第87話:絶望

文字数 4,195文字

<6月11日 月曜 東城>

ぽっかり空いた4つの席。
別に風邪が流行ってるわけではない。

「いや、こう言っちゃなんだけど、穐山がいないと落ち着くわ」

山葉は隣席の怖い「姉貴」がいなくなったことで、羽を伸ばしている雰囲気だ。
翻って、「愛人」の紀伊國は浮かない表情で、さっきからスマホを握り締め、右手の人差し指を動かしている。
左手にスマホを持ち、右手の人差し指でキーを押すのが紀伊國の特徴だ。
クラスのほかの女生徒は、片手で持ったまま親指というのがパターンなので、ちょっと変わっててかわいい。

昼飯前最後の休み時間。
見回すと、ほかに空いている席は3つ。
慈乗院、来栖、そして、隣の沙貴子。

きょうからこの4人は、樺太にある北麗へ1週間の日程で交流に行っているのだ。
北麗‥か。


昨日の日曜に壮行会があり、各クラスからの36人はバスで空港へ出発していった。
きょうの1時間目から、すでに向こうの学校で授業を受けているはずだ。
どんな様子なんだろうか。
沙貴子とか、慈乗院は春菜に会っただろうか。
春菜。
どうしてるんだろうな、あいつ。
毎日メッセが来るから元気ではあるのだろうけども。
友達とかできただろうか。
でも女子高だし、なんか似合わないよなあいつには。

去年の今ごろは、何の疑いもなく春菜とこのまま一生、一緒にいるんだろうと考えていた。
しかし、思いがけなく春菜は転校していなくなり、その代わりのポジションには美砂がいる。
このことは、沙貴子以外は誰も知らない。
春菜や他の連中が知ったら、酷い奴だと思うだろう。
でも…仕方ないんだ。
俺は美砂が好きになってしまった。
そして美砂も俺のことを好きになってしまった。
もう離れられない。
いつかは春菜に言わなきゃならないだろうが。
今は、まだいいよな。
ごめん、春菜。
   ◇
   ◇
   ◇
「何だよ、慈乗院。お前とサシなんて初めてじゃねーか」

出発を3日後に控えた昼休み。
購買に向かおうとしたところを呼び止められ、オレはなぜか慈乗院と中庭で昼飯を一緒にすることになった。

「で、何か用でもあるのか?」

焼きそばパンをかじりながら、慈乗院の顔を眺める。
男2人でベンチに座り、お互い顔を見合わせるなんて、なんだかなぁ。

「来週、北麗に行くじゃん、おれ」
「ああ」

慈乗院は何となく探るような感じで話し始める。

「それで、佐伯に会うと思うんだけど」

要するに、春菜に会うであろう慈乗院は、オレと沙貴子の件をどうしたものかと気を揉んでいるということらしい。
オレと沙貴子が、春菜がいなくなった途端に付き合い始め、そしてあっという間に別れてしまったことは、もちろん慈乗院も知っている。
そのことを春菜は知っているのか、いないのか、そして春菜に何か聞かれたら何て答えたらいいものか、オレに聞いておきたかったということだ。

「これで御山がメンバーでなきゃ、ここまで悩まないんだけどね。うわっ!辛っ!」

慈乗院のカレーパンの袋には、鉄兜と炎のイラストとともに「激辛!突撃一番」と書いてある。
500ミリリットルのペットボトルを一気に半分。
大量に茶を補給してもなお辛さは消えないのか、異様な汗を流している。

「御山は何も言わないはずだぜ」
「ぐふっ! そ、そうか。なら、いいんだけど‥くう、辛い」
「だから、来栖と穐山にもさりげなく伝えてくれよ」
「ああ、分かった‥‥ひ~…で、佐伯に何か聞かれたら?」
「オレは元気にやってるからって…」
「そんだけでいいのか?‥‥ああっ、辛っ」

