第17話 また、あの駅に

文字数 817文字

 どうしてひとりで知らないところにいるのだろう? 始まりは、毎回その駅なのだ。
 たどり着いたであろう駅は名前もわからない。出ていない。
 とにかく、帰らなければ……
 私は路線図を見ている。
 見渡しても、帰る駅は載っていない。
 それでも、私は電車に乗った。
 
 そしてどこかのホームに立っていた。乗り換え駅だろう。電車を待っている。
 乗り継いで、また乗り継いで、ようやく都会の、私の知っている駅名があった。
 これでようやく家に帰れる。

 次にはマンションの前にいた。まぎれもなく私の住んでいるマンションだ。
 エレベーターに乗った。ボタンを押そうとして怖くなる。
 私のマンションに7階はない。5階建てだ。ではここは?
 訳がわからないが、4階を押した。ここは私のマンションのはず。こじつけでもいい。無理やりそうしてしまう。 

 しかし、エレベーターは止まらない。7階でも止まらない……上昇していく。


 夢です。
 こんな夢を何度か見た。
 ああ、またあの夢だな……と夢の中で思っている。

 ︎

 調べてみました。

 電車で家に帰れない夢の意味は
「焦りを感じている」

 電車で家に帰れない夢は、目標にたどり着けず焦っている心理を意味する。

 夢占いでの電車は、自分で行き先を決められない不自由さの象徴でもある。

 
 エレベーターの夢を見る時は、不安や恐れといったネガティブな感情が強く出てしまっているかもしれない。
 必要以上に、将来について不安になってしまったり、自分の人生が嫌になってしまうこともあるかもしれない。

 しかし、ネガティブな感情が湧き出ている時は、チャンスでもある。
「どうして、自分はこんなに不安になってしまっているのか?」
ということを向き合うきっかけにもなる。
 しっかり向き合い、自分で答えを出すことができれば、大きく人生が好転していくはず。

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