子

趙雲

趙雲

張雲

黄忠《こうちゅう》

魏延《ぎえん》

馬超

厳顔《げんがん》

劉璋配下から劉備配下

龐統《ほうとう》

糜竺《びじく》

陶謙配下

後劉備の配下

糜芳《びほう》

糜竺《びじく》の弟

孫乾《そんけん》

陶謙配下

後劉備の配下

陳珪《ちんけい》

陳登の父親

陳登《ちんとう》

陶謙の配下から劉備の配下へ、

曹豹《そうひょう》

劉備の配下だったが、酒に酔った張飛に殴られ裏切る

周倉《しゅうそう》

もと黄巾の張宝《ちょうほう》の配下

関羽に仕える

劉辟《りゅうへき》

簡雍《かんよう》

劉備の配下

馬良《ばりょう》

劉備の配下

伊籍《いせき》

法正

劉璋配下

のち劉備配下

劉封

劉備の養子

孟達

劉璋配下

のち劉備配下

商人

宿屋の主人

馬元義

甘洪

李朱氾

黄巾族

老僧

芙蓉

芙蓉

糜夫人《びふじん》

甘夫人


劉備の母

劉備の母

役人


劉焉

幽州太守

張世平

商人

義軍

部下

黄巾族

程遠志

鄒靖

青州太守タイシュ龔景キョウケイ

盧植

朱雋

曹操

曹操

やけど

曹操

曹操


若い頃の曹操

曹丕《そうひ》

曹丕《そうひ》

曹嵩

曹操の父

曹洪


曹洪


曹徳

曹操の弟

曹仁

曹純

曹洪の弟

司馬懿《しばい》仲達《ちゅうたつ》

曹操配下


楽進

楽進

夏侯惇

夏侯惇《かこうじゅん》

夏侯惇

曹操の配下

左目を曹性に射られる。

夏侯惇

曹操の配下

左目を曹性に射られる。

韓浩《かんこう》

曹操配下

夏侯淵

夏侯淵《かこうえん》

典韋《てんい》

曹操の配下

悪来と言うあだ名で呼ばれる

劉曄《りゅうよう》

曹操配下

李典

曹操の配下

荀彧《じゅんいく》

曹操の配下

荀攸《じゅんゆう》

曹操の配下

許褚《きょちょ》

曹操の配下

許褚《きょちょ》

曹操の配下

徐晃《じょこう》

楊奉の配下、後曹操に仕える

史渙《しかん》

徐晃《じょこう》の部下

満寵《まんちょう》

曹操の配下

郭嘉《かくか》

曹操の配下

曹安民《そうあんみん》

曹操の甥

曹昂《そうこう》

曹操の長男

于禁《うきん》

曹操の配下

王垢《おうこう》

曹操の配下、糧米総官

程昱《ていいく》

曹操の配下

呂虔《りょけん》

曹操の配下

王必《おうひつ》

曹操の配下

車冑《しゃちゅう》

曹操の配下、一時的に徐州の太守

孔融《こうゆう》

曹操配下

劉岱《りゅうたい》

曹操配下

王忠《おうちゅう》

曹操配下

張遼

呂布の配下から曹操の配下へ

張遼

蒋幹《しょうかん》

曹操配下、周瑜と学友

張郃《ちょうこう》

袁紹の配下

賈詡

賈詡《かく》

董卓

李儒

董卓の懐刀

李粛

呂布を裏切らせる

華雄

胡軫

周毖

李傕

李別《りべつ》

李傕の甥

楊奉

李傕の配下、反乱を企むが失敗し逃走

韓暹《かんせん》

宋果《そうか》

李傕の配下、反乱を企むが失敗

郭汜《かくし》

郭汜夫人

樊稠《はんちゅう》

張済

張繍《ちょうしゅう》

張済《ちょうさい》の甥

胡車児《こしゃじ》

張繍《ちょうしゅう》配下

楊彪

董卓の長安遷都に反対

楊彪《ようひょう》の妻

黄琬

董卓の長安遷都に反対

荀爽

董卓の長安遷都に反対

伍瓊

董卓の長安遷都に反対

趙岑

長安までの殿軍を指揮

徐栄

張温

張宝

孫堅

呉郡富春(浙江省・富陽市)の出で、孫子の子孫

