第4話、芙蓉姫

文字数 5,845文字

 それは約五十名ほどの賊の小隊であった。馬に乗っている二、三の賊将が何かいっていたように見えたが、やがて、馬元義の姿を見かけ、寺のほうへ向って近づいてきた。

「やあ、李朱氾(りしゅはん)。遅かったじゃないか」


 馬元義は、石段から伸び上がっていうと、


「おう大方(だいほう)、これにいたか」


 と、李と呼ばれた男も、そのほかの仲間も、つづいて馬の鞍から降りた。


「峠の孔子廟(こうしびょう)で待っているというから、あれへ行った所、姿が見えない。どうしたのかと思っていたら、壁に書かれていた字にすぐに気がつかず、大まごつきだ。遅くなってしまった」


 と、汗をふきふき、馬元義に向っていった。

「ところで、収穫(みいり)はどうだな。洛陽船を(あて)に、諸方の商人が泊っていた筈だが」


「大していう程の収穫もなかったが、一村焼き払っただけの物はあった。その財物は皆、荷駄にして、例の通りわれわれの営倉へ送っておいた」
「近頃は人民どもも、金を隠しておく方法をおぼえたり、商人なども、隊伍を組んで、俺たちが襲うまえに、うまく逃げ散ってしまうので、だんだん以前のようにうまいわけには行かなくなったなあ」

「ウム、そういえば、先夜も一人惜しいやつを取り逃がしたよ」


「惜しい奴? ――それは何か高価な財宝でも持っていたのか」


「なあに、砂金や宝石じゃないが、洛陽船から、茶を交易した男があるんだ。知っての通り、盟主張角様には、茶ときては、眼のない好物。これはぜひ(かす)めとって、大賢良師(だいけんりょうし)へ、ご献納しようと、そいつの泊った旅籠(はたご)も目ぼしをつけておき、その近所から焼き払って踏みこんだところ、いつの間にか、逃げ失せてしまって、とうとう見つからない。――こいつあ失策だったよ」


 賊の李朱氾(りしゅはん)は、劉備のすぐそばで、それを大声で話していた。

 劉備は、驚いた。

 思わず、懐中(ふところ)に秘していた(すず)の小さい茶壺(ちゃつぼ)をそっとさわってみた。

「そいつは、何歳ぐらいの、どんな男だ」


「そうさな。俺も見たわけでないが、()ぎつけた部下のはなしによると、まだ若いみすぼらしい風態(ふうてい)の男だが、どこか凛然(りんぜん)としているから、油断のならない人間かも知れないといっていたが」


「ふうむ、ひょっとしたら、この男ではないのか」


 馬元義は、すぐ傍らにいる劉備を指さした。


「え?」


 李は、意外な顔をしたが、馬元義から、劉備が孔子廟にいたことを聞くと、にわかに怪しみ疑って、


「そいつかもしれない。――おいっ、丁峰(ていほう)、丁峰」


 と、たむろさせてある部下へ向ってどなった。


 手下の丁峰は、呼ばれて馳けてきた。李は、黄河で茶を交易した若者は、この男ではないかと、劉の顔を指さした。

 丁は、劉青年を見ると、惑うこともなくすぐ答えた。

「あ。この男です。この若い男に違いありません」


「よし」


 李は、そういって、丁峰を退けると、いきなり劉備の手をねじあげた。
「こら、貴様は茶をかくしているというじゃないか。その茶壺をこれへ出せ」

 劉備を脅した。


「出さぬと、ぶった斬るぞ。今もいった通り、張角良師のご好物だが、良師のご威勢でさえ、めったに手にはいらぬ程の物だ。貴様のような下民などが、茶を持ったところで、何となるものか。われわれの手を経て、良師へ献納してやる」

 劉備は、云いのがれのきかないことを、はやくも観念した。しかし、故郷の母が、いかにそれを楽しみに待っているかを思うと、自分の命を求められたより辛かった。


(何とか、ここをのがれる工夫はないものか)


