五 先んずれば敵を制す

文字数 7,054文字

 グリーゼ歴、二八一五年、十一月十日。
 オリオン渦状腕深淵部、アッシル星系、惑星ナブール。
 静止軌道上、ナブル砂漠、オアシスミルガ上空、巨大球体型宇宙戦艦〈オリオン〉

 
 戦艦〈オリオン〉のホールの空間に3D映像、4D映像、5D座標(他の平行時空間の亜空間曲線座標と直交している亜空間曲線座標)が現れた。
 5D座標の光点の大きさは兵力量を、黄色から赤色への光度は兵力強度を示している。
「〈ホイヘンス〉は位相反転シールドを解除しています」
 兵力強度を示す大きな赤色が、巨大遺跡の5D座標で点滅している。5D座標に、〈ホイヘンス〉の位相反転シールドを示す青白い光彩領域はない。

「〈ホイヘンス〉は位相反転シールドを解除しています」
 兵力強度を示す大きな赤色が、巨大遺跡の5D座標で点滅している。5D座標に、〈ホイヘンス〉の位相反転シールドを示す青白い光彩領域はない。

「ナノビームを発射したら、シールドを強化してね」とJ。
「わかりました」
 PDアクチノンとPDガヴィオンが一体化したアバターのPDが昼食の注文を受けるように答えた。3D映像で、惑星ナブールに向けた〈オリオン〉の中央ダイアフラムが開いた。
「発射!」
 紫の光彩を放っている多重位相反転シールドが〈オリオン〉の中央部で、ナノメートル単位のピンホール状に開いて、そのシールド間隙からナブル砂漠の巨大遺跡へ、多数のレーザーパルスナノビームが走った。同時にシールド間隙が閉じた。

 5D座標に、〈オリオン〉から惑星ナブールのナブル砂漠へエネルギー移行を示す緑の輝点が現れ、瞬時に赤い大きな輝点に変った。巨大遺跡の兵力強度を示していた赤色の点滅が黄色に変った。4D映像が事態の流れを追って状況分析している。

「〈ホイヘンス〉の兵器稼働率十パーセント。
 主力兵器は残っています。
 兵器の九十パーセントと〈ホイヘンス〉の駆動部を破壊しました。
 修理部品も全て破壊しました。
〈ホイヘンス〉が反撃します」とPD。
 
 位相反転シールドを解除した巨大遺跡から電磁パルスが放たれた。
 だが、〈オリオン〉の多重位相反転シールドは凸面鏡の如く、その電磁パルスを惑星ナブールと宇宙空間へ分散反射した。一部はオアシスミルガをはじめナブル砂漠の各地へ到達した。電磁パルスを防御できない電子機器をことごとく破壊して、ナブル砂漠に駐留している政府軍も国民戦線も戦闘不能に陥った。

「〈ホイヘンス〉はどうした?」とカムト。
「〈ホイヘンス〉の兵器稼働率〇パーセント。
 全兵器と電子機器が破壊しました。
 反射電磁パルスで、主力兵器が機能していません」
 PDが5D座標を示した。ナブル砂漠の巨大遺跡の座標でエネルギー反応が消えている。
「しかし、油断できません。自己防衛機能を解除して電磁パルス攻撃するなど、あまりに攻撃がお粗末です。なにか魂胆があるのでしょう・・・」
 そう言ってPDが沈黙した。

「J、どうなってんだ?」
 KがJに囁いた。
「ホイヘンスは、こっちに油断させといて、何か別の攻撃を準備してるんだよ・・・」
 多重位相反転シールドは対電磁パルス用位相反転シールドだ。
 ホイヘンスは、なぜ、自己防衛に対電磁パルス位相反転シールドを使わなかった?
 もしかしたら・・・。
 Jは気になってPDに訊いた。
「PD、5D座標にスキップ光は?」

「〈ホイヘンス〉の電磁パルス攻撃前後に、遺跡の地下でスキップ光が出現しています。
 その後、モーザのエネルギー反応が消えています・・・」
 PDはしばらく考えてから言う。
「戦闘能力が皆無だと示そうとしているのでしょう。
 そうする根拠はモーザです。モーザは、私たちと同じ機能を持つAIです。破壊した〈ホイヘンス〉の電子回路を修復できます・・・」

〈ホイヘンス〉が修復されれば、モーザは〈ホイヘンス〉のAIユリアとともに兵器機能を回復する。最初から対電磁パルス位相反転シールドを張って、電磁パルス攻撃すればいいのに、なぜ、あんな攻撃をしたのだろう。戦闘能力が無くなったと示そうとしただけか?
 Jは不安になった。
「PD!ロドニュウムの金属反応を探して!」
「探しています。しばらくお待ちを・・・」

