第６５話 だめなら自分を変える
文字数 1,983文字
２０年前、中高年専用のパソコン教室を開業しました。
その日は昨日のように覚えています。
友人二人に桜になってもらい、新しいお客様を待ちました。
折り込みチラシで数人の申込や問い合わせがありました。
申し込んで頂いた人が本当に来てくれるのかどうか心配でした。
開校当日の朝８時５０分
自転車で一人の年配のサラリーマンが教室にやって来ました。
感動の一人目の受講生でした。その人の表情まで蘇ってきます。心配そうでした。
中高年の方が楽しく学べるようにと自作のテキストを作りました。
このテキストがわかり易いとほめられました。
それと、同年配の人に教えるので気持ちは楽でした。
友達のような気持ちになって教えられました。
同時に教えることの難しさを学ぶことが出来ました。
これから事務員になるわけではない中高年にとってパソコンは特に必要ありません
だから、パソコンを操作する事が楽しくなるような内容にしました。
きれいに文章が配置できたりイラストや写真が飛び出してきたりを教えています。
郵便番号から住所に変換したり横書き文書が瞬間で縦書きになったりすると驚きます
そういう感動するような内容を盛り込みました。
新しい事をする事は脳に刺激があります。
頭の美容体操だと思っています。ボケ防止にも役に立ちそうです。
考えて、キーボードをたたいて、マウスを動かして文字が形になっていく。
画面に思い通りの結果が出ると達成感や充実感があります。
この小さな教室の中に入ると別世界があります。
教室でパソコン操作している時は家庭や世間の事は忘れられます。
２０年間は長いようで短かったし、短いようで長かったとも感じました。
色んなことがありました。廃業を考えたこともありました。
ある時、ホストのような気持ちでやってみようと思いました。
駄洒落や冗談やお世辞も言いながらやるようにしました。
それから、運が上向きになったように感じました。それでも油断は出来ません。
他の事に気を取られ集中力が欠けるとすぐに結果になって現れます。
来月から２１年目に入ります。これからの１０年は気持ち新たに全てを見直します。
初心を忘れずに一人一人を丁寧に教えていきたいと思います。
これからの１０年間も、教室で生活の糧を得たいと思っています。
いつも新鮮な内容にしていきます。いつも楽しい会話に勤めていきます。
働いていれば、生活費の事も病気の心配も忘れられます。
大した体の変化がなければ、ずっと働き続けて行くつもりです。
働くことは、自分にとってはゴルフや麻雀よりも楽しいのです。
ゆっくりするのは、それから先にします。
こんなにいい仕事を与えてくれた見えない力に感謝します。
創作活動はのほうは趣味程度にして楽しんでいきたいと思っています。
創作作品も手のあいた時に書き貯めておきます。少し溜まったら投稿します。
プロの作家の作品をいっぱい読みました。やはり手の届かない世界だと感じました。
私は私の世界で楽しいものを作ってみます。趣味の作文として投稿するつもりです。
教室開業から２０年たちました。パソコン教室はどこも廃業しています。
パソコンは冷蔵庫や洗濯機のように、電化製品になってきています。
パソコンはみんなが知っています。知らない人のほうが少なくなってきています。
だからパソコン教室は要らなくなってきているのです。
おかげさまで、私はうまくやっています。妻と二人で楽しくやっています。
３年前、お客様が殆どいなくなり教室をやめようと思いました。
それでも他にやる事が思い浮かびませんでした。
自分にはこの仕事しかないと考えました。このままでは潰れると思いました。
何かを変えなければと思い何ヶ月も改善しました。
そしてまたうまく行き始めました。お客様が増え始めました。
何を変えたのかと言えば、「自分」です。
私のパソコンのスキルはそんなに高くはありません。
ただ、この教室に来る人はみんな初心者です。
お客様よりは多少知っていれば教えられます。
面白い人間、楽しい人間、明るい人間をめざしました。
突っ込まれやすい人間になりました。冗談やダジャレを入れて教えています。
入会希望者の中には楽しい人も、そうでない人もいます。
子供も来ます。年配の方も来ます。質問ばかりの人もいます。
いろんな人が来ます。みんなパソコンを知りたくてやってきます。
すべて来る人は受け入れています。
心の中で「楽しかったら、いつまでも来てね」と思ってやっています。
お客様が知りたい事はその場でやって見せています。
小さな教室だからマーケティングや難しい理論は考えていません。
目の前にいるお客様に笑って帰ってもらいたいだけです。
自分はたいした人間じゃあないなと思ってやっています。
一歩教室を出たらお客様のほうがずっと生活が上なんです。
みんな友達になってもらいたいと思いました。