◇    ◇    ◇

<6月11日 月曜 北麗>

「春菜!」
「‥みんな」

休み時間の教室の一角。
春菜を囲む4人の顔。

「佐伯さ、元気そうでよかったよ」
慈乗院はニコニコしている。

「いやあ春菜さん、このブレザーかわいいですねぇ。何着ても似合いますねっ」
来栖は挨拶もソコソコに、制服を褒めちぎる。

「まだ4カ月だが、もう2、3年会ってないような気がするな」
穐山も懐かしそうに語りかける。

「‥‥」
御山は笑顔のまま、黙って頷く。

「みんな…」

春菜は少し涙ぐんで、言葉がなかなか出てこない。

「みんな…」

「ま、まあまあ春菜さん、久しぶりに会ったんですから」
ちょっと湿っぽい雰囲気を嫌って、来栖はいつもの元気な声を出しながら春菜の肩をぽんぽんと叩く。

「あ、ご、ごめんねぇ。久しぶりで、あは、なんていうか、急に涙出ちゃった」

学校側の配慮で4人は揃って春菜のクラスで机を並べることになった。
懐かしい顔、懐かしい声、懐かしいノリ、懐かしい制服。
メンバーは少ないが、まるで半年前、1年前に戻ったような感覚。
ホームルームが終わりそのまま授業となったため、待ち遠しかった最初の休み時間。

「来栖って、そういえば樺太に来たことあるって言ってたよね」
「来ましたよ~。生まれる前ですけどね~。お母さんのお腹の中にいました」
「それ、来たことにならないから」

来栖と慈乗院は漫才のような掛け合いを始める。
思わず笑みがこぼれる春菜。
思えば彼女がこの教室で笑顔を見せたのは、これが初めてかもしれない。
気が置けない楽しい仲間。

同じく姫高から派遣された隣のクラスの連中も顔を見せにやってくる。
あまり口をきいたことはなく当時は挨拶する程度だったけれど、やはり懐かしいのか、わずかの話題で盛り上がる。

「帰り、よかったらファミレスにでも行かない?」
「わぁ、樺太のファミレス、変わったメニューがありそうですねっ!」
「そうしよう、そうしよう」
「昼ごはんは抑えないとな」

神姫高校を思い出す楽しい空間で、会話は休み時間目いっぱい続いた。
   ◇
   ◇
   ◇
そして、楽しい日々はあっという間に過ぎ去り、慈乗院たちが内地へ戻るのもいよいよ明日。

「薫、元気にしてる?」

御山に時間をとってほしいと頼まれ、2人だけでやってきた神社の境内。
春菜は、何かを悟ったのか、ぽつりと呟いた。

日の傾くのが早い、北の街。
オレンジ色の光が、柔らかく降り注ぐ。

「佐伯さんは大学どうするの?」
「北麗には行かないよ。美咲女子大行くつもり。だめだったら、戻って仕事探すよ」
「そう」
「薫はどうしてるかな。あいつも前、咲女(さきじょ)入るって言ってたし。共学なのに女子大って名前ついてるのって、ウチも変わってるよね。あはは」
「東城さんとは連絡取ってるの?」
「毎日、連絡来るよ」
「そう」
「この前来たメッセにも、一緒に大学行こうって書いてあったし」
「そう」

春菜も分かっている。
御山がこんな話をするために、2人だけになる時間をつくったんじゃないってことを。
でも、わざとおどけた言い方をしてみたりして、漠然とした不安を何とか振り払おうとしている。
胸が、どきどきする。

「御山さんはどうする気? 9月には推薦入試だから、もう決めたんでしょ、進路」
「美咲女子に行くと思うけど…」
「じゃあ、みんなとまた一緒に遊べるね。山葉や慈乗院、ほかの女子もほとんどが咲女に行くんだし。楽しみだねぇ」
「楽しくなんか…ないよ」
「え?」
「佐伯さん、知ってるんでしょ?」
「え? 何の‥こと? わたし、何も」
「やっぱり‥‥聞いてなかったんだ」

