第58話:アキバへ~各停も悪くない

文字数 5,232文字

<2年生 12月上旬>

期末テストも終わり、終業式まで1週間。
しかし、その1週間はテストが終わった直後でほとんど今学期の復習みたいなものだ。

試験勉強のときは嫌なこともあったが、重荷も下りたことだし仕切り直しに浜袋にでも行かないかと東城と春菜から誘われ、きょうはかすみを含めた4人でデート。
一足先に彩ケ崎駅に着いた俺たちは、ホームで東城と春菜が合流するのを待つ。

「浜袋…楽しみね」

かすみはいつになくウキウキしている。
普段は落ち着いた印象なので、こういうのは結構珍しい。
それだけ楽しみにしてたのかもしれない。
まあ、行き先を決めたのは東城だから、ついていくだけなんだが、今度こういう機会があったらたまには俺が行き先を決めないとなあ。
やっぱりかすみとどこか行くなら、自分で段取り立てて楽しませてやりたい。

「でも、浜袋に何か用事でもあんのかな」
「春菜ちゃんはコルパに行きたいとか言ってたけど」
「そっか。吉乗寺のコルパは小ちゃいもんな」

ひゅ~ん、ととん、ととんととん、ととんととん…
反対側のホームを信濃行きの特急電車が通過していく。

「なんかさ、たまには知らないところに旅行してみたいよね」
「…そう…ね」

かすみはほんのちっと顔を赤くした。
俺は、そんなかすみを見るとつい抱きしめたいなんて思うんだけど…考えてみりゃ、まだ、キスもしてないよな、俺たち。うう~む

「にしても、誘っておいて東城たち遅いね」
「…そうね。また…」
「え? また?」
「い、いえ、何でもないわ」

かすみはまた顔が赤くなってしまった。

電車を見送ること3本。
約束より15分以上遅刻して、東城と春菜がやってきた。

「わりわりっ!」「ごめんねー」

2人は俺たちを見つけると、両手を合わせて駆け寄ってきた。

「おはよう」

かすみはベンチから立ち上がって挨拶している。

「ま、『東城時間』ってやつか?」
「何をう! かすみと2人きりの時間を少しでも持ってもらおうと、わ・ざ・と、遅れてきたんだぜっ!」

俺の肩をぽんっと叩く。
東城は相変わらずだ。
ついつい、まいっか、と思ってしまう。

春菜はすでにかすみと話し込んでいて、しきりにかすみの服装チェックとかに余念がない。
かすみらしく私服も質素で、あまりひらひらしたものとか、原色っぽいものは身に着けていない。
きょうはクリーム色のニットで、下には薄い紫のブラウスとシルバーグレーのリボン。
ニットの首のところからブラウスの襟をのぞかせている。
スカートはリボンに合わせたのか、グレー系のチェック柄だ。
ハイソックスは学校に履いて行くのとさして変わらない紺色で、靴はストラップの付いた黒い革靴だ。
うむ。確かに派手さはない。

「さあ、きょうはかすみを改造するわよぉ」と春菜ははしゃいでいる。
彼女の目的は、これなんだろうか。

そういう春菜は、ショート丈の白いライダースでフェイクファーがついている。
下は12月だってのにタンクトップ1枚。
赤いチェックのミニスカートで、焦げ茶のくしゅくしゅブーツだ。
ブーツからは、白のハイソックスが顔をのぞかせている。
なんつーか、彼女らしい。

で俺たちはってえと、揃って薄手ニットの上にスタジャン羽織って、ボトムはジーンズにパチモン「アビバス」のシューズときたもんだ。
ほとんど一緒じゃん!
ま、そんなもんだわね、野郎ってのは。
だが、東城のスタジャンの背中には「FUSHINSEN(不審船)」などというワケの分からんローマ字と、漁船みたいな絵が刺繍されてて笑っちまった。
一体どこで買ってくるんだ、こういうの。