 となお、未練をもって、痛みをこらえていると、李朱氾の靴は、気早に劉備の腰を蹴とばした。

 よろめく劉備の襟がみを、つかみもどして、

「あれに、血に飢えている五十の部下がこちらを見て、()を欲しがっているのが、眼に見えないか。返辞をしろ」

 と、威猛高(いたけだか)にいった。

 劉備は二人の足の前で、そうしてひれ伏したまま、まだ、母の歓びを売って、この場を助かる気持になれないでいたが、ふと、眼を上げると、寺門の陰にたたずんで、こちらを覗いていた最前の老僧が、

(何でも与えてしまえ、与えてしまえ)と、声を出さず口を動かし、手真似をもって、しきりと彼の善処をうながしている。

(そうだ。この身体を傷つけたら、母にも大不孝となる)
 と思って、心をきめたが、それでもまだ懐中(ふところ)の茶壺は出さなかった。腰に()いている剣の帯革を解いて、
「これこそは、父の遺物(かたみ)ですから、自分の命の次の物ですが、これを献上します。ですから、茶だけは見のがして下さい」

 と哀願した。

 すると、馬元義は、

「おう、その剣は、俺がさっきから眼をつけていたのだ。貰っておいてやる」
()り上げて、
「茶のことは、俺は知らん」
と、うそぶいた。

 李朱氾(りしゅはん)は、前にもまして怒りだして、一方へ剣を渡して、俺になぜ茶壺を渡さないかと責めた。

 劉備は、やむなく、肌深く持っていた(すず)の小壺まで出してしまった。李は、宝珠(ほうしゅ)をえたように、両掌(りょうて)を捧げて、


「これだ、これだ。洛陽の銘葉(めいよう)に違いない。さだめし良師がおよろこびになるだろう」

 と、いった。

 賊の小隊はすぐ先へ出発する予定らしかったが、ひとりの物見が来て、ここから十里ほどの先の河べりに、県の吏軍が約五百ほど野陣を張り、われわれを捜索しているらしいという報告をもたらした。で、にわかに、「では、今夜はここへ泊れ」となって、約五十の黄巾賊は、そのまま寺を宿舎にして、携帯の糧嚢(りょうのう)を解きはじめた。

 

 今のうちに逃げなければ、賊軍として討伐されかねないと、夕方の炊事の混雑をうかがって、劉備は、そっと外へ踏みだしかけた。

「おい。どこへ行く」


 賊の哨兵(しょうへい)に、見つかるとたちまち、大勢して彼を包囲し、奥にいる馬元義と李朱氾へすぐ知らせた。





 劉備は縛られ、斎堂(さいどう)の丸柱にくくりつけられた。

 そこは石畳の床に、太い丸柱と、小さい窓しかない石室だった。

「やい劉。貴様は、おれの眼をかすめて、逃げようとしたそうだな。ひょっとしたら、てめえは官の密偵じゃねぇか。いいや違えねえ。――十里ほど先まで、県軍がきて野陣を張っているそうだから、それを聞いて連絡を取るために、抜け出そうとしたのだろう」
 馬元義は劉備を蹴った。

「官の密偵か、洛陽の隠密か。いずれにしても、茶なんて滅多にない珍しい物を手に入れられるんだ。てめぇは国の手先だろう。――さ、泥を吐け。いわねば、痛い思いをするだけだぞ」


 馬元義と李朱氾とが、二人がかりで、劉備を蹴って(ののし)った。

 劉備は一口も物をいわなかった。こうなったからには、天命にまかせようと観念しているふうだった。

「こりゃひと筋縄では口をあかんぞ」


「そうだな、いずれ明日の早暁、俺はここを出発して、張角良師の総督府へ参り、例の茶壺を献上かたがた良師のご機嫌伺いに出るつもりだが、その折、こいつも引っ立てて行って、軍本部の軍法会議にさし廻してみたらどうだろう。思いがけない拾いものになるかもしれぬぜ」


 李は、持てあまし気味に、馬元義へ向ってこう提議した。

 よかろうと、馬元義も同意した。


 そのまま、しばりつけた劉備を置いて、斎堂の扉は、かたく閉められてしまった。夜が更けると、ただ一つの高い窓から、今夜も銀河の秋天が冴えて見える。けれどとうてい、そこからのがれ出るすべはない。

