第70話 書いておけば記録に残る

文字数 715文字

1年間ずっと日記を書き続けてきた。このところ日記を書くのを休んでいる。
朝の3時に起きる習慣はそのまま続いている。
6時までの3時間は特にやる事を決めていない。やることがないと色んな事を考える。
小説を読んでみたりパソコンに貯めてある昔のドラマをみたりしている。
青春の頃の音楽を聴いてみたり、教室の運営方法を考えたり、将来の生活の事を考えたり。
妻との旅行の事を考えたり、子供の結婚の事を考えたり。
これから書く作品の事を考えたり、電子ブックでの可能性を考えたり。
小説家としての可能性を夢見たりしている。

ぼ~っと夜明けの夜空を眺めたり、膨らんできた腹の贅肉の事を考えたり。
金言名言、処世訓を見直してみたり、自分の作品を読み直してみたり。
お気に入りのブログを散歩したり、昔の出来事を思いだして一人笑いをしている。

この連休の2日間は何にもしなかった。何もしないことの不安を感じた。
脳が退化してしまうような気がした。
何もしないほど不安なものはない。やりたい事があるうちは安心できる。

しばらくは考える時間を大事にしてみたい。
特に何もなければ、あと20年余りも生きられるのだから。
幸せは自分で作らなければならないと思う。幸せは偶然にはやってこないと思う。

不安を解決していく過程もそれもまた幸せだと思う。
幸い健康には恵まれた。
この唯一の財産を活かしていこうと思う。
過去を思い出し、現在を考えながら、未来を作り出す。
自分にはこれができる幸せな時間がある。

また日記続けよう。誰も読まなくてもいい。
人に認められれば嬉しいし気持ちもいいが。
認められなくてもやってきたことは残る.

記憶は薄れていくが、記録は残る。
その時の情景のまま、その時の心情のまま残り続ける。



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