御山は、春菜の顔を見据えると、東城と美砂のことを告げた。

「わたし、東城さんに言ったの。春菜さんがいるんだから、待ってなきゃ駄目だって。でも、東城さんは『ぼくはずっと前から美砂が好きだった』って」

「‥そんな‥何言ってるの、御山‥さん」

抑揚のない声で、御山は続ける。

「偶然、東城さんのスマホ見てしまったことあるの。待ち受け…山葉さんの妹さんとキスしてる写真‥だった」

「‥い、いつから‥なの」

「‥佐伯さんがいなくなって、すぐ」

「そうか…そうよね…美砂ちゃん…前から薫のこと、好きだったから…わたし、いないんだもん。‥そうなるに、決まってるよ‥ね」

「彼女にも言ったわ。人の彼氏を取るようなこと、すべきじゃないって。でも、あの子…あの子…東城さんと結婚するって」

「な! …嘘‥でしょ」

「嘘じゃないわ。高校卒業したら、ちゃんと結婚して、東城さんの子供産むって。彼も約束してくれたって」

「ああ、やめてよぉ、何言ってるのよ! そんな話!」

耳を両手でふさいでしゃがみ込む春菜。
だが、御山はなおも続ける。

「こんなこと言いたくないけど…東城さん、あなたのこと、もう何とも思って…ないわ」

「そんなこと、ないっ!」

「あなたのためを思って教えてあげてるの。分かって。あの人、『春菜のことはもう忘れた』って言ってたわ」

「いやだっ! そんなの信じないっ! 薫がそんなこと言うわけないっ!」

御山は耳をふさいでしゃがみ込んだままの春菜に哀れみのまなざしを向けると、「これだけは見せたくなかった」と言いながら、スマホの画面を向けた。
そこには、舌を絡めキスをする2人の姿。
美砂が手を伸ばしてスマホで撮ったのだろう、彼女の右腕は画面の途中で切れているが、その根元では目をつぶった美砂の頭の後ろに手を回し、唇を重ねている東城の姿がはっきり見て取れる。
御山が実行委員の作業室で東城のスマホを拾ったとき、とっさに接写したものだ。

「この2人、毎日のように愛し合ってるわ。あなたの場所は、もう、ないわ」

「いやあ! どうしてわたしにそんなこと言うの! どうして、わたしをいじめるのよ!」

「いじめてるんじゃないわ。何も知らず騙されてる佐伯さんが気の毒で…。悪いのは、東城さんを奪った、この娘なんだから」

「嫌だ‥嫌だよ。昨日だって、好きだってメッセ来たのに…待ってるって書いてあったのに」

「…たぶんそれ、この娘が…打ってるんだと思う」

「酷い、酷いよ…薫がいるから、また会えるからって信じて…耐えてきたのに」

這いつくばったままの春菜。
その目にはすでに生気はない。

手を繋いで歩く2人。
一緒に過ごした日々。
学校で、自宅で、ファミレスで、カラオケで、いろんな場所で楽しく過ごした思い出。
しかし今、いつも自分がいたその場所には美砂がいて、薫はわたしのことなんか忘れて、美砂のことしか見ていない。
わたしに向けてくれたあの眼差し、それはもう美砂にしか向けられてなく、今、この瞬間も、あの2人ははるか遠い彩ケ崎の地で…

わたしの帰る場所が…なくなっちゃった
薫は、わたしのこと…忘れちゃったんだ

もう、薫はわたしを助けに来ては…くれないんだ

「佐伯‥さん」
「う…うわあああああああ」

春菜の絶望の叫びが境内に響く。
見下ろす御山。
その口の端に、一瞬だけ白いものが浮かんだ。
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登場人物紹介