 大きな兵力強度を示す、大きな赤色の点滅がナブル砂漠の5D座標に現れた。
「ナブル砂漠の地下です。
 金属反応の大きさは〈ホイヘンス〉を上まわる直系四キロメートルです。
 内部に対電磁パルス位相反転シールドが張られています」
 ホイヘンスはどうやって金属ロドニュウムを得たのだろう?金属ロドニュウムの中に何があるのだろう・・・。Jはロドニュウム球体の中が気になった。
「4D映像で中を見せてね!」
「了解しました・・・」

 4D映像に、〈ホイヘンス〉の立体アステロイド型とは異なる球体型の戦艦が現れた。
「大きさは〈ホイヘンス〉の二倍、四キロメートルほどです。
 新しい戦艦〈ホイヘンス〉でしょう」
『どういうこと?何のために巨大化したの?』
「この〈オリオン〉に対抗するためだろう・・・」
 Jの精神思考を読んで、カムトが足下を目で示している。
 この〈オリオン〉は直径四十キロメートルのスペースコロニー用の攻撃用球体型宇宙戦艦だ。

「新〈ホイヘンス〉が浮上します・・・。
 遺跡に格納してある〈ホイヘンス〉と、電磁パルス兵器などの主力兵器を回収するようです・・・」とPD。
 5D座標でナブル砂漠の地下に赤みを帯びた青白いチェレンコフ光が瞬いた。地表にチェレンコフ光が現れている。
 4D映像に、遺跡内部の〈ホイヘンス〉を回収する新〈ホイヘンス〉が映っている。

「PD!急いで、二隻の〈ホイヘンス〉の兵器と駆動部へ、ロドニュウム鉱石とヘッジホッグをスキップして!」
 ヘッジホッグは超小型多弾頭多方向ミサイルだ。
「了解。スキップしました・・・」
 PDの言葉が終らないうちに、5D座標の原点とナブル砂漠の新〈ホイヘンス〉の座標に青白いスキップ光が現れた。新〈ホイヘンス〉の座標に大きな赤い閃光が瞬いている。
 兵力強度を示す大きな赤色の点滅が黄色の輪郭だけになった。
 4D映像に映った巨大遺跡が大きく振動して崩れおちた。アッシル星系の太陽、恒星アシルの紫外線の多い陽光を反射して、四キロメートルにおよぶロドニュウムの金属球体が出現している。

「新〈ホイヘンス〉の兵器稼働率〇パーセント。
 駆動部稼働率〇パーセント。
 全兵器と電子機器を破壊しました」

「なんで〈オリオン〉をまねるんだ?もしかして、移住する気か・・・・」
 Dが4D映像に憤慨している。
「それだ!移動だ!
 PD!新〈ホイヘンス〉を4D映像探査して5D座標表示するのと、〈ホイヘンス〉の外壁にスキップビーコンをスキップして情報をスキップさせるのと、どっちがホイヘンスに気づかれない?」
 そう言ってカムトがPDを見つめた。

 以前、グリーズ星系主惑星グリーゼのノラッドにあるカンパニーの研究ユニットから、C1が他のC1を七体を連れて、戦艦〈グリーゼ〉のブリッジへスキップした。
 その時、モーザPePeはいったん〈グリーゼ〉へスキップしたものの、Jの指示で、〈グリーゼ〉の艦体外殻外壁に貼りついて待機していたが、モーザはC1にもモーザPePeにも気づかなかった。
 モーザは精神思考ができず、C1の4D映像通信を探れなかった。モーザはスキップが可能だが、時空間転移伝播、つまり素粒子信号時空間転移伝播通信ができないためだ。
 カムトが言うように、〈ホイヘンス〉の外壁にPePeのようなスキップビーコンをスキップさせて波動残渣を捕捉して、〈ホイヘンス〉の動向を探るのは可能だ。

「スキップビーコンの使用は可能です」
 PDは難しい表情をしている。
「なにか、困るのか?」とD。
「ホイヘンスが逃げると、このアッシル星系惑星ナブールの資源を狙うレッズ星系とベスチ星系に、〈オリオン〉のデモンストレーションができません・・・。
 しかしながら、先ほどのロドニュウム鉱石とヘッジホッグのスキップ攻撃で、新〈ホイヘンス〉は四十八時間以上ナブル砂漠に釘付けです・・・・」
 そう言うものの、PDが深刻に考えこんでいる。

「どうしたの、PD?」
 Jをはじめ、カムトやDとKも、PDを見つめている。
「ホイヘンスはロドニュウム鉱石を使って、新しい〈ホイヘンス〉を作ったはずです」
 PDは、ホイヘンスが酸化ロドニュウムを還元するテクノロジーを持っていないことから、他惑星からロドニュウム鉱石を得たと分析している。