 どこかで、馬のいななきがする。県軍が攻めてきたのならよいが――と劉備は、望みをつないだが、それは物見から帰ってきた二、三の賊兵らしく、後は(せき)として、物音もなかった。


「母へ孝養を努めようとして、かえって大不孝の子となってしまった。死ぬる身は惜しくもないが、老母の余生を悲しませ、不孝の(むくろ)を野にさらすのは悲しいことだ」

 孝行するにも、身に不相応な望みを持ったのが悪かったと劉備は、星を仰いで(なげ)いた。

 ――すると彼の瞳の前に一筋の縄が下がってきた。それは高い切窓の口から石の壁に伝わってスルスルと垂れてきた。


「……あ?」


 人影もなにも見えない、ただ四角な星空があるだけだった。

 劉備は、身を起しかけた。しかしすぐ無益であることを知った。身は丸柱に縛られている、この縄目の解けない以上、救い手がそこまで来ていても、すがりつく(すべ)はない。

「……ああ、誰だろう?」


 誰か、窓の下へ、救いに来ている。外で自分を待っていてくれる者がある。劉備は、縄が切れないかと、もがいた。

 と、早くしろとうながすように、外の者は()れているのであろう。高窓から垂れている縄が左右に動いた。そして縄の端に()いつけてあった短剣が、白い魚のように、躍っているのに気づいた。

 劉備は、足の先で、短剣を寄せた。それを手にして、自身の縄目を断ち切ると、劉備は、窓の下に立った。

(早く。早く)といわんばかりに、無言の縄は外から意志を伝えて、ゆれうごいている。

 劉備は、それにつかまった。石壁に足をかけてのぼり、窓から外を見た。

「あなたは」
 縄を操っていたのは、昼間、ただひとりで寺にいた老僧だ。

「――今だよ」


 その手がさしまねく。

 劉備はすぐ地上へ跳びおりた。待っていた老僧は、そのやせ細った体のどこに、そんな力があったのか、物もいわず馳けだした。

 寺の裏に、林があり、その林の間道を走った。


「老僧、老僧。いったいどっちへ逃げるんですか」


 街道の方向ではない。


「まだ、逃げるのじゃない」


「では、どうするんです」

「よってもらいたいところがある」


 開けた場所に一軒の古びた納屋があった。老僧は、劉備にしばらく待つよう言い残し、その納屋の中に入った。
 劉備が、賊兵が追ってきはしまいかと、あちこち見まわしているとやがて、

「青年、青年」


 小声で呼びながら、納屋の裏から、老僧は何かひきながら出てきた。


「おや?」

 劉備は眼をみはった。老僧が引っぱっているのは馬の手綱だった。銀毛のように美しい白馬をひいていた。

 その見事な毛並みの馬に続いて、後ろから歩みも(たおや)かに、世間の風にも怖れるもののように、楚々(そそ)と姿をあらわした美人がある。(まゆ)の麗しさ、耳の白さ、また、眼にふくむ(うれ)いの悩ましいばかりなど、思いがけぬ場合ではあり、星夜の光に見るせいか、この世の人とも思えぬのであった。


「青年。わしがお前を助けて上げたことを、恩としてくれるなら、逃げるついでに、このお(じょう)さまを連れて、ここから十里ほど北へ向った所の河べりに陣している県軍の隊まで、届けて上げてくれぬか。わずか十里じゃ、この白馬に鞭打てば――」


 老僧のことばに、劉備は、(いな)やもなく、はいと答えるべきであるが、その任務よりも、届ける人のあまりに美し過ぎるので、なんとなくためらわれた。

 老僧は、彼のためらいを、どう解釈したか。

「そうだ、氏素性(うじすじょう)も知れない婦人をと、疑ぐっておるのじゃろうが、心配するな。このお方は、つい先頃までの、この地方県城を預かっておられた領主のお嬢さまじゃ。黄巾賊の乱入にあって、県城は焼かれ、ご領主は殺され、家来は四散し、ここらの寺院さえ、あの通りに成り果てたが、その乱軍の中から迷うてござったお嬢さまを、実はわしが、ここへ(かくも)うて――」


