セリフ詳細

「第二は、いま(いつわ)って、荊州へ還ると触れ、陣地の兵をまとめにかかる。すると楊懐(ようかい)高沛(こうはい)などは、かねてより希望していることですから、かならず面に歓びをかくし口に惜別(せきべつ)を述べて送りにきましょう。そのときこの蜀の名将二人を一席に殺して、たちまち兵馬を蜀中へ向け、一挙、涪水関(ふすいかん)を占領してしまう。これは中策と考えられます」

作品タイトル:三国志

エピソード名:第122話、酒中別人

作者名:畑山  hatakeyama

126|歴史|完結|156話|1,238,935文字

三国志

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青空文庫より、吉川英治、三国志をチャットノベル化
幾分、内容文章を変えています。