なこんなやってるうちに電車が到着。
お客がたくさん降りた割には座ることができず、ドアの辺りのポールに掴まった。

「で、コルパ行くの、きょう?」

俺は春菜に質問を向けた。

「そだよ。スカート欲しくてさ。山葉も何か買いなよ」
「俺はいいよう」
「あ、分かった!かすみに何か買ってあげるんだ」
「え?」
「そうなんだぁ」

かすみは期待してないふうにも見えるが、顔は明るい。
な、何か買うハメになるんだろーか。
俺、メシ食ったりゲーセン行ったりする程度だろうと思ってたから持ちガネ少ないし。
つか、こういう場合、かすみは「そんなのいいわよ」って言うことが多いんだけど、なぜか黙ってる。
まさか、期待してるのかな。
うむむ。
ちょっとばかり小遣いの入ってる逓信貯金カード持ってきてるから、おろせるけど。
え~っと、口座にいくら残ってたかな…

「次は武蔵花岡、花岡です。特別快速の通過待ち合わせをいたします。お急ぎのところ…」

「ああ~ん、これ各停かよっ!」

アナウンスを聞いて東城が不快そうな声を上げた。
そういえば、ホームで話し込んでいて、なんも考えずに電車に乗ったんだったっけ。
しまったな。
後ろの電車を待ってれば、先に新宿(にいじゅく)へ着いたのに。
どうりで彩ケ崎では客がたくさん降りたわけだ。

ドアが開いて、わずかな客が乗り込んでくる。
降りる客も少しだけ。
典型的な通過駅。

「イチバンセン デンシャガ ツウカシマス キイロイセンノ・・・」

機械の声でアナウンスが流れる。

轟音が近づいてきて、「ぱん」と短い警笛の音。
同じオレンジ色の10両編成の電車が、こちらより数倍の客を乗せて一気に通過していく。
窓の中は真っ黒だ。

「満員だな」

東城がぼそっとつぶやく。

「ん、満員といえばよ」

東城が何かを思い出したように続けた。

「紀伊國が満員電車ん中でチカンに遭ったって話、知ってるか」
「チカ~ン?」

春菜が眉をひそめた。

「おお、チカン。でもよ、相手が紀伊國だけならまだしも。よりによって穐山も一緒に乗ってたんだな、これが」
「なんか、どうなったか想像がつくなあ」

俺も応じて、東城に続けさせた。

「ま、そういうこった」
「え? どうなったのよ? 教えてよ薫ぅ」
「そりゃもう、愛してやまない紀伊國が痴漢に遭ったんだ。骨も残らんかったって話だぜ」

紀伊國は完全な清楚系だから、チカンに遭ったら抵抗するどころか泣き出すだろう。
だが、もう一人、穐山がいたってのは、チカンも運の悪いやつよ。
穐山はフェンシング部で県代表にも選ばれるようなやつだ。
家は金持ちでプライドも高く、おまけに気性も荒いときている。
で、なぜだが女同士で付き合っていて、愛してやまない紀伊國が酷い目に遭わされたんだ。
「骨も残らんかった」というのも、あながちウソじゃないだろう。

「でも」

そこに突然かすみが割り込んできた。
彼女はこの手の下世話な話にはあまり参加しないはず。

「でも、どうして紀伊國さんと穐山さんの話を知ってるの?」
「あ、そうだよ! どうして知ってるのよあの2人のこと!」

春菜も不審そうに突っ込んできた。

紀伊國と穐山が百合だって話は、どうやら一部女子だけの知ってることだと勝手に思い込んでいたらしい。
しかし、どうしてどうして。
そんな話はとっくの昔っから男子も知っていた。
修学旅行のときに、鶯谷のやつが「極秘情報」とかいって、一部2000円で校内の裏情報を集めたリストを男子生徒に売り捌いていたからだ。
東城が買ったその裏情報とやらを見せてもらったが、そこには証拠写真と一緒に、2人のことがリポートされていた。
証拠写真とは、俺がスク水拾ったときにもらった、例のハダカで抱き合ってる写真の別カットのものだった。