 秋風の外に、にわかに、人の足音や馬のいななきが聞えだした。

 劉備が、眼をくばると、

「こんな林の奥に納屋があるなど奴らは知らん。しばらくは、時間はあるだろう」

 と、老僧が彼の袖をとらえ、語りつづけた。

 県の城長の娘は、名を芙蓉(ふよう)といい姓は(こう)ということ。また、今夜近くの河畔にきて宿陣している県軍は、きっと先に四散した城長の家臣が、くわわっているに違いないということ。

 芙蓉の身を、そこまで届けてくれさえすれば、後は以前の家来たちが守護してくれる――白馬の背へ二人してのって、抜け道から一気に逃げのびて行くように――と、(いの)るようにいうのだった。


「承知しました」

 劉備は、勇気を示して答えた。


「けれど和上(わじょう)、あなたはどうしますか」


「わしかの」


「そうです。私たちを逃がしたと賊に知られたら、和上の身は、ただでは済まないでしょう」
「案じることはない。生きていたとて、このさき幾年生きていられよう。ましてこの十数日は、草の根や虫など食うて、露命をつないでいたはかない身じゃ。それも鴻家(こうけ)の娘を助けて上げたい一心だけで生きていたが――今は、そのことも、頼む者に頼み果てたし、あなたという者をこの世に見出したので、思い残りは少しもない。さぁ、早くはやくおのりなさい」

 老僧の覚悟を知り、劉備は、芙蓉の細腰(さいよう)を抱き上げて、白馬の鞍にすがらせた。

 芙蓉の体は、いと軽かった。柔軟で高貴な(かお)りがあった。そして彼女の手は、劉備の肩にまとい、劉の頬は、彼女の黒髪にふれた。

 劉備も木石ではない。かつて知らない動悸(ときめき)に、血が熱くなった。けれどそれは、地上から鞍の上まで、彼女の身を移すわずかな間でしかなかった。

「ご免」
といいながら、劉備も鞍へまたがった。
「青年よ。ここの林から西北だよ。北斗星(ほくとせい)がかがやいておる。それを(あて)にどこまでも逃げてゆくがよい。南も東も蓮池(はすいけ)(ほとり)も、寺の近くにも、賊兵の影が道をふさいでいる。逃げる道は、西北しかない。それも今のうちじゃ」
「そうだ和上、あなたが馬に乗れば良い。私は、自分の足がある」

