第164話 異様なもの

文字数 284文字

 ヒイラギさんのシーツ交換に入ったとき、においがした。
 窓を全開して作業したが、数十分後まだ臭気が。
 ヒイラギさんはタンスの中に使用済みのパットを入れる。
 探したが見当たらなかった。
 私は布の袋を確認した。
 この方はいつも帰り支度をしている。
 袋の中には何着かの服、靴下、その下にビニール袋が。
 開けて、それを広げて吐き気がして廊下に走った。
 マスクをしていたが、なお、時間の経ったその臭気はすさまじかった。
「どうしたんですか?」
 O君が聞いた。

 今度見つけたら絶対に開けないで、あなたに渡すわ。

 
 投稿しようか考えましたが、これが現実です。



【お題】 絶対に開けないで
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