第39話 また、突拍子もない……

文字数 846文字

 今回のお題はお手上げです。拳を上げます。難しいお題を出すと殴りますよ。

 いえいえ、拳を握ったのは、緊張したときと怒りを抑えたときだけで、殴ったことはありません。気が弱いので出世しませんでした。

 そうそう、拳といえば、この歌。

〜拳を上げる人々と、手を合わせる人々が、言い争いをしている間に〜
〜ほらごらんなさい。のら犬のかあさんが、かわいい子犬を産みました〜

 これだけでも著作権侵害になるのでしょうか? だったらお許しを!

 今は亡き、河島英五の『てんびんばかり』でした。

✳︎

 もうひとり、私の好きな岡林信康さんは1975年演歌に開眼し、『月の夜汽車』を作詞・作曲した。
 美空ひばりさんの関係者を経て、本人の知るところとなり、レコーディングが実現した。

 岡林さんは初対面でひばりさんに、
「あんた、ヒゲそったら? あんた、ヒゲそったらいい男になるのに」
と言われたという。

 スタジオで出会ったふたりは意気投合し、親交を深めた。

 ふたりは、新宿ゴールデン街(歌舞伎町1丁目)で大勢の仲間と共に酒を酌み交わす等の交流が続いた。
 岡林さんも酒には強かったが、ひばりさんと比べると子どものようだったという。

 ひばりさんは
「流しの歌に合わせてバンバカバンバカ歌った」
ため、岡林さんは、
「止まらなくなって心配した」
 当然の成り行きとして、
「まわりから人が押し寄せてきて通りも人があふれて、最終的にはパトカーが来た」

 岡林さんは、
「僕らパトカーが来る前に脱出した。来てたら僕たち2人、新宿警察署に引っ張られてた」
と、危機一髪の脱出劇を回想。

 また、歌手として
「うまいとかってレベルじゃなくて、みんなが脂汗流して必死になってる歌を、鼻歌のように歌えるんですね」
とひばりさんの偉大さを指摘し、
「悔しい…」
とつぶやいていた。


【お題】 歌舞伎町、拳で成り上がれ!!


https://www.daily.co.jp/gossip/2018/09/19/0011653910.shtml?pg=2#google_vignette
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