ほかには「女生徒攻略用 個人別趣味/好きな食べ物/好きなブランド一覧」とか「家族構成」「両親の出身校」「三角、四角関係相関図」、さらには真贋不明ながら「処女/非処女一覧」なんてのまであった。
さすがにそんなもん持ってることをしゃべるほど東城もバカじゃないと見えて「小耳に挟んだ」と春菜に説明してはいたが。

通過待ちも終わり間もなく発車。
とそのとき、東城が「おっ?」と小さく叫んだ。

「何々? 今度は何よ薫ぅ」
「しーっ! 盛岡と韮崎がいるぜ」
「ええっ? 盛岡と韮崎ぃ? なーんで、あの2人が」
「この電車に乗ったぞ、1両前」

俺は手すりにつかまったまま体を傾け、前の車両の方を見てみた。
連結部分のドアの窓を通し、確かに、盛岡と韮崎の姿が見える。
2人並んで、つり革につかまり、ふたこと、みことしゃべっているが、なかなかに親しげだ。

「あの盛岡くんが韮崎さんと付き合ってるなんて…」

かすみも2人の姿を認め、唖然としている。

「ぐわっははははは! たまには各停も悪くねーな! よし! 目的地は決まったぞ」

東城が高らかに宣言した。

「目的地は、あやつらの行くところだ」
「さんせー」

春菜はコルパなんかあっさり忘れたようで、右手を上げて笑顔で同調している。

俺たちも一緒に、行くの…か?

電車は再び、ゆっくり動き出した。

◇    ◇    ◇

「にしても、盛岡もネギも武蔵花岡だったんだな」
「うん。盛岡がムサハナだってのは知ってたけど、ステルスがここだってのは知らなかったよ」

東城と春菜はさっきから、あの2人のことで盛り上がっている。
まあ、盛岡はともかく、確かに韮崎と、こういうところで遭遇したのは意外だ。
韮崎のことは興味を抱く以前の問題で、どこに住んでるかなんて考えたこともなく、当然通学手段も知らなかった。それに、彼女が電車やらバスやらに乗ってるところは誰も見たことがないという話だ。
いつの間にか教室にいて、気が付けばもう帰ってるって感じで、存在感がない。
なんたって、クラスの名簿にも住所や電話番号が記されてないんだから。

一応、個人情報だかなんだかで、名簿に住所を載せるかどうかは拒否することもできる。ただ、ほとんどすべての生徒と保護者は載せることに同意しており、うちのクラスで載せていないのは韮崎だけだった。
去年、誰だか物好きが年賀状を書くとか言って、住所を聞こうとしたら「虚礼は必要ありません」と断られたらしい。
女生徒相手でも事務的な会話しかせず、当然、親しい友達なんているとは思えない。
そんな存在感の薄さ、というか、目立たなさからステルスなんて呼ばれることもある。
それが、盛岡と、ねえ。

各駅停車の電車は走っては止まり、止まっては走りを繰り返しているが、あの2人が降りる気配はなく、少なくともターミナルの新宿までは行くみたいだ。

「降りないわね、あの2人」

興味なさそうに見えたかすみも結構乗り気で、隠れるように前の車両をチェックしている。

「問題は、もし新宿で降りるのならその後どこへ行くかだぞ。新宿でそのままか、あるいは浜袋か、それとも渋谷(しぶたに)の方へ行くか」
「目的も気になるわよね」

なんと、かすみが東城に相槌を打っている。
これはもう、一蓮托生で俺もついて行くしかあるまい。

「次は新宿、新宿です。この電車、新宿を出ますと三ツ谷まで通過となります。この先、お茶の池方面各駅停車は降りたホーム向かい側7番線で、山田馬場(やまだのばば)、浜袋方面は1番線、原宿(はらやど)、渋谷方面は3番線、埼東線は橋を渡りまして11番線から11時16分発臨港線直通快速・新木場(あらきば)行き…」

