第23話 幸せを作る処世訓を参考に

文字数 2,083文字

楽しく生きるには自分なりの考え方が必要です。
凡人である私は社会での世渡りの方法や、人生の処世訓など思いつきません。
何かで学習するしかありません。

小説の中の言葉に感動することもあります。
ノウハウ書のようにまとめて書いてあるものもあります。
友人との話の中の一言に感銘するときがあります。
新聞の記事の中にも参考になることがあります。
テレビを見ていて感動することもあります。
映画を見て人生の参考になることもあります。

それがみんな、生きるためのヒントとして役に立っている。
「なるほど」と思う言葉はみんな自分に不足しているものだと気づきます。
または日頃自分の境遇や生き方に似ている考えに共感します。

その考え方や文章をパソコンに整理整頓して貯めていきます。
その中で大事なものは壁に貼って暗唱します。
今はかなりの項目が私の机の前の壁に貼ってあります。
実行できるものもあり、できないものもあります。
時々それを見直してみます。
実行して身に付いたらその項目を外します。
少しずつですがその項目が少なくなっていきます。
そしてまた感動した言葉や行動を追加します。
いくらたっても次から次にいい考え方や教訓に出合います。

人の考えなのに、いい教訓だと思って実行しているうちに、
最初から自分の考えたものと勘違いすることがあります。
それはそれでいいと思う。特にそれで飯の種にするわけではないからです。
自分が楽しい生き方をするためです。最初は真似してみます。練習だと思って真似します。

言葉、数字、文字だって一から自分で考えたもの等ありません。
言葉を使わなくてはすべての考え方や論理は成り立ちません。
どんなすごい哲学者でも、最初からすべて自分で考えたものはないと思います。
小さいころからの学習や体験で身に付けた知識を利用しているのです。
過去の知識や体験をもとに自分なりに組み合わせているのです。
小説でもエッセイでも、単語や助詞の組み合わせでいい作品ができます。
言葉や文字の組み合わせや構成で読みやすい物語が書けます。

自分ではできない恐い体験。
自分ではできない楽しい体験。
読む人の人生と共通するもの。
読む人の人生とはまったく違うもの。
感動、共感、賞賛、憐れみ。
自分の魂を揺さぶって、感情を高ぶらせ興奮させるもの。
泣く、笑う、怒る、悲しむ、喜び・・・・・・
自分の魂を癒し安らぎを与え落ち着かせてくれるもの。
自分の知的欲求を満足させてくれるもの。
すべてが日本人共通の言葉で表現しているからイメージできるのです。

そして物語の進行がわかりやすい構成と文章表現。
場面や人物の動きやせりふ等で情景がイメージできる文章にする。
起承転結があり物事の展開してゆく流れがわかりやすいもの。
その物語を通して、何かを学ばせてくれる真理があるもの。

言葉の組み合わせでわかり易くもなり読みづらくもなる。
助詞一つの使い方で文章の方向が違ったものになってしまう
感動した真理、喜怒哀楽の組み合わせでいい作品になる。
音楽でも、音の組み合わせで人が感動するようないい曲ができる。

その組み合わせをするためには、多くの知識を知り経験を積み実行する。
それを徹底的に真似したものの中から、また優れた人が出てくる。
その考え方が後世に伝わり、そこから新しい発見や考え方でどの分野でも進化していきます。
基礎訓練や練習の量でその才能が磨かれます。
生まれ持った才能の人もいますが、それは何人でもありません。

人生を楽しく生きるためにも同じことが言えます。
先人の考えの中から、自分に合っているものを探し実行してみることです。
人間性、人格の向上などもまったく同じことが言えると思います。

私が選んだ処世訓

1. 人の話は、せかすな、さえぎるな、あとをひきとるな!
2. 人は誰も、自分の話をちゃんと聞いてくれる人と話をしたがる!
3. 人生は、自分が書いた脚本の練習と思うこと!
4. 相手は自分の鏡!否定されれば腹が立つ、誉められればうれしい
5. 親切は思いついた時に!自分でできる小さなことに絞る
6. 謙虚になる訓練をしよう!自慢をする必要がない人になるまで人格を高める
7. 一度に一つのことだけに集中して進める癖をつける!
8. 身近な人たちに中にこそ学ぶことがある!
9. 親切は、それによって得られる心のぬくもりが“お返し”なのだ
10. すべては永遠に持続することはない。この一幕もまた過ぎていく
11. 直感が与えてくれるメッセージを実行する
12. 同じことでも、長所にでも欠点にでもなる
13. 不安だけど、怖い気もするが、“とにかくやってしまおう”!
14. 未知のことでも、見るだけ見てみよう、やるだけやってみよう。
15. 毎日、毎日止まらずに、1時間は自分の専門のことを勉強すること。
16. グチを話しかけられやすい人になる。
17. 変化や、新しいことをためらうな!新しい経験ができる。
18. 前もって考えていなければ、実行のチャンスがきても気付かない。

年齢に関係なく楽しく生きるための工夫です。
生活や生き方はそれぞれです。処世訓は人生の潤滑剤だと思って参考にして下さい。
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