セリフ詳細

「そうそう、ご紹介するのを忘れていた。これは道尉陳宮(ちんきゅう)という者で、中牟県(ちゅうぼうけん)の関門を守備しており、私を曹操と見破って召捕えたくらいな英傑ですが、胸中の大志を語り合ってみたところ、時勢に鬱勃(うつぼつ)たる同憂の士だということが分ったので、陳宮は官を捨て、私は檻を破って、共にこれまでたずさえ合って逃げ走って来たというわけです」


作品タイトル:三国志

エピソード名:第25話、陳宮の迷い

作者名:畑山  hatakeyama

126|歴史|完結|156話|1,238,935文字

三国志

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青空文庫より、吉川英治、三国志をチャットノベル化
幾分、内容文章を変えています。