第98話 あとがき その1

文字数 299文字

 時野です。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
 体調がよくなくてノベルデイズの活動もずっとお休みしていましたが、ようやく復帰できて嬉しく思います。

 実は今回の物語は昔書いた作品のリメイク(もしくはリベンジ)だったのですが、書いていて語彙力のなさが身にしみ、ああ、書き込みも足りないわ~、とつくづく己の未熟さを思い知りました。
 それでも、少しでも「東洋の魔都」と呼ばれたオールド上海の雰囲気と魅力をお届けできたら、と願っています。

 本編はこれで終了ですが、私の頭の中には番外編が渦巻いております。リュウの過去と唯音に出会うまでのお話です。
 よろしければもう少しおつきあいくださいませ。




 
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登場人物紹介

貴堂唯音(きどうゆいね)


十八歳。日本での窮屈な暮らしから逃れ、歌手をめざして上海にやって来る。

中原悠哉(なかはらゆうや)


唯音の義理の兄。上海でジャズ・ミュージシャンをしている。

リュウ


唯音が出会った中国人の青年。上海を離れていたが、ある目的を秘めて戻って来る。

貴堂大佐


唯音のおじ。武官として上海に駐在している。

早くに妻を亡くし、唯音を実の娘のように可愛がっている。

アレクセイ


ナイトクラブ「ブルーレディ」のウェイター長。彼が子供の頃、祖国で革命が起こり、両親と共に上海に逃れてきた。

リーリ


ブルーレディの踊り子。リュウとはかつて恋人同士だったと言うが……。

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