そんな気持ちで３年間気持ちと生活が楽になりました。
その日は昨日のように覚えています。
友人二人に桜になってもらい、新しいお客様を待ちました。
折り込みチラシで数人の申込や問い合わせがありました。
申し込んで頂いた人が本当に来てくれるのかどうか心配でした。
開校当日の朝８時５０分
自転車で一人の年配のサラリーマンが教室にやって来ました。
感動の一人目の受講生でした。その人の表情まで蘇ってきます。心配そうでした。
中高年の方が楽しく学べるようにと自作のテキストを作りました。
このテキストがわかり易いとほめられました。
それと、同年配の人に教えるので気持ちは楽でした。
友達のような気持ちになって教えられました。
同時に教えることの難しさを学ぶことが出来ました。
これから事務員になるわけではない中高年にとってパソコンは特に必要ありません
だから、パソコンを操作する事が楽しくなるような内容にしました。
きれいに文章が配置できたりイラストや写真が飛び出してきたりを教えています。
郵便番号から住所に変換したり横書き文書が瞬間で縦書きになったりすると驚きます
そういう感動するような内容を盛り込みました。
新しい事をする事は脳に刺激があります。
頭の美容体操だと思っています。ボケ防止にも役に立ちそうです。
考えて、キーボードをたたいて、マウスを動かして文字が形になっていく。
画面に思い通りの結果が出ると達成感や充実感があります。
この小さな教室の中に入ると別世界があります。
教室でパソコン操作している時は家庭や世間の事は忘れられます。
２０年間は長いようで短かったし、短いようで長かったとも感じました。
色んなことがありました。廃業を考えたこともありました。
ある時、ホストのような気持ちでやってみようと思いました。
駄洒落や冗談やお世辞も言いながらやるようにしました。
それから、運が上向きになったように感じました。それでも油断は出来ません。
他の事に気を取られ集中力が欠けるとすぐに結果になって現れます。
来月から２１年目に入ります。これからの１０年は気持ち新たに全てを見直します。
初心を忘れずに一人一人を丁寧に教えていきたいと思います。
これからの１０年間も、教室で生活の糧を得たいと思っています。
いつも新鮮な内容にしていきます。いつも楽しい会話に勤めていきます。
働いていれば、生活費の事も病気の心配も忘れられます。
大した体の変化がなければ、ずっと働き続けて行くつもりです。
働くことは、自分にとってはゴルフや麻雀よりも楽しいのです。
ゆっくりするのは、それから先にします。
こんなにいい仕事を与えてくれた見えない力に感謝します。
創作活動はのほうは趣味程度にして楽しんでいきたいと思っています。
創作作品も手のあいた時に書き貯めておきます。少し溜まったら投稿します。
プロの作家の作品をいっぱい読みました。やはり手の届かない世界だと感じました。
私は私の世界で楽しいものを作ってみます。趣味の作文として投稿するつもりです。
教室開業から２０年たちました。パソコン教室はどこも廃業しています。
パソコンは冷蔵庫や洗濯機のように、電化製品になってきています。
パソコンはみんなが知っています。知らない人のほうが少なくなってきています。
だからパソコン教室は要らなくなってきているのです。
おかげさまで、私はうまくやっています。妻と二人で楽しくやっています。
３年前、お客様が殆どいなくなり教室をやめようと思いました。
それでも他にやる事が思い浮かびませんでした。
自分にはこの仕事しかないと考えました。このままでは潰れると思いました。
何かを変えなければと思い何ヶ月も改善しました。
そしてまたうまく行き始めました。お客様が増え始めました。
何を変えたのかと言えば、「自分」です。
私のパソコンのスキルはそんなに高くはありません。
ただ、この教室に来る人はみんな初心者です。
お客様よりは多少知っていれば教えられます。
面白い人間、楽しい人間、明るい人間をめざしました。
突っ込まれやすい人間になりました。冗談やダジャレを入れて教えています。
入会希望者の中には楽しい人も、そうでない人もいます。
子供も来ます。年配の方も来ます。質問ばかりの人もいます。
いろんな人が来ます。みんなパソコンを知りたくてやってきます。
すべて来る人は受け入れています。
心の中で「楽しかったら、いつまでも来てね」と思ってやっています。
お客様が知りたい事はその場でやって見せています。
小さな教室だからマーケティングや難しい理論は考えていません。
目の前にいるお客様に笑って帰ってもらいたいだけです。
自分はたいした人間じゃあないなと思ってやっています。
一歩教室を出たらお客様のほうがずっと生活が上なんです。
みんな友達になってもらいたいと思いました。
そんな気持ちで３年間気持ちと生活が楽になりました。
