第20話 私の一日の過ごし方

文字数 1,255文字

人生のゴールが近づいてきたのを感じ始めています。
よくここまで無事に来られたものです。
家族には言えませんが、もう何が起こっても驚かない気持ちが出てきました。
余命が少ないことは別に悲しいことでも恐れることでもないのです。
誰にでもやってくる日常の出来事なのだと考えています。
幸いこれといった病気もなく事故もなくやってこられました。

人にはすごい自己修復能力と生命力がありますから簡単には死にません。
問題はこれからの生き方です。この先の10余年をいかに過ごすか。
その人間の最終的な価値を決めるといっても過言ではないでしょう。

今までの人生の中で色々な事を学習し体験してきました。
その知識や体験から、それを必要としている人に教えることも生き方です。
何の知識がなくても、困っている人を手伝うことも生き方です。
相手の話を聞いてあげたり親切にしてあげたりすることも生き方です。
植物や動物に水や餌をあげるのも大事な生き方です。
「生きている幸せ」を意識して生活することが大事だと思います。

パソコンオタクの私にとって毎日の生活の変化は殆どありません。
朝から晩まで小さな教室の小さな机にむかって一日をすごします。
この机から移動することは殆んどありません。
普段はパソコンの指導を朝9時から夜7時までやっています。
同年代の人たちが20人近くやってきます。
世間話や学習で瞬く間に1日が過ぎて行きます。

休日でもパソコン操作の質問やトラブルの人がやってきます。
わかることは解決して差し上げます。
解決できた時は、ああ今日はいい事をしたなと幸せを感じます。
おかげさまでこの仕事は自分の天職のような気がしています。

コロナの関係で、家族サービスや行楽の計画もなくて助かりました。
いつもは「少しは外に出なよ」妻から口やかましく言われています。
今はおおいばりで教室にいます。

休日でも毎日朝6時ごろには教室にきます。
まずは「コロナのニュース」見て次は「インターネット対局麻雀」
麻雀は朝2局、夜3局しています。10年前に初めて21,900回になりました。
継続は力なりですね。私は名人達人の部類に入ったかもしれません。
次は少し飽きたら「ギャオで映画」です。

椅子に座ったまま居眠りもします。こうして瞬く間に一日が過ぎていきます。
家に帰るのは夜の10時ごろです。おかげで夫婦喧嘩する時間もありません。

新しい挑戦として「インターネット将棋対局」を始めました。
将棋は初心者なので面白いように負けます。
少し強くなってやろうと将棋の学習も始めました。
将棋ならもっと年老いてからの趣味として最適な気がします。
何でも1万回やればその道の名人になれるようです。
1日10回やれば3年で目標達成です。
少しずつやれば毎日の積み重ねがすごい記録を残します。

私は何か時間のかかる目標を達成したい時は、「砂時計」をイメージします。
始めれば終わりが来る、途中であきらめなければ必ず終わる。

名人でなくてもいい。目標の半分でもいい。
何かに挑戦すれば何かが変化します。
これが私の楽しい人生の過ごし方です。


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