第104話 あとがき その2

文字数 205文字

 再び時野です。唯音と出会う前のリュウの物語、いかがでしたでしょうか。

 BGMはかの森川久美先生の名作「南京路(ナンキンロード)に花吹雪」のイメージCD。あとは「ウエルカム上海~♪」と口ずさみながら、パソコンのキーボードを打っておりました。

 今の上海は高層ビルが林立し、古き良き上海は私の頭の中にしかなくなってしまいました。
 上海の物語もこれでおしまいです。

 改めてここまでお読みいただき、ありがとうございました。

 時野みゆ




  
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登場人物紹介

貴堂唯音(きどうゆいね)


十八歳。日本での窮屈な暮らしから逃れ、歌手をめざして上海にやって来る。

中原悠哉(なかはらゆうや)


唯音の義理の兄。上海でジャズ・ミュージシャンをしている。

リュウ


唯音が出会った中国人の青年。上海を離れていたが、ある目的を秘めて戻って来る。

貴堂大佐


唯音のおじ。武官として上海に駐在している。

早くに妻を亡くし、唯音を実の娘のように可愛がっている。

アレクセイ


ナイトクラブ「ブルーレディ」のウェイター長。彼が子供の頃、祖国で革命が起こり、両親と共に上海に逃れてきた。

リーリ


ブルーレディの踊り子。リュウとはかつて恋人同士だったと言うが……。

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