いつの間にか電車は結構な混み具合になっており、2人の姿も他の客の間で見え隠れする状態になっている。

「見失わないよう、気をつけないと」

かすみってこういうの好きなのかな。
もう完全に乗り気になってる。
東城と春菜もそんなかすみの姿を見て、顔を見合わせて笑っている。

きんこん、きんこん

ドアが開く。
どっと降りる乗客。
ホームにも乗り込もうという客がごったがえしている。

「あれ、いねーぞ!」

真っ先に降りた東城が叫んだ。

「しいっ!気付かれるわ」とかすみ。
「すいません(ペコリ)」と頭を下げる東城。
「あ、薫、薫っ! 降りてないよ、あの2人」といいところに気がついた春菜。
「てことは、このままチャイケ(お茶の池)の方まで行く気かぁ?」

俺たちは降りたホームから再び電車に乗り込んだ。

ぎゅうっと押されて、通路の真ん中に押しやられる。
なぜだか、東城はかすみと、俺は春菜と密着してしまった。
春菜の胸がぎゅうううっと俺の胸板に押し付けられる。
にやっと、春菜が挑発するような目つきで俺を見た。
まま、負けないぞ!

「あ……」

同じように東城と面と向かってくっついてしまったかすみが、困ったように顔をそむける。

「大丈夫だよ、とって食やしないって」

東城は苦笑いしている。
東城とかすみ。
でも、誰もいないところで2人きりでそんな雰囲気になったら、東城ってどうするんだろうな…

再びドアは閉まり、電車は動き始めた。
この先の停車駅は三ツ谷、お茶の池、万勢橋(まんせいばし)、終点の東京中央だ。
盛岡の背中はちゃんと見えている。
見逃さんぞ。
あまりの混み具合に腹が立ち、俺も意地になってきた。


結局2人が降りたのは二つ先のお茶の池だった。
電車を降りて、そのまま向かい側で黄色い各駅停車の茶葉(ちゃば)行き電車に乗り換える。
そして、一つ目の秋葉が原で下車した。