「どこかのロドニュウム鉱山の、亜空間転移ターミナルを使ってたんだね?」
 JはPDを見あげた。子どもだった以前とは違って今は十五歳だが、まだ、PDのアバターよりは背が低い。
「そうでしょう・・・」
「すぐに波動残渣を探査してね!」
「はい。探査しています・・・」
 5D座標の二ヶ所に、亜空間スキップを示す赤みを帯びた青白いチェレンコフ光が多数現れた。ここアッシル星系の惑星ナブールと、モンターナ星系の惑星グリーゼ13だ。

 ああっなんてことだ!
 モーザが最初に現れたグリーゼ13のテーブルマウンテン鉱山だ。
 もしかして、ホイヘンスは最初から、ロドニュウム鉱石の供給地に、グリーゼ13のテーブルマウンテン鉱山を狙ってたのか?
 JはPDに訊いた。
「PDがグリーゼ13からロドニュウム鉱石をスキップする時、何か変化はなかった?」
「4D映像探査には何も残っていません。波動残渣探査を怠った私の落ち度です・・・」
 PDが落胆している。

 モンターナ星系の惑星グリーゼ13は、グリーズ国家連邦共和国の鉱物資源供給地として共和国の要だ。惑星グリーゼ13からロドニュウム鉱石を奪われるなんて、Lも、グリーズ国家連邦共和国防衛軍も、デロス帝国が壊滅したからって気を抜いたね・・・。
 でも、PDがロドニュウム鉱石をスキップした時、誰も気づかなかったから、今さら考えても何もならない・・・。
 Jは前向きに考えた。
「巧妙に実行したんだね。どうやったのかな?
 グリーズ国家連邦共和国防衛軍は、どうして気づかなかったのかな?」

「グリーゼ国家連邦共和国防衛軍は、惑星ダイナスからデロス帝国と皇帝ホイヘウスの脅威が消えた、と思ったのでしょう。
 Lはホイヘンスの動向を掴んでいるはずですが、私がモーザの動きに気づかなかったのですから、私から情報を得ているLも、グリーゼ国家連邦共和国防衛軍も、気づくはずがありません」

「今、グリーゼ13に、モーザは何機いるの?」とJ。
「現在はいません。波動残渣は数日前のものです」
「ホイヘンスがモーザでスキップして、そのすぐあとで、あたしたちがスキップしたよ?
 現象が繋がっていないのに、なぜなの?」
「スキップによる微妙な時空間のずれです。
 さて、スキップ攻撃でモーザを破壊し、ホイヘンスを生かさず殺さずにしましょう」
 PDが指をパッチンと鳴らした。ふたたび、新〈ホイヘンス〉へロドニュウム鉱石とヘッジホッグがスキップした。

 5D座標の〈オリオン〉を示す原点と、モンターナ星系の惑星グリーゼ13の座標と、アッシル星系惑星ナブールのナブル砂漠の新〈ホイヘンス〉の座標で青白いスキップ光が瞬き、新〈ホイヘンス〉の座標に赤い閃光がいくつも現れて黄色の輪郭が縮小した。

「新〈ホイヘンス〉の兵器稼働率〇パーセント
 駆動部稼働率〇パーセント。
 各種機械稼働率〇パーセント。
 各種電子機器稼働率〇パーセント。
 これで、ホイヘンスは、さらに長期間ナブル砂漠に釘付けです」
 しかし、PDは浮かない表情だ。


 ホイヘンスがPDに匹敵する新モーザを開発するのを懸念しているのだろうか・・・。
 だけど、PDは、あたしの精神思考域に現れたイメージ、
『攻撃を受けた砂が、海面に舞いあがる膨大な波しぶきのように、砂漠に舞いあがり、純粋な金属ロドニュウムとなって砂漠に降り注ぐ・・・』
 について、
「ナブル砂漠の酸化ロドニュウムが還元して降り注ぐ件は、ヒッグス粒子弾による酸化ロドニュウムの酸素消滅です。あの巨大遺跡を金属ロドニュウムで包囲して、内部をシールドすれば、武装勢力を幽閉できますよ」
 と説明した。
 今、ホイヘンスたちは、金属ロドニュウムで建造された新〈ホイヘンス〉の内部に居る。
 すでに遺跡の旧〈ホイヘンス〉と電磁パルス兵器など主力兵器を回収しているが、PDのロドニュウム鉱石とヘッジホッグのスキップ攻撃で、新旧二隻の〈ホイヘンス〉は兵器も、亜空間スキップドライブも、モーザも破壊したままだ。
 ホイヘンスたちは金属ロドニュウム内部に幽閉状態だ。チャンスは今しかない・・・。
「PD、ヒッグス粒子弾は完成した?」とJ。