孫静

孫堅の弟

孫策

孫堅の長男

孫権《そんけん》

孫権

孫権

孫堅の次男

朱治《しゅち》

孫堅の配下

呂範《りょはん》

袁術の配下、孫策に力を貸し配下になる

周瑜《しゅうゆ》

孫策の配下

周瑜《しゅうゆ》

周瑜

張紘

孫策の配下

二張の一人

張昭

孫策の配下

二張の一人

蒋欽《しょうきん》

湖賊だったが孫策の配下へ

周泰《しゅうたい》

湖賊だったが孫策の配下へ

周泰《しゅうたい》

孫権を守って傷を負った

陳武《ちんぶ》

孫策の部下

太史慈《たいしじ》

劉繇《りゅうよう》配下、後、孫策配下


元代

孫策の配下

祖茂

孫堅の配下

程普

孫堅の配下

程普

孫堅の配下

韓当

孫堅の配下

黄蓋

孫堅の部下

黄蓋《こうがい》

桓楷《かんかい》

孫堅の部下


魯粛《ろしゅく》

孫権配下

諸葛瑾《しょかつきん》

諸葛孔明《しょかつこうめい》の兄

孫権の配下


呂蒙《りょもう》

孫権配下

虞翻《ぐほん》

王朗の配下、後、孫策の配下

甘寧《かんねい》

劉表の元にいたが、重く用いられず、孫権の元へ

甘寧《かんねい》

凌統《りょうとう》

凌統《りょうとう》

孫権配下


陸遜《りくそん》

孫権配下

張均

督郵

霊帝

劉恢

何進

何后

潘隠

何進に通じている禁門の武官

袁紹

袁紹

劉《りゅう》夫人

袁譚《えんたん》

袁紹の嫡男

袁尚《えんしょう》

袁紹の三男

高幹

袁紹の甥

顔良

顔良

文醜

兪渉

逢紀

冀州を狙い策をねる。

麹義

田豊

審配

袁紹の配下

沮授《そじゅ》

袁紹配下

郭図《かくと》

袁紹配下


高覧《こうらん》

袁紹の配下

淳于瓊《じゅんうけい》

袁紹の配下

酒が好き

袁術

袁胤《えんいん》

袁術の甥

紀霊《きれい》

袁術の配下

荀正

袁術の配下

楊大将《ようたいしょう》

袁術の配下

韓胤《かんいん》

袁術の配下

閻象《えんしょう》

袁術配下

韓馥

冀州の牧

耿武

袁紹を国に迎え入れることを反対した人物。

鄭泰

張譲

陳留王

董卓により献帝となる。

献帝

献帝

伏皇后《ふくこうごう》

伏完《ふくかん》

伏皇后の父

楊琦《ようき》

侍中郎《じちゅうろう》

皇甫酈《こうほれき》

董昭《とうしょう》

董貴妃

献帝の妻、董昭の娘

王子服《おうじふく》

董承《とうじょう》の親友

馬騰《ばとう》

西涼の太守

崔毅

閔貢

鮑信

鮑忠

丁原

呂布


呂布

呂布

呂布

厳氏

呂布の正妻

陳宮

高順

呂布の配下

郝萌《かくほう》

呂布配下

曹性

呂布の配下

夏侯惇の目を射った人

宋憲

呂布の配下

侯成《こうせい》

呂布の配下


魏続《ぎぞく》

呂布の配下

王允

貂蝉《ちょうせん》

孫瑞《そんずい》

王允の仲間、董卓の暗殺を謀る

皇甫嵩《こうほすう》

丁管

越騎校尉の伍俘

橋玄

許子将

呂伯奢

衛弘

公孫瓉

北平の太守

公孫越

王匡

方悦

劉表

蔡夫人

劉琦《りゅうき》

劉表の長男

劉琦《りゅうき》

劉表の長男

蒯良

劉表配下

蒯越《かいえつ》

劉表配下、蒯良の弟

黄祖

劉表配下

黄祖

陳生

劉表配下

張虎

劉表配下


蔡瑁《さいぼう》

劉表配下

呂公《りょこう》

劉表の配下

韓嵩《かんすう》

劉表の配下

牛輔

