Ⅰ Ancient Universe ガイア開闢 あらすじ

文字数 981文字

 全艦隊が時空間ラグランジュポイントに集結した。我々精神エネルギー体は、他時空間の生命体を精神進化させ、精神共棲によって、その生命体を惑星の管理者にする目的を持っていた。
 我々が精神エネルギー体になったのは、我々の渦巻銀河メシウスが終焉を迎え、アマラス星系惑星ロシモントに生息できなくなったのが原因だった。
 物質転送とエネルギー転換機であるプロミドンを開発した我々は、時空間と物質の新たな概念を持ち、惑星ロシモントの環境を整えようとして失敗した。時空間の秩序を乱した我々は、時空間の創造主たる存在の意思を理解し、他の時空間で活動すべく自身を精神生命体に変えて我々の渦巻銀河メシウスから旅立った。
 亜空間航行を経て、渦巻銀河ガリアナのヘリオス星系の第三惑星ガイア付近に到着した我々の艦隊から、クラリック階級のアーク位、ビショップ位、プリースト位が艦艇を奪って第四惑星アーズに実体世界を創造すべく離脱した。

 我々の社会は、我々の種ニオブから成るクラリック階級とアーマー階級、ニオブとトトの種から成るポーン階級の、階級社会だった。
 私はニオブの種でアーマー階級に属し、私の友であるシンは、クラリック階級のプリースト位のケイト・レクスターによって精神進化を遂げたトトの種に属していた。
 我々は惑星ガイアの衛星ディアナに艦隊を格納して、惑星ガイアの類人猿のネオテニー、サキとマナに意識投射し、精神エネルギーレベルを第二階梯から第五階梯へ進化させた。
 クラリックは惑星アーズに実体世界を創造しようとして失敗し、ガイアのサキとマナに意識内侵入しようとしたが、第五階梯に進化した二人は自力でクラリックから身を守った。 クラリックはサキの一族に意識内侵入するため、強制的に精神進化をさせ絶滅させた。
 我々はケイト・レクスターの功績により、サキとマナの子孫をガイアの広範囲に繁殖させたが、子孫のネオテニーは激しい物欲があり、群集心理に影響されやすく、オリエントのネオテニーは簡単にクラリックに意識内侵入されて、他のネオテニーを支配しはじめた。
 シンの提案で、我々はヒッタイトの子孫、ローランの一族を第六階梯まで進化させて精神共棲したが、クラリックのパルティア軍に攻撃され、一族の多くを失った。我々は精神エネルギーマスになって、ヒッタイトの娘マリオンに精神共棲し、復活に希望を託した。
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