彼の地
文字数 646文字
ザウバーが資料と格闘している頃、ダームは生まれ育った集落の復興に手を貸していた。子供ながらも、様々な場所を旅をしてきたダームの力は頼りになり、迷い込んできた魔物を倒しては感謝された。
そうして数日過ごした後で、ダームはこのまま集落に留まることを勧められる。しかし、少年は旅を続けることを選び、旅を終えてからのことはその時に考えると返した。その返答に、質問者はがっかりした様子を見せた。
それでも、ダームはザウバーが迎えに来るまでは、集落に留まるつもりでいた。
それから、何日もの時間が過ぎ、ようやくザウバーがダームを迎えに来た。その頃には、既にベネットもマルンに居り、後は準備を済ませて出発するだけであった。
準備を済ませた後で、三人は長い移動をした。見知らぬ街で食材を買い揃えては進み、移動をしながら襲い来る魔物を倒していった。
そうして、目的地となる遺跡に一番近い集落に三人は到着した。そこで、彼らは出来るだけ多く旅に必要な物品を買い込んだ。それから、充分な休息を取り、遺跡を目指して歩き始めた。
遺跡へ向かうまでの道は、太陽の方向や星の位置だけが頼りだった。遺跡へ到着するまでに人家はなく、生き物の気配すら無かった。
辛うじて短い草が生えている程度で、食糧になりそうな植物は見当たらない。また、上空を飛ぶ鳥すら稀であり、不気味な程に小さな虫さえも見つからない。
この為、三人はただひたすらに歩き、その間は会話も無かった。そうして、歩き続けた後で、漸く三人は目的地である遺跡を発見する。
そうして数日過ごした後で、ダームはこのまま集落に留まることを勧められる。しかし、少年は旅を続けることを選び、旅を終えてからのことはその時に考えると返した。その返答に、質問者はがっかりした様子を見せた。
それでも、ダームはザウバーが迎えに来るまでは、集落に留まるつもりでいた。
それから、何日もの時間が過ぎ、ようやくザウバーがダームを迎えに来た。その頃には、既にベネットもマルンに居り、後は準備を済ませて出発するだけであった。
準備を済ませた後で、三人は長い移動をした。見知らぬ街で食材を買い揃えては進み、移動をしながら襲い来る魔物を倒していった。
そうして、目的地となる遺跡に一番近い集落に三人は到着した。そこで、彼らは出来るだけ多く旅に必要な物品を買い込んだ。それから、充分な休息を取り、遺跡を目指して歩き始めた。
遺跡へ向かうまでの道は、太陽の方向や星の位置だけが頼りだった。遺跡へ到着するまでに人家はなく、生き物の気配すら無かった。
辛うじて短い草が生えている程度で、食糧になりそうな植物は見当たらない。また、上空を飛ぶ鳥すら稀であり、不気味な程に小さな虫さえも見つからない。
この為、三人はただひたすらに歩き、その間は会話も無かった。そうして、歩き続けた後で、漸く三人は目的地である遺跡を発見する。