「完成しました。ターゲットを追ってスキップも可能です」
「PDの意識記憶管理システムを、ホイヘンスに使えるよね?」
「ええ使えますよ。方針を変えましたね」
「変えてないよ。
 このままなら、ホイヘンスは、PDに匹敵する機能を持つ新しいモーザを開発するよ」
「では、ヒッグス粒子弾を使うのですね?」
 PDが笑っている。Jの思考を読んでいたらしい。
「うん。新〈ホイヘンス〉の外殻とホイヘンスたちだけを残して、その他全ての武器と旧〈ホイヘンス〉とモーザを、ヒッグス粒子弾で消滅してね」

「了解しました」
 PDの言葉が終らないうちに、5D座標原点とナブル砂漠の新〈ホイヘンス〉の座標で青白いスキップ光が瞬き、5D座標の新〈ホイヘンス〉の黄色輪郭がさらに小さくなった。

「新〈ホイヘンス〉が外殻だけになりました。
 ホイヘンスの一味だけになりました。
 新〈ホイヘンス〉は金属ロドニュウムの監獄に変りました。
 ホイヘンスたちは幽閉されたままです。
 今後を皆で検討しましょう・・・・」

『PD!ここ、〈オリオン〉のホールに、モーザがまだ残ってるよ!』とJ。
『そのことに気づいたから〈ホイヘンス〉内のモーザ全てを消滅したのですね』

 JとPDは精神思考で意志疎通している。カムトたちトムソもDもKもPePeも精神思考で意志疎通できるが、モーザはできない。
 現在、JとDとK用の三機のPePeが〈オリオン〉のホールにいる。PePeはモーザタイプだ。三機は各種競技用のボールに擬態している。モーザPePeは他のボールへの擬態と、PePeが存在している空間の背景に擬態できる。
 しかし、一瞬、モーザPePeの数が変化するのだ。

 Dが精神波で伝える。
『いつ、紛れこんだ?』
『オレたちが〈V2〉で〈オリオン〉に乗艦した時か?
 いつ、紛れこんだか、波動残渣を探査して4D映像化するか?』
 カムトは自身が警戒を怠ったと気にしている。
 PDが伝えた。
『気にすることはありません。反転スキップです。
 私たちが新旧二隻の〈ホイヘンス〉に、二度目のロドニュウムとヘッジホッグをスキップした時、スキップ経路を逆にたどって、こちらにスキップしたようです。
 しばしお待ちください・・・』
 PDの精神波とともに、紫の光彩を放つ多重位相反転シールド球体が、ホールの空間に浮遊した。

『モーザをシールド内に捕獲しました。
 捕獲シールド内は、モーザのヒッグス場も、時空間ヒッグス場もシールドされています。電磁パルス攻撃もスキップもできません。
 会話は聞かれませんが、精神波で会話してください』
『侵入目的は何だ』とカムト。
『今、モーザの思考を読んでいます・・・。
 技術を盗んで、〈オリオン〉を破壊する予定でした。
 技術を何も盗めませんでした』
 そうPDが伝えた。
 精神思考と精神波は、素粒子信号を時空間転移伝播させて行う。スキップ機能を除き、モーザは素粒子信号時空間転移伝播できない。モーザはPDの技術は盗めない。


『J。あなたの考えはわかりましたよ。
 モーザのヒッグス場から記憶を消去して、ナブル砂漠へ戻すつもりですね!』
『うん・・・。
 だけど、モーザのスキップ機能は、亜空間転移だけにしてね。
 そうでないと、モーザは、いつか、時空間スキップから思考の時空間転移を学習して、素粒子信号の時空間転移伝播を学習するよ。
 そしたら、精神思考するようになって、PDと同じ知能になるから』

『よく気づきましたね。
 そこまで精神思考できるようになったJを、私たちは師として誇りに思います。
 モーザからスキップ機能を奪いましょう・・・』
 ただちに、モーザを捕獲している紫の光彩を放つ多重位相反転シールドの球体が一瞬瞬いて青白い光彩に変った。
『モーザから時空間スキップ機能を奪い、亜空間スキップ機能だけにしました。タイミングをみて〈ホイヘンス〉へ送りこみましょう』

『うん・・・』
 PDに褒められ、なんだかうれしい。今は十五歳だが、時空間的には一歳までと、九歳をひと月ほどと、十五歳を二日間過ごしただけだ。PDたちに育てられてここまでになったあたし自身、精神と意識の成長に驚いている・・・。

『これで、だいぶ自由な時間ができる』とカムト。
『そしたら、次の攻撃目標を話すね。
 破壊するのは兵器とテクノロジーだよ!
 最初にナブール政府軍と国民戦線を叩いて、アッシル星系に〈オリオン〉の存在を示すの。
 次はレッズ星系の惑星シンアと惑星ロッカール。
 そして、ベスチ星系の惑星コビアンとオセアンだよ』

『全勢力を叩くのか?』とカムト。
『あたしたちに協力的な勢力は無いよ。ねっ、PD!』
『そのとおりです!』
 Jは、PePeとみんなに微笑んだ。
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