山葉譲二

・やまは/じょうじ

・2年N組

・出席番号:36

・1月16日生まれ

・16歳

・彩ケ崎中学出身

・電車通学

・本作の主役

・山葉美砂の兄

・部活は性に合わないのでやってない

・父親は樺太に赴任中で母親もたまに不在。こちらでは美砂と2人暮らしになるタイミングもある

・1年時はクラスの文化祭実行委員

・創立記念祭の実行委員

東城薫

・とうじょう/かおる

・2年N組

・出席番号:21

・2月10日生まれ

・16歳

・彩ケ崎中学出身

・電車通学

・本作の主役

・佐伯春菜の彼氏

・山葉譲二の親友

佐伯春菜

・さえき/はるな

・2年N組

・出席番号:15

・3月22日生まれ

・16歳

・帰宅部

・彩ケ崎中学出身

・電車通学

・東城の彼女。中学から付き合っている。小学校も同じだった

・東城、山葉の3人でつるんでいる

・父親が大手商社員

・東城の呼び方は「薫」。一人称は「わたし」

・中学時代はバレーが得意だったらしい

・山葉的には「バカそうに見えるが意思のはっきりした娘で、相手を立てるべきときはちゃんと立てる」良いやつ

・チャーミングで、ちょっとおバカで、スタイルもそこそこ

※アイコンは自作です

山葉美砂

・やまは/みさ

・1年B組

・1月22日生まれ

・15歳

・彩ケ崎中学出身

・家庭部

・電車通学

・山葉譲二の1歳違いの妹

・父の転勤の関係で1年の半分は譲二と2人だけで暮らしている

※アイコンは自作です

紅村涼子

・べにむら/りょうこ

・2年N組

・出席番号:30

・5月3日生まれ

・16歳

・彩ケ崎東中出身

・電車通学

・初期の主人公級キャラ

・ひょんなことから山葉に告って付き合うことになるが、山葉は何とか別れたいと思っている

・なんだかんだで結構可哀想な立ち位置のキャラ

・小5のときに家族の転勤で関西方面からやってきた

・メガネっ娘

※アイコンは自作です

一ノ瀬かすみ

・いちのせ/かすみ

・2年N組

・出席番号:5

・5月15日生まれ

・16歳

・茶道部

・彩ケ崎中学出身

・電車通学

・山葉譲二の幼稚園からの幼馴染。小学校で同級だった最後は6年生で、中学3年間はクラスが同じになることはなかった。譲二の妹・美砂のことも知っている

・おとなしく、相手を慮る気持ちが強い

・自宅は彩ケ崎駅南商店街の蕎麦屋「香澄庵」

・呼びかけ方は「山葉くん」。一人称は「わたし」

※アイコンは自作です

紫村かえで

・しむら/かえで

・2年N組担任(1~3年まで同じ)

・12月6日生まれ

・25歳

・中高大とも美咲女子

・国語担当

・紫村かなでの妹

・面倒見が良く生徒みんなから好かれている

・姉のかなでと一緒に伏木教頭の伯母が経営しているアパートに住んでいる

・軽自動車のコニーに乗っている

※アイコンは自作です

紫村かなで

・しむら/かなで

・2年K組担任

・10月9日生まれ

・26歳

・中高大とも美咲女子

・英語担当

・紫村かえでの姉

・妹かえでよりは性格がきつめ

※アイコンは自作です

穐山冴子

・あきやま/さえこ

・2年N組

・出席番号:1

・7月3日生まれ

・16歳

・フェンシング部

・内部生

・電車通学

・東京市赤坂区

・一応は電車通学

・1人娘で父親は軍人上がりの華族で会社経営者。金持ち

・同じく内部生の紀伊國蓮花と中学からとても親密

・穐山と紀伊國の父親同士は実は仕事での縁が深く旧知。そのため穐山も紀伊國も子供時代からお互いを知っていた

・紀伊國のことは「蓮花」。それ以外も男女問わず呼び捨て。一人称は「わたくし」

・いろんなシーンで登場する準メーンキャラ

※アイコンは自作です

鶯谷ミドリ

・うぐいすだに/みどり

・2年N組

・出席番号:6

・8月25日生まれ

・たぶん16歳

・出身中学設定なし(内部生ではない)

