第62話 ミルクティー党

文字数 937文字

 【お題】 柚子ハチミツレモンティー

 
 ミルクティー党なのでレモンティーは飲まない。市販の缶やペットボトルもほとんど買わず、ポット持参で節約。
 初めてレモンティーを飲んだのは小学年高学年だろうか? ティーバックをカップに入れて、3倍飲んだ。薄くなったけど。
 あの頃のグラニュー糖は、ひと袋6グラム入っていたのではないか? それを3袋。でも太らなかった。子どものころは。

 ハチミツレモンは、冬になると風邪をひかないよう作っておく。レモンを薄切りにして、タッパーに入れ、ハチミツをたっぷりかける。
 そのまま食べてもおいしいし、ハチミツとレモンが混ざって、液体になったものをお湯で割って、さらにレンジで熱くして飲む。
 レモンもハチミツも日本のものではない、安いやつだけど。

 長女の旦那(女婿)のおかあさんが柚子ジャムを作る。梅ジャムも。それが私のところに回ってくる。ヨーグルトに入れるとおいしい。
 このおかあさんは私より15歳年上で料理上手。孫のイベントには御赤飯を蒸してくる。私が褒めたので、お持ち帰りの分もたくさん。

 柚子といえば、施設で入浴介助をしていたころ、柚子湯なのに入れるのを忘れた……
 それをしっかりしたコデマリさんは忘れない。
「あなた、柚子湯入れてもらった?」
と、皆に聞いて回った。 
 次のときに残っていた柚子を全部入れてやったが、彼女は忘れない。毎年言う。
「柚子湯に入れてもらえなかった」
と。しまいには菖蒲湯のときにも言う。
「菖蒲湯に入れてもらえなかった」
と。私はそのたび謝る。私が辞めたあとも言うんだろうな。もう、93歳だけど。


 戻ります。
 私はミルクティー党……
 検索してみたら、ミルクティー同盟というものがあった。

 タイや香港、台湾など、中国と敵対する勢力がオンラインで反中国の姿勢を訴えているのだが、なぜ「ミルクティー」なのか。
 実はここで挙がっている地域は、どこもミルクを入れたティーを飲む習慣があるが、中国ではティーにミルクを入れて飲む習慣がない。

 そういうわけで「ミルクティーを消費する人たち」が一緒になり、「ミルクティーを飲まない中国」に反対する、という意味合いがあるという。
https://courrier.jp/columns/235642/
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