第62話 生き甲斐を自ら探す

文字数 1,248文字

時々、自分の生甲斐とは何かを考える事があります。
人から聞かれることもあります。いくら考えてもよくわかりません。
これといった明確な答えが出ません。
自分の生き方の根本になっているのは貧しさです。
この先、収入がなく食べられなくなったらどうしよう。
この恐怖がいつも胸の中にあります。

断食道場へ行ったのは、食べないでどのくらい生きられるかが知りたかった。
早期退職したのは、元気があるうちに次ぎの飯の種を見つけることでした。
パソコン教室を開業したのは、仕入れがなく倒産の恐怖がないからです。
蓄積した知識を切り売りして飯が食えると思ったからです。
ブログを始めたのは、年老いて動けなくなった時の準備です。
自分の書いたものが飯の種になるかどうかの練習です。

今、安全なうちに次ぎの準備をしておくことでした。
将来の不安を少しでも取り除きたい一心です
自分と自分の家族を守るためだけです。究極のエゴイストかもしれません。

貧しさからでしょうか、人に見下されない人間になりたい。
人に馬鹿にされない人になりたいと思っていました。

青年時代は、国語の先生。これは尊敬の対象になると思いました
会社時代は、人からすごいなと思われる仕事に取り組みました
早期退職した時は、人に笑われない仕事を選びたかった。

とにかくこの先、自分がボケて判らなくなっていくのが怖いんです。
毎日何かに挑戦していれば、今日までは安心です。
人は使わない所が退化します。少しでも頭を使っておきたい。
どうせやるなら、何かの役に立てばいいなと思います。
作品をいっぱい作って生活の糧にしたいと思っています。
それを楽しんでくれる人がいるならさらにいい。
それが生活費になればもっといい。
できるかどうかわかりませんが小説で生活を維持したい。

ブログ的な作品創作のいい所は、責任感が生まれ
書く事が仕事のような気になって継続ができました。
ほめられ励まされて、へこたれることなく続けられました。
けなされたり軽蔑されたりすれば、それをバネにしようと思いました。
いつも少し先の自分の生き方を考えるそれを今から具体的な準備をしておく。

考えるだけでは寝ているのも同じです。
人の寝ている時間を使って、次ぎの準備をしています。
その練習に人の何倍かの時間をかける。
練習量によって人より多少いいものができるかなって。

少しは人から認められたい。いい小説を発表するという夢を持っていたい。
70歳からは小説を書いて生きていくぞと思いました。
こんなことが私の生甲斐かなって感じています。

心の豊かさは自信がありません。いつになっても心は貧しいような気がします。
怒ったり、ひがんだり、羨ましがったりは日常です。
いつまで経っても、心の豊かさは満足できません。
心の豊かさは勉強の方法がわからないんです。

生まれ変わったら、もっと優しい人間になりたいです。
生まれ変わったら、もっと人の事が考えられる人間になりたい。
生まれ変わったら、もっと精神的に強い人間になりたい。

生甲斐って、こんなことを考えている毎日なのかもしれません。

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