 劉備は、馬からおりようとした。


「やめんか!」

 老僧は、落ちていた枯れ枝を手に取り、それで白馬の尻を叩いた。白馬はいななき、走り出した。劉備は慌てて、馬にかじりついた。


「和上さま。和上さま!」


 芙蓉は後ろに手を伸ばしながら叫んだ。


「見よ、見よ。凶雲(きょううん)(ぼっ)して、明星(みょうじょう)出づ。白馬(はくば)()けて、黄塵(こうじん)(めっ)す。青年よ、ゆけ」


 劉備と芙蓉を乗せた白馬は走り去った。

 しばらくすると、人の走る音と松明の明かりが見えた。劉備がいなくなったことに気づいた黄巾族が追ってきたのである。

 老僧は、枯れ枝一本を手に、黄巾族を出迎えた。

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登場人物紹介

劉備玄徳

劉備玄徳

ひげ

劉備玄徳

劉備玄徳

諸葛孔明《しょかつこうめい》

張飛

張飛

髭あり

張飛

関羽

関羽


関平《かんぺい》

関羽の養子

趙雲

趙雲

張雲

黄忠《こうちゅう》

魏延《ぎえん》

馬超

厳顔《げんがん》

劉璋配下から劉備配下

龐統《ほうとう》

糜竺《びじく》

陶謙配下

後劉備の配下

糜芳《びほう》

糜竺《びじく》の弟

孫乾《そんけん》

陶謙配下

後劉備の配下

陳珪《ちんけい》

陳登の父親

陳登《ちんとう》

陶謙の配下から劉備の配下へ、

曹豹《そうひょう》

劉備の配下だったが、酒に酔った張飛に殴られ裏切る

周倉《しゅうそう》

もと黄巾の張宝《ちょうほう》の配下

関羽に仕える

劉辟《りゅうへき》

簡雍《かんよう》

劉備の配下

馬良《ばりょう》

劉備の配下

伊籍《いせき》

法正

劉璋配下

のち劉備配下

劉封

劉備の養子

孟達

劉璋配下

のち劉備配下

商人

宿屋の主人

馬元義

甘洪

李朱氾

黄巾族

老僧

芙蓉

芙蓉

糜夫人《びふじん》

甘夫人


劉備の母

劉備の母

役人


劉焉

幽州太守

張世平

商人

義軍

部下

黄巾族

程遠志

鄒靖

青州太守タイシュ龔景キョウケイ

盧植

朱雋

曹操

曹操

やけど

曹操

曹操


若い頃の曹操

曹丕《そうひ》

曹丕《そうひ》

曹嵩

曹操の父

曹洪


曹洪


曹徳

曹操の弟

曹仁

曹純

曹洪の弟

司馬懿《しばい》仲達《ちゅうたつ》

曹操配下


楽進

楽進

夏侯惇

夏侯惇《かこうじゅん》

夏侯惇

曹操の配下

左目を曹性に射られる。

夏侯惇

曹操の配下

左目を曹性に射られる。

韓浩《かんこう》

曹操配下

夏侯淵

夏侯淵《かこうえん》

典韋《てんい》

曹操の配下

悪来と言うあだ名で呼ばれる

劉曄《りゅうよう》

曹操配下

李典

曹操の配下

荀彧《じゅんいく》

曹操の配下

荀攸《じゅんゆう》

曹操の配下

許褚《きょちょ》

曹操の配下

許褚《きょちょ》

曹操の配下

徐晃《じょこう》

楊奉の配下、後曹操に仕える

史渙《しかん》

徐晃《じょこう》の部下

満寵《まんちょう》

曹操の配下

郭嘉《かくか》

曹操の配下

曹安民《そうあんみん》

曹操の甥

曹昂《そうこう》

曹操の長男

于禁《うきん》

曹操の配下

王垢《おうこう》

曹操の配下、糧米総官

程昱《ていいく》

曹操の配下

呂虔《りょけん》

曹操の配下

王必《おうひつ》

曹操の配下

車冑《しゃちゅう》

曹操の配下、一時的に徐州の太守

孔融《こうゆう》

曹操配下

劉岱《りゅうたい》

曹操配下

王忠《おうちゅう》

曹操配下

張遼

呂布の配下から曹操の配下へ

張遼

蒋幹《しょうかん》

曹操配下、周瑜と学友

張郃《ちょうこう》