金を持って逃げようとして胡赤児《こせきじ》に殺される

胡赤児《こせきじ》

牛輔を殺し金を奪い、呂布に降伏するも呂布に殺される。

韓遂《かんすい》

并州《へいしゅう》の刺史《しし》

西涼の太守|馬騰《ばとう》と共に長安をせめる。

陶謙《とうけん》

徐州《じょしゅう》の太守

張闓《ちょうがい》

元黄巾族の陶謙の配下

何曼《かまん》

截天夜叉《せってんやしゃ》

黄巾の残党

何儀《かぎ》

黄巾の残党

田氏

濮陽《ぼくよう》の富豪

劉繇《りゅうよう》

楊州の刺史

張英

劉繇《りゅうよう》の配下


王朗《おうろう》

厳白虎《げんぱくこ》

東呉《とうご》の徳王《とくおう》と称す

厳与《げんよ》

厳白虎の弟

華陀《かだ》

医者

鄒氏《すうし》

未亡人

徐璆《じょきゅう》

袁術の甥、袁胤《えんいん》をとらえ、玉璽を曹操に送った

鄭玄《ていげん》

禰衡《ねいこう》

吉平

医者

慶童《けいどう》

董承の元で働く奴隷

陳震《ちんしん》

袁紹配下

龔都《きょうと》

郭常《かくじょう》

郭常《かくじょう》の、のら息子

裴元紹《はいげんしょう》

黄巾の残党

関定《かんてい》

許攸《きょゆう》

袁紹の配下であったが、曹操の配下へ

辛評《しんひょう》

辛毘《しんび》の兄

辛毘《しんび》

辛評《しんひょう》の弟

袁譚《えんたん》の配下、後、曹操の配下

呂曠《りょこう》

呂翔《りょしょう》の兄

呂翔《りょしょう》

呂曠《りょこう》の弟


李孚《りふ》

袁尚配下

王修

田疇《でんちゅう》

元袁紹の部下

公孫康《こうそんこう》

文聘《ぶんぺい》

劉表配下

王威

劉表配下

司馬徽《しばき》

道号を水鏡《すいきょう》先生

徐庶《じょしょ》

単福と名乗る

劉泌《りゅうひつ》

徐庶の母

崔州平《さいしゅうへい》

孔明の友人

諸葛均《しょかつきん》

石広元《せきこうげん》

孟公威《もうこうい》

媯覧《ぎらん》

戴員《たいいん》

孫翊《そんよく》

徐氏《じょし》

辺洪

陳就《ちんじゅ》

郄慮《げきりょ》

劉琮《りゅうそう》

劉表次男

李珪《りけい》

王粲《おうさん》

宋忠

淳于導《じゅんうどう》

曹仁《そうじん》の旗下《きか》

晏明

曹操配下

鍾縉《しょうしん》、鍾紳《しょうしん》

兄弟

夏侯覇《かこうは》

歩隲《ほしつ》

孫権配下

薛綜《せっそう》

孫権配下

厳畯《げんしゅん》

孫権配下


陸績《りくせき》

孫権の配下

程秉《ていへい》

孫権の配下

顧雍《こよう》

孫権配下

丁奉《ていほう》

孫権配下

徐盛《じょせい》

孫権配下

闞沢《かんたく》

孫権配下

蔡薫《さいくん》

蔡和《さいか》

蔡瑁の甥

蔡仲《さいちゅう》

蔡瑁の甥

毛玠《もうかい》

曹操配下

焦触《しょうしょく》

曹操配下

張南《ちょうなん》

曹操配下

馬延《ばえん》

曹操配下

張顗《ちょうぎ》

曹操配下

牛金《ぎゅうきん》

曹操配下


陳矯《ちんきょう》

曹操配下

劉度《りゅうど》

零陵の太守

劉延《りゅうえん》

劉度《りゅうど》の嫡子《ちゃくし》

邢道栄《けいどうえい》

劉度《りゅうど》配下

趙範《ちょうはん》

鮑龍《ほうりゅう》

陳応《ちんおう》

金旋《きんせん》

武陵城太守

鞏志《きょうし》

韓玄《かんげん》

長沙の太守

宋謙《そうけん》

孫権の配下

戈定《かてい》

戈定《かてい》の弟

張遼の馬飼《うまかい》

