第6話 老いても生きる役割はある

文字数 1,850文字

私の仕事はほとんど体力を使いません。
2~3年で10kg以上太り身の危険を感じました。
でもどうにかしなければならなかったのでスポーツジムに行きました。

毎日、桶川サンアリーナで2時間運動しています。
運動をしながら録音テープを聞いています。
苦手でつらいと運動している時間が長いのです。
気を紛らわすため音楽を聴くことにしました。
最初は「懐かしい歌謡曲」「昭和のフォークソング」」等の音楽でした。
残念ながら繰り返し同じ音楽を聴くと飽きてきます。

運動の時間は時間が経つのが本当に遅くて嫌になってしまいます。
2時間の時間をつぶす為にICレコーダーに色々録音して聞いています。
普段は聞かないようなテーマの物を聞いています。

どうせ暇つぶしだからと普段はあまり関心のないジャンルになりました。
「偉人伝」「人生論」「地球の起源」「人間の進化」「アドラー心理学」
「人体の不思議」「宇宙の歴史」「人類の誕生」・・・・・
普段はあまり興味のないもの方が時間をつぶすのにはちょうどいいのです。

1年は地球が太陽の周りをする時速108,000km(秒速約30km)です。
信じられませんね。人類はそのロケットに乗って動いているのです。
季節によって星座が移り変わります。汽車に乗って田園風景を見るのと一緒です。
人類全員がロケットに乗って広い宇宙を旅行しているのです。
ものは考え方次第で感じ方が変わります。楽しくなります。

人間の祖先は10億年前、バクテリアのような微生物から進化したらしいです。
私の祖先は微生物だったんですね。
何かそう考えると辛いの楽しいの、若いとか老人とかいうのがおかしく思えます。
スタイルがいいの肥満だの、美人だとかブスだのどうでもよくなってきますね。
大きな宇宙から見たら人間なんて、空気中の埃より小さいのですから。
バクテリアだって人間にまで進化したのですか、人は誰でも進化します。
小さなことは気にしないほうが楽しく過ごす事です。悩む必要がないのです。

そんなことで、1日2時間の運動をすでに1000日を過ぎました。
今までの自分なら一生かけても読めない量の録音テープを聞きました。
3年もアリーナが継続できているのはこれが理由です。

今まで知らない事が多すぎました。
ただボーット生きてきてはダメなんだなあとつくづく感じました。
知れば知るだけ、自分の心の持ち方が変わってくるのがわかります。

我々中高年世代はもうすでに子育てやローンも終わり大きな責任はないと思います。
好きなことをして、気の合う人だけと付き合って、明るく楽しく行きましょう。
「喜怒哀楽」の怒哀を除いて人生を喜楽(きらく)に生きましょう。
人生の生きがいは「楽しく生きる」ことが根源であるように思います。

朝起きてご飯を食べて、なんとなく1日を過ごして、夕飯を食べて、
お風呂に入って、そして布団にもぐりこんで寝る。
これはこれで幸せなのかもしれない。
知って役に立つことがあったら、それをしらない人に教えてください。
人に教えるのは、脳の活性化の最大の方法です。

<人間性とは>
自分自身が年齢相応に人間的な成長ができているのだろうか。
人間的な成長とは性格のよさの事でしょうか。
優しい人、穏やかな人。
活発で積極的な人。
物静かで冷静な人。
冷たい人、事務的な人、意地悪な人。
明るい人、くらい人。
それぞれ長い年月の間に身につけてきた処世術で人生を歩んでいます。
みんな正しい生き方だと思います。
中には意地悪で周囲から嫌われている人もいます。
その人だって付き合う人によっては優しく接していると思います。

人間関係が一番難しいですね。できれば誰とでも明るく楽しく過ごしたい。
喜怒哀楽の感情を出さずに「喜」と「楽」でキラクに生活したい。
そのためには人間的な成長が必要なのです。

日々の言動の一つ一つに人間性が現れます。
人に優しく親切にした時は何とも言えない快さを感じます。
人と明るく楽しく接した時には嬉しくなります。
人の意見に相槌を打ちながら聞き役に回った時は充実感を感じます。

ただ現実はその逆が多く、
自我を出して対立しストレスが溜まりイライラする事が多いですね。

ある精神論者が言っていました。「人は愛と光と忍耐」だそうです。
愛は優しさ。光は明るさ。忍耐は自我を出さないで我慢をする事。
これができる人が人間的に成長した人と言えるそうです。

何事にも興味を持って積極的に努力をしている事も人間的な成長の要素です。
人間的な成長をした人には魅力があります。
魅力ある人間には周囲をひきつけるオーラが出ています。


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