第1話2
文字数 1,059文字
審判を務める
六地蔵さんはこの
顰め面で唸っている亀井さんは関谷を治める
家督を継いでいたお兄さんが戦で命を落としてしまい、その際に機巧姫も破壊されてしまったのだと聞いた。だから彼には連れ合いとなる機巧姫がいない。
彼らは機巧操士になるべく操心館で色々なことを学んでいる。
また侍として
そういう僕もつい先日、砦から戻ったばかりだ。
現在、操心館にいるのは僕と
用事でこの場にはいない
六地蔵さんや亀井さんと一緒に観戦している
それから模擬戦中の
僕の隣で腕組みをしながら立つ
機巧操士ではないけど、ただの侍ではない。彼は槍に憑く
九十九とは人でありながら人ならぬ
刀や槍や弓、鏡、楽器などの器物が年を経て人に憑くことで自らの意志を成す存在。
筒針さんは
僕が制作したゲームと同じ設定を持つこの世界では特に優れた武具に天地人の称が与えられる。
人槍の称号を持つ兼八は名槍だ。そして槍と薙刀には長柄武器として相通ずる部分がある。