第3話3
文字数 1,060文字
食い気味だった。
そして手を握られる。
そればかりか導かれた先はほの香姫の胸元だ。
緊張していたって言うけど、のっけからノリノリだったと記憶しているんですけどね。
始めの号令がかかるや否や打ちかかったのはほの香姫だったし。
そのせいか、かなり好戦的な人物という印象ですよ?
つまりはゲームにおいて強力なキャラクターほど使うのに制限がかかるシステムとは考えられないだろうか。
神代式の機巧姫は強い。機巧武者となれば戦いの素人である僕が戦っても相手を圧倒してしまうほどだ。
それだけ強いのだから古式や新式に比べて再利用までに時間がかかるという制限があるのだと言われれば、なるほど納得できる。