喬国老《きょうこくろう》

二喬の父

呉夫人

馬騰

献帝

韓遂《かんすい》

黄奎

曹操の配下


李春香《りしゅんこう》

黄奎《こうけい》の姪

陳群《ちんぐん》

曹操の配下

龐徳《ほうとく》

馬岱《ばたい》

鍾繇《しょうよう》

曹操配下

鍾進《しょうしん》

鍾繇《しょうよう》の弟

曹操配下

丁斐《ていひ》

夢梅《むばい》

許褚

楊秋

侯選

李湛

楊阜《ようふ》

張魯《ちょうろ》

張衛《ちょうえい》

閻圃《えんほ》

劉璋《りゅうしょう》

張松《ちょうしょう》

劉璋配下

黄権《こうけん》

劉璋配下

のち劉備配下

王累《おうるい》

王累《おうるい》

李恢《りかい》

劉璋配下

のち劉備配下

鄧賢《とうけん》

劉璋配下

張任《ちょうじん》

劉璋配下

周善

孫権配下


呉妹君《ごまいくん》

董昭《とうしょう》

曹操配下

楊懐《ようかい》

劉璋配下

高沛《こうはい》

劉璋配下

劉巴《りゅうは》

劉璋配下

劉璝《りゅうかい》

劉璋配下

張粛《ちょうしゅく》

張松の兄


冷苞

劉璋配下

呉懿《ごい》

劉璋の舅

彭義《ほうぎ》

鄭度《ていど》

劉璋配下

韋康《いこう》

姜叙《きょうじょ》

夏侯淵《かこうえん》

趙昂《ちょうこう》

楊柏《ようはく》

張魯配下

楊松

楊柏《ようはく》の兄

張魯配下

費観《ひかん》

劉璋配下

穆順《ぼくじゅん》

楊昂《ようこう》

楊任

崔琰《さいえん》

曹操配下


雷同

郭淮《かくわい》

曹操配下

霍峻《かくしゅん》

劉備配下

夏侯尚《かこうしょう》

曹操配下

夏侯徳

曹操配下

夏侯尚《かこうしょう》の兄

陳式《ちんしき》

劉備配下

杜襲《としゅう》

曹操配下

慕容烈《ぼようれつ》

曹操配下

焦炳《しょうへい》

曹操配下

張翼

劉備配下

王平

曹操配下であったが、劉備配下へ。

曹彰《そうしょう》

楊修《ようしゅう》

曹操配下

夏侯惇

費詩《ひし》

劉備配下

王甫《おうほ》

劉備配下

呂常《りょじょう》

曹操配下

董衡《とうこう》

曹操配下

李氏《りし》

龐徳の妻

成何《せいか》

曹操配下

蒋済《しょうさい》

曹操配下

傅士仁《ふしじん》

劉備配下

徐商

曹操配下


廖化

劉備配下

趙累《ちょうるい》

劉備配下

朱然《しゅぜん》

孫権配下


潘璋

孫権配下

左咸《さかん》

孫権配下

馬忠

孫権配下

許靖《きょせい》

劉備配下

華歆《かきん》

曹操配下

呉押獄《ごおうごく》

典獄

司馬孚《しばふ》

司馬懿《しばい》の弟

賈逵《かき》


曹植


卞氏《べんし》

申耽《しんたん》

孟達の部下

范疆《はんきょう》

張飛の配下

張達

張飛の配下


関興《かんこう》

関羽の息子

張苞《ちょうほう》

張飛の息子

趙咨《ちょうし》

孫権配下

邢貞《けいてい》

孫桓《そんかん》

孫権の甥

呉班

張飛の配下

崔禹《さいう》

孫権配下

張南

劉備配下

淳于丹《じゅんうたん》

孫権配下

馮習

劉備配下


丁奉

孫権配下

傅彤《ふとう》

劉備配下

程畿《ていき》

劉備配下

趙融《ちょうゆう》

劉備配下

朱桓《しゅかん》

孫権配下


常雕《じょうちょう》

曹丕配下

吉川英治


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