袁紹の配下

賈詡

賈詡《かく》

董卓

李儒

董卓の懐刀

李粛

呂布を裏切らせる

華雄

胡軫

周毖

李傕

李別《りべつ》

李傕の甥

楊奉

李傕の配下、反乱を企むが失敗し逃走

韓暹《かんせん》

宋果《そうか》

李傕の配下、反乱を企むが失敗

郭汜《かくし》

郭汜夫人

樊稠《はんちゅう》

張済

張繍《ちょうしゅう》

張済《ちょうさい》の甥

胡車児《こしゃじ》

張繍《ちょうしゅう》配下

楊彪

董卓の長安遷都に反対

楊彪《ようひょう》の妻

黄琬

董卓の長安遷都に反対

荀爽

董卓の長安遷都に反対

伍瓊

董卓の長安遷都に反対

趙岑

長安までの殿軍を指揮

徐栄

張温

張宝

孫堅

呉郡富春(浙江省・富陽市)の出で、孫子の子孫

孫静

孫堅の弟

孫策

孫堅の長男

孫権《そんけん》

孫権

孫権

孫堅の次男

朱治《しゅち》

孫堅の配下

呂範《りょはん》

袁術の配下、孫策に力を貸し配下になる

周瑜《しゅうゆ》

孫策の配下

周瑜《しゅうゆ》

周瑜

張紘

孫策の配下

二張の一人

張昭

孫策の配下

二張の一人

蒋欽《しょうきん》

湖賊だったが孫策の配下へ

周泰《しゅうたい》

湖賊だったが孫策の配下へ

周泰《しゅうたい》

孫権を守って傷を負った

陳武《ちんぶ》

孫策の部下

太史慈《たいしじ》

劉繇《りゅうよう》配下、後、孫策配下


元代

孫策の配下

祖茂

孫堅の配下

程普

孫堅の配下

程普

孫堅の配下

韓当

孫堅の配下

黄蓋

孫堅の部下

黄蓋《こうがい》

桓楷《かんかい》

孫堅の部下


魯粛《ろしゅく》

孫権配下

諸葛瑾《しょかつきん》

諸葛孔明《しょかつこうめい》の兄

孫権の配下


呂蒙《りょもう》

孫権配下

虞翻《ぐほん》

王朗の配下、後、孫策の配下

甘寧《かんねい》

劉表の元にいたが、重く用いられず、孫権の元へ

甘寧《かんねい》

凌統《りょうとう》

凌統《りょうとう》

孫権配下


陸遜《りくそん》

孫権配下

張均

督郵

霊帝

劉恢

何進

何后

潘隠

何進に通じている禁門の武官

袁紹

袁紹

劉《りゅう》夫人

袁譚《えんたん》

袁紹の嫡男

袁尚《えんしょう》

袁紹の三男

高幹

袁紹の甥

顔良

顔良

文醜

兪渉

逢紀

冀州を狙い策をねる。

麹義

田豊

審配

袁紹の配下

沮授《そじゅ》

袁紹配下

郭図《かくと》

袁紹配下


高覧《こうらん》

袁紹の配下

淳于瓊《じゅんうけい》

袁紹の配下

酒が好き

袁術

袁胤《えんいん》

袁術の甥

紀霊《きれい》

袁術の配下

荀正

袁術の配下

楊大将《ようたいしょう》

袁術の配下

韓胤《かんいん》

袁術の配下

閻象《えんしょう》

袁術配下

韓馥

冀州の牧

耿武

袁紹を国に迎え入れることを反対した人物。

鄭泰

張譲

陳留王

董卓により献帝となる。

献帝

献帝

伏皇后《ふくこうごう》

伏完《ふくかん》

伏皇后の父

楊琦《ようき》

侍中郎《じちゅうろう》

皇甫酈《こうほれき》

董昭《とうしょう》

董貴妃

献帝の妻、董昭の娘

王子服《おうじふく》

董承《とうじょう》の親友

馬騰《ばとう》

西涼の太守

崔毅

閔貢

鮑信

鮑忠

丁原

呂布


呂布

呂布

呂布

厳氏

呂布の正妻

陳宮

高順

呂布の配下

郝萌《かくほう》

呂布配下

曹性

呂布の配下

夏侯惇の目を射った人

宋憲

呂布の配下

侯成《こうせい》

呂布の配下


魏続《ぎぞく》

呂布の配下

王允

貂蝉《ちょうせん》

孫瑞《そんずい》

王允の仲間、董卓の暗殺を謀る

皇甫嵩《こうほすう》

丁管