・自宅は東京市淀橋区

・通学手段不明

・一人称は「あたし」「あたしゃ」

・校内の情報に精通しており、ヤバい情報や資料を多数持っている敵に回してはならない女

・たまにしか登場しない

※アイコンは自作です

織川姫子

・おりかわ/ひめこ

・2年N組

・出席番号:7

・2月11日生まれ

・16歳

・内部生

・電車通学

・自宅は横濱。ここからはるばる通っている

・ティーンズ雑誌の街角美少女に選ばれたことがある

・山葉を山葉と呼び捨てで呼ぶ数少ない女子

・一人称は「わたし」

・呼びかけるとき必ず「やあ」で始まる

・登場回数は少なめ

・アイコンは自作です

柏木踊子

・かしわぎ/ようこ

・2年N組

・出席番号:8

・6月13日生まれ

・16歳

・吹奏楽部

・彩ケ崎中学出身

・電車通学

・かすみの実家・香澄庵近くにある小料理屋の娘で、商売柄親同士も仲がいい。かすみとは幼馴染

・後半は比較的登場回数が多い

・山葉と東城に何度かぱんつを見られる

・アイコンは自作です

紀伊國蓮華

・きのくに/れんげ

・2年N組

・出席番号:10

・11月21日生まれ

・16歳

・フェンシング部

・内部生

・電車通学

・自宅は東京市麻布区

・絶えず穐山とともにいる

・穐山のことは「冴子さん」と呼んでいる

・紀伊國と穐山の父親同士は実は仕事の縁で旧知。そのため穐山も紀伊國も子供時代からお互いを知っていた

・非常に清楚な出で立ちでモテるはずだが、穐山がいつもそばにいるので男は寄りつけない

※アイコンは自作です

来栖マリ子

・くるす/まりこ

・2年N組

・出席番号:12

・12月24日生まれ

・16歳

・内部生

・電車通学

・天然。ドジ。料理がゲロマズ(らしい)。憎めない性格

・入学したての主人公たちを校内探検に誘ってくれた

・物語の至る所に出没する

※アイコンは自作です

ジェシカ・ライジングサン

・6月30日生まれ

・2年N組

・出席番号:18

・16歳

・Jessica Risingsun

・アメリカ人の留学生でオタクだが、日本全般の知識が豊富

・同じアメリカ人のレナーテに誤情報を吹き込むことがあり、それが元でレナーテと犬猿の仲

・銀行支店長の家にホームステイしていたが、支店長が不正融資で逮捕され紫村姉妹の家に転がり込む

・本編での登場は少ないが番外編「紫村姉妹の居候」と「ジェシーとレナ」では主役扱い(連載が終わったら公開します)

※アイコンは自作です

慈乗院和歌男

・じじょういん/わかお

・2年N組

・出席番号:19

・10月3日生まれ

・16歳

・太刀川第2中学出身(太刀川市)

・自転車通学

・かえで先生のことが大好きな男子生徒

・中学ではバスケ部だった

・モブだったが、なんだかんだで後半は重要な役割を持つ

・親が、生まれるのは女の子なので「和歌子」って名前にしようと決めていたが、男だったのでヤケクソで和歌男にしたらしい(ただし風説の類)

船橋弥生

・ふなばし/やよい

・2年N組

・出席番号:29

・1月28日生まれ

・16歳

・彩ケ崎南中学出身(御山、吉村と同じ)

・体型はちょっと太めらしい(山葉の見立て)

・物語後半での登場頻度が非常に高いキーキャラ

※アイコンは自作です

御山沙貴子

・みやま/さきこ

・2年N組

・出席番号:33

・8月15日生まれ

・16歳

・彩ケ崎南中学出身(船橋、吉村と同じ)

・バレー部(後に主将)

・電車通学

・物語のとても重要な人物

・1年のとき山葉に着替えを覗かれて以来、山葉のことを徹底的に敵視している

・とても執念深い性格

・同じ中学出身の船橋による中学時代の回想が恐ろしい

※アイコンは自作です

吉村莉緒

・よしむら/りお

・2年N組

・出席番号:38

・11月7日生まれ

・16歳

・彩ケ崎南中学出身(船橋、御山と同じ)

・母親は死んでおり父親が男手ひとつで育てた。学費免除の特待生で入学

・実は美形

・おとなしい性格でクラスでも仲の良さそうな同級生はいないようだが、後半から出番が増える

※アイコンは自作です

レナーテ・バックマン

・2年N組

・出席番号:40

・2月24日生まれ

・16歳

・Renate Bachmann

・セミロングの金髪で青い目。日焼け対策で夏でも白の中間服を着ている

・横里米軍基地の軍医である父親について母と妹とともに日本に来たので留学ではない

・中学までは基地内のスクールだったが高校から神姫に入った

・兄もいるが本国で大学生

・ジェシカにはめられ変な日本語で恥をかかされることが多い

・春菜と仲がよくお泊まりに来たこともある

・日本語で「小川麗菜」という当て字の名前を持っている。ジェシカと吉村が考案したもの

※アイコンは自作です

小錦厚子

・こにしき/あつこ

・理事長兼校長

・誕生日設定なし

・年齢不詳だが60歳は超えてるだろう(山葉の想像)

・かつては国語教員だった

・なぜだか男には「セニョール」と話しかける(が、スペイン系ではない)

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