第35話 ささいことは気にしない

文字数 1,721文字

地球は太陽の周りをまわっています。365日で1周します。
そう考えると、我々人間は毎日宇宙旅行をしているのですね。
春の星座、夏の星座、秋の星座、冬の星座を楽しめます。
太陽系の宇宙をゆっくりと旅行していると考えると楽しいですね。
いい星に生まれたことを感謝したいですね。

地球が生まれてから46億年だそうです。
地球の命から比べると人は本当に短くてはかない命と思います。
地球にとっては人間なんてホコリみたいなものです。
若いの年寄りだとか考えること自体が小さく見えます。
人生は一瞬で終わります。気が付けばもう少しでゴールです。
ここまでくれば、苦しいも楽しいもたいした差がないように思われます。

そう思うと、あまり年齢を気にせずに楽しく過ごしたいですね。

楽しさというのは何だろう。
①まず面白いテレビや落語などを聞いていると
 これは瞬間的なもの。終われば通常の状態に戻ります。
②目的の大学に合格したとか、難しい資格を取った時などはもっと楽しい。
 これは1年くらい楽しさが継続する。
③家を新築したりマンションを買ったりすると
 4~5年は楽しさが持続する。
④結婚をして子供が生まれたりすると
 子供が成長するまで10年は楽しめる。

それでは、一生楽しく暮らすには何がいいのでしょうか。
人に感謝し感謝される生き方。これが結構楽しそうです。
これが自然になるまで身に付けば、一生楽しく暮らせそうです。
人の役に立とうと努力する事が「究極の楽しい生き方」なのかなと思う。
人の役に立つ事をして充実感を感じている時なのかと思います。

現実は人間関係に悩み地獄の苦しみを感じていることが多い。

あの世には天国と地獄があるといいますが、行ったことがありません。
もしかしたら、人によっては今が天国ではないのでしょうか。
人間関係で苦しんでいる人は今が地獄なのかもしれません。

嫌な人の近くに行かなければ、その悩みはなくなるかもしれません。
自我をなくしてみれば、その悩みはなくなるかもしれません。
人間本来の生き方を突き詰めてみればその悩みは無くなると思います。
悩むのも人間と客観的に見られれば、少しは気持ちが楽になるでしょう。
時間は瞬く間に過ぎていきます。時間が解決する事もあります。
諸行は無常です。同じ状態で停止したままの事はありません。

日本では春夏秋冬、四季の移り変わりが楽しめます。
日本ではそれぞれの季節が極端に厳しいものではなく平穏でいいですね。
暑かったら着ているものを脱げばいい。寒かったら厚着をすればいい。
冷暖房の空調設備でかなり快適な暮らしをしています。

高望みしなければ大概の人が不自由なく生活できています。
きれいな花や風景、おいしい食べ物、世界一安全な治安な環境です。
趣味娯楽も選び放題。テレビや映画は見放題です。
法律さえ犯さなければ、毎日幸せいっぱいです。
夫婦喧嘩さえしなければ毎日家庭も平穏です。

ちょっとした気持ちの持ちようで、天国のような幸せな気持ちが味わえます。
ほんのトラブルで、地獄のような毎日にもなります。
人それぞれ生活も考え方も違います。みんな自分が正しいからです。

人間関係のトラブルが一番起きやすいのはやむを得ないところです。
今までの自分の人生を振り返るとわかります。
自分の意見を主張した時にトラブルが起こっています。
自分も正しい、相手も正しいのです。
相手を変える事はできない。それなら相手を尊重して一旦その場は認める。
そのあとゆっくり自分の思った事をする。
この順番がすべて楽しく生きられるコツのような気がします。

「おれが、おれがの我を捨てて、おかげ、おかげの下で生きる」
どっかでこんな言葉を目にしました。こんな気持ちで生活してみよう。

高齢になれば縛られるものが無くなり自由にできます。
逆にいえば世の中から相手にされない年代になりました。
それなら楽しい事だけすればいい。嫌なことや嫌な人から遠ざかりましょう。

好きなことをして、気の合う人とだけ付き合えばいい。それが許される年代です。
わからないことは知っている人に聞けばいい。知っている事は教えればいい。
そしてお互いに「ありがとう」ですごせばいいと思います。

なかなかできない事だけど、努力はしてみる価値がありそうです。


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