越騎校尉の伍俘

橋玄

許子将

呂伯奢

衛弘

公孫瓉

北平の太守

公孫越

王匡

方悦

劉表

蔡夫人

劉琦《りゅうき》

劉表の長男

劉琦《りゅうき》

劉表の長男

蒯良

劉表配下

蒯越《かいえつ》

劉表配下、蒯良の弟

黄祖

劉表配下

黄祖

陳生

劉表配下

張虎

劉表配下


蔡瑁《さいぼう》

劉表配下

呂公《りょこう》

劉表の配下

韓嵩《かんすう》

劉表の配下

牛輔

金を持って逃げようとして胡赤児《こせきじ》に殺される

胡赤児《こせきじ》

牛輔を殺し金を奪い、呂布に降伏するも呂布に殺される。

韓遂《かんすい》

并州《へいしゅう》の刺史《しし》

西涼の太守|馬騰《ばとう》と共に長安をせめる。

陶謙《とうけん》

徐州《じょしゅう》の太守

張闓《ちょうがい》

元黄巾族の陶謙の配下

何曼《かまん》

截天夜叉《せってんやしゃ》

黄巾の残党

何儀《かぎ》

黄巾の残党

田氏

濮陽《ぼくよう》の富豪

劉繇《りゅうよう》

楊州の刺史

張英

劉繇《りゅうよう》の配下


王朗《おうろう》

厳白虎《げんぱくこ》

東呉《とうご》の徳王《とくおう》と称す

厳与《げんよ》

厳白虎の弟

華陀《かだ》

医者

鄒氏《すうし》

未亡人

徐璆《じょきゅう》

袁術の甥、袁胤《えんいん》をとらえ、玉璽を曹操に送った

鄭玄《ていげん》

禰衡《ねいこう》

吉平

医者

慶童《けいどう》

董承の元で働く奴隷

陳震《ちんしん》

袁紹配下

龔都《きょうと》

郭常《かくじょう》

郭常《かくじょう》の、のら息子

裴元紹《はいげんしょう》

黄巾の残党

関定《かんてい》

許攸《きょゆう》

袁紹の配下であったが、曹操の配下へ

辛評《しんひょう》

辛毘《しんび》の兄

辛毘《しんび》

辛評《しんひょう》の弟

袁譚《えんたん》の配下、後、曹操の配下

呂曠《りょこう》

呂翔《りょしょう》の兄

呂翔《りょしょう》

呂曠《りょこう》の弟


李孚《りふ》

袁尚配下

王修

田疇《でんちゅう》

元袁紹の部下

公孫康《こうそんこう》

文聘《ぶんぺい》

劉表配下

王威

劉表配下

司馬徽《しばき》

道号を水鏡《すいきょう》先生

徐庶《じょしょ》

単福と名乗る

劉泌《りゅうひつ》

徐庶の母

崔州平《さいしゅうへい》

孔明の友人

諸葛均《しょかつきん》

石広元《せきこうげん》

孟公威《もうこうい》

媯覧《ぎらん》

戴員《たいいん》

孫翊《そんよく》

徐氏《じょし》

辺洪

陳就《ちんじゅ》

郄慮《げきりょ》

劉琮《りゅうそう》

劉表次男

李珪《りけい》

王粲《おうさん》

宋忠

淳于導《じゅんうどう》

曹仁《そうじん》の旗下《きか》

晏明

曹操配下

鍾縉《しょうしん》、鍾紳《しょうしん》

兄弟

夏侯覇《かこうは》

歩隲《ほしつ》

孫権配下

薛綜《せっそう》

孫権配下

厳畯《げんしゅん》

孫権配下


陸績《りくせき》

孫権の配下

程秉《ていへい》

孫権の配下

顧雍《こよう》

孫権配下

丁奉《ていほう》

孫権配下

徐盛《じょせい》

孫権配下

闞沢《かんたく》

孫権配下

蔡薫《さいくん》

蔡和《さいか》

蔡瑁の甥

蔡仲《さいちゅう》

蔡瑁の甥

毛玠《もうかい》

曹操配下

焦触《しょうしょく》

曹操配下

張南《ちょうなん》

曹操配下

馬延《ばえん》

曹操配下

張顗《ちょうぎ》

曹操配下

牛金《ぎゅうきん》

曹操配下


陳矯《ちんきょう》

曹操配下

劉度《りゅうど》

零陵の太守

劉延《りゅうえん》

劉度《りゅうど》の嫡子《ちゃくし》

邢道栄《けいどうえい》

劉度《りゅうど》配下

趙範《ちょうはん》

鮑龍《ほうりゅう》