「アキバとは意外だったな」

東城の言うとおりだ。
まさか、オタク&電気の街、秋葉が原に来ることになるとは。

駅前でビラを配るメイドさんを見て「きゃあ、かわいい」と春菜は舞い上がっている。
い、いかん。
本来の目的を忘れては。

って、本来の目的って…何だ?
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

山葉譲二

・やまは/じょうじ

・2年N組

・出席番号:36

・1月16日生まれ

・16歳

・彩ケ崎中学出身

・電車通学

・本作の主役

・山葉美砂の兄

・部活は性に合わないのでやってない

・父親は樺太に赴任中で母親もたまに不在。こちらでは美砂と2人暮らしになるタイミングもある

・1年時はクラスの文化祭実行委員

・創立記念祭の実行委員

東城薫

・とうじょう/かおる

・2年N組

・出席番号:21

・2月10日生まれ

・16歳

・彩ケ崎中学出身

・電車通学

・本作の主役

・佐伯春菜の彼氏

・山葉譲二の親友

佐伯春菜

・さえき/はるな

・2年N組

・出席番号:15

・3月22日生まれ

・16歳

・帰宅部

・彩ケ崎中学出身

・電車通学

・東城の彼女。中学から付き合っている。小学校も同じだった

・東城、山葉の3人でつるんでいる

・父親が大手商社員

・東城の呼び方は「薫」。一人称は「わたし」

・中学時代はバレーが得意だったらしい

・山葉的には「バカそうに見えるが意思のはっきりした娘で、相手を立てるべきときはちゃんと立てる」良いやつ

・チャーミングで、ちょっとおバカで、スタイルもそこそこ

※アイコンは自作です

山葉美砂

・やまは/みさ

・1年B組

・1月22日生まれ

・15歳

・彩ケ崎中学出身

・家庭部

・電車通学

・山葉譲二の1歳違いの妹

・父の転勤の関係で1年の半分は譲二と2人だけで暮らしている

※アイコンは自作です

紅村涼子

・べにむら/りょうこ

・2年N組

・出席番号:30

・5月3日生まれ

・16歳

・彩ケ崎東中出身

・電車通学

・初期の主人公級キャラ

・ひょんなことから山葉に告って付き合うことになるが、山葉は何とか別れたいと思っている

・なんだかんだで結構可哀想な立ち位置のキャラ

・小5のときに家族の転勤で関西方面からやってきた

・メガネっ娘

※アイコンは自作です

一ノ瀬かすみ

・いちのせ/かすみ

・2年N組

・出席番号:5

・5月15日生まれ

・16歳

・茶道部

・彩ケ崎中学出身

・電車通学

・山葉譲二の幼稚園からの幼馴染。小学校で同級だった最後は6年生で、中学3年間はクラスが同じになることはなかった。譲二の妹・美砂のことも知っている

・おとなしく、相手を慮る気持ちが強い

・自宅は彩ケ崎駅南商店街の蕎麦屋「香澄庵」

・呼びかけ方は「山葉くん」。一人称は「わたし」

※アイコンは自作です

紫村かえで

・しむら/かえで

・2年N組担任(1~3年まで同じ)

・12月6日生まれ

・25歳

・中高大とも美咲女子

・国語担当

・紫村かなでの妹

・面倒見が良く生徒みんなから好かれている

・姉のかなでと一緒に伏木教頭の伯母が経営しているアパートに住んでいる

・軽自動車のコニーに乗っている

※アイコンは自作です

紫村かなで

・しむら/かなで

・2年K組担任

・10月9日生まれ

・26歳

・中高大とも美咲女子

・英語担当

・紫村かえでの姉

・妹かえでよりは性格がきつめ

※アイコンは自作です

穐山冴子

・あきやま/さえこ

・2年N組

・出席番号:1

・7月3日生まれ

・16歳

・フェンシング部

・内部生

・電車通学

・東京市赤坂区

・一応は電車通学

・1人娘で父親は軍人上がりの華族で会社経営者。金持ち

・同じく内部生の紀伊國蓮花と中学からとても親密

・穐山と紀伊國の父親同士は実は仕事での縁が深く旧知。そのため穐山も紀伊國も子供時代からお互いを知っていた

・紀伊國のことは「蓮花」。それ以外も男女問わず呼び捨て。一人称は「わたくし」

・いろんなシーンで登場する準メーンキャラ

※アイコンは自作です

鶯谷ミドリ

・うぐいすだに/みどり

・2年N組

・出席番号:6

・8月25日生まれ

・たぶん16歳

・出身中学設定なし(内部生ではない)