陳応《ちんおう》

金旋《きんせん》

武陵城太守

鞏志《きょうし》

韓玄《かんげん》

長沙の太守

宋謙《そうけん》

孫権の配下

戈定《かてい》

戈定《かてい》の弟

張遼の馬飼《うまかい》

喬国老《きょうこくろう》

二喬の父

呉夫人

馬騰

献帝

韓遂《かんすい》

黄奎

曹操の配下


李春香《りしゅんこう》

黄奎《こうけい》の姪

陳群《ちんぐん》

曹操の配下

龐徳《ほうとく》

馬岱《ばたい》

鍾繇《しょうよう》

曹操配下

鍾進《しょうしん》

鍾繇《しょうよう》の弟

曹操配下

丁斐《ていひ》

夢梅《むばい》

許褚

楊秋

侯選

李湛

楊阜《ようふ》

張魯《ちょうろ》

張衛《ちょうえい》

閻圃《えんほ》

劉璋《りゅうしょう》

張松《ちょうしょう》

劉璋配下

黄権《こうけん》

劉璋配下

のち劉備配下

王累《おうるい》

王累《おうるい》

李恢《りかい》

劉璋配下

のち劉備配下

鄧賢《とうけん》

劉璋配下

張任《ちょうじん》

劉璋配下

周善

孫権配下


呉妹君《ごまいくん》

董昭《とうしょう》

曹操配下

楊懐《ようかい》

劉璋配下

高沛《こうはい》

劉璋配下

劉巴《りゅうは》

劉璋配下

劉璝《りゅうかい》

劉璋配下

張粛《ちょうしゅく》

張松の兄


冷苞

劉璋配下

呉懿《ごい》

劉璋の舅

彭義《ほうぎ》

鄭度《ていど》

劉璋配下

韋康《いこう》

姜叙《きょうじょ》

夏侯淵《かこうえん》

趙昂《ちょうこう》

楊柏《ようはく》

張魯配下

楊松

楊柏《ようはく》の兄

張魯配下

費観《ひかん》

劉璋配下

穆順《ぼくじゅん》

楊昂《ようこう》

楊任

崔琰《さいえん》

曹操配下


雷同

郭淮《かくわい》

曹操配下

霍峻《かくしゅん》

劉備配下

夏侯尚《かこうしょう》

曹操配下

夏侯徳

曹操配下

夏侯尚《かこうしょう》の兄

陳式《ちんしき》

劉備配下

杜襲《としゅう》

曹操配下

慕容烈《ぼようれつ》

曹操配下

焦炳《しょうへい》

曹操配下

張翼

劉備配下

王平

曹操配下であったが、劉備配下へ。

曹彰《そうしょう》

楊修《ようしゅう》

曹操配下

夏侯惇

費詩《ひし》

劉備配下

王甫《おうほ》

劉備配下

呂常《りょじょう》

曹操配下

董衡《とうこう》

曹操配下

李氏《りし》

龐徳の妻

成何《せいか》

曹操配下

蒋済《しょうさい》

曹操配下

傅士仁《ふしじん》

劉備配下

徐商

曹操配下


廖化

劉備配下

趙累《ちょうるい》

劉備配下

朱然《しゅぜん》

孫権配下


潘璋

孫権配下

左咸《さかん》

孫権配下

馬忠

孫権配下

許靖《きょせい》

劉備配下

華歆《かきん》

曹操配下

呉押獄《ごおうごく》

典獄

司馬孚《しばふ》

司馬懿《しばい》の弟

賈逵《かき》


曹植


卞氏《べんし》

申耽《しんたん》

孟達の部下

范疆《はんきょう》

張飛の配下

張達

張飛の配下


関興《かんこう》

関羽の息子

張苞《ちょうほう》

張飛の息子

趙咨《ちょうし》

孫権配下

邢貞《けいてい》

孫桓《そんかん》

孫権の甥

呉班

張飛の配下

崔禹《さいう》

孫権配下

張南

劉備配下

淳于丹《じゅんうたん》

孫権配下

馮習

劉備配下


丁奉

孫権配下

傅彤《ふとう》

劉備配下

程畿《ていき》

劉備配下

趙融《ちょうゆう》

劉備配下

朱桓《しゅかん》

孫権配下


常雕《じょうちょう》

曹丕配下

吉川英治


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