・自宅は東京市淀橋区

・通学手段不明

・一人称は「あたし」「あたしゃ」

・校内の情報に精通しており、ヤバい情報や資料を多数持っている敵に回してはならない女

・たまにしか登場しない

※アイコンは自作です

織川姫子

・おりかわ/ひめこ

・2年N組

・出席番号:7

・2月11日生まれ

・16歳

・内部生

・電車通学

・自宅は横濱。ここからはるばる通っている

・ティーンズ雑誌の街角美少女に選ばれたことがある

・山葉を山葉と呼び捨てで呼ぶ数少ない女子

・一人称は「わたし」

・呼びかけるとき必ず「やあ」で始まる

・登場回数は少なめ

・アイコンは自作です

柏木踊子

・かしわぎ/ようこ

・2年N組

・出席番号:8

・6月13日生まれ

・16歳

・吹奏楽部

・彩ケ崎中学出身

・電車通学

・かすみの実家・香澄庵近くにある小料理屋の娘で、商売柄親同士も仲がいい。かすみとは幼馴染

・後半は比較的登場回数が多い

・山葉と東城に何度かぱんつを見られる

・アイコンは自作です

紀伊國蓮華

・きのくに/れんげ

・2年N組

・出席番号:10

・11月21日生まれ

・16歳

・フェンシング部

・内部生

・電車通学

・自宅は東京市麻布区

・絶えず穐山とともにいる

・穐山のことは「冴子さん」と呼んでいる

・紀伊國と穐山の父親同士は実は仕事の縁で旧知。そのため穐山も紀伊國も子供時代からお互いを知っていた

・非常に清楚な出で立ちでモテるはずだが、穐山がいつもそばにいるので男は寄りつけない

※アイコンは自作です

来栖マリ子

・くるす/まりこ

・2年N組

・出席番号:12

・12月24日生まれ

・16歳

・内部生

・電車通学

・天然。ドジ。料理がゲロマズ(らしい)。憎めない性格

・入学したての主人公たちを校内探検に誘ってくれた

・物語の至る所に出没する

※アイコンは自作です

ジェシカ・ライジングサン

・6月30日生まれ

・2年N組

・出席番号:18

・16歳

・Jessica Risingsun

・アメリカ人の留学生でオタクだが、日本全般の知識が豊富

・同じアメリカ人のレナーテに誤情報を吹き込むことがあり、それが元でレナーテと犬猿の仲

・銀行支店長の家にホームステイしていたが、支店長が不正融資で逮捕され紫村姉妹の家に転がり込む

・本編での登場は少ないが番外編「紫村姉妹の居候」と「ジェシーとレナ」では主役扱い(連載が終わったら公開します)

※アイコンは自作です

慈乗院和歌男

・じじょういん/わかお

・2年N組

・出席番号:19

・10月3日生まれ

・16歳

・太刀川第2中学出身(太刀川市)

・自転車通学

・かえで先生のことが大好きな男子生徒

・中学ではバスケ部だった

・モブだったが、なんだかんだで後半は重要な役割を持つ

・親が、生まれるのは女の子なので「和歌子」って名前にしようと決めていたが、男だったのでヤケクソで和歌男にしたらしい(ただし風説の類)

船橋弥生

・ふなばし/やよい

・2年N組

・出席番号:29

・1月28日生まれ

・16歳

・彩ケ崎南中学出身(御山、吉村と同じ)

・体型はちょっと太めらしい(山葉の見立て)

・物語後半での登場頻度が非常に高いキーキャラ

※アイコンは自作です

御山沙貴子

・みやま/さきこ

・2年N組

・出席番号:33

・8月15日生まれ

・16歳

・彩ケ崎南中学出身(船橋、吉村と同じ)

・バレー部(後に主将)

・電車通学

・物語のとても重要な人物

・1年のとき山葉に着替えを覗かれて以来、山葉のことを徹底的に敵視している

・とても執念深い性格

・同じ中学出身の船橋による中学時代の回想が恐ろしい

※アイコンは自作です

吉村莉緒

・よしむら/りお

・2年N組

・出席番号:38

・11月7日生まれ

・16歳

・彩ケ崎南中学出身(船橋、御山と同じ)

・母親は死んでおり父親が男手ひとつで育てた。学費免除の特待生で入学

・実は美形

・おとなしい性格でクラスでも仲の良さそうな同級生はいないようだが、後半から出番が増える

※アイコンは自作です

レナーテ・バックマン

・2年N組

・出席番号:40

・2月24日生まれ

・16歳

・Renate Bachmann

・セミロングの金髪で青い目。日焼け対策で夏でも白の中間服を着ている

・横里米軍基地の軍医である父親について母と妹とともに日本に来たので留学ではない

・中学までは基地内のスクールだったが高校から神姫に入った

・兄もいるが本国で大学生

・ジェシカにはめられ変な日本語で恥をかかされることが多い

・春菜と仲がよくお泊まりに来たこともある

・日本語で「小川麗菜」という当て字の名前を持っている。ジェシカと吉村が考案したもの

※アイコンは自作です

小錦厚子

・こにしき/あつこ

・理事長兼校長

・誕生日設定なし

・年齢不詳だが60歳は超えてるだろう(山葉の想像)

・かつては国語教員だった

・なぜだか男には「セニョール」と話しかける(が、スペイン系ではない)

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み