第8話 親切の預金残高を増やす

文字数 1,713文字

取り立てて何もしないのにあっという間に月日が過ぎて行きます。
まるで「冥途行き」の急行列車に乗っているようです。
ボーとしている間に毎日が過ぎ去っていきます。
時々、このままでいいのだろうかと思います。
さらに物忘れも多くなりこの先の老後の人生が不安になってきます。

そこで今回は気分転換に日記をつける事をおすすめします。
1日を振り返るとそれなりに何かがあり人や物との出会いもあります。
日々の小さな出来事を日記にしてみましょう。
日記をつけると毎日が充実した気分になります。
以前の出来事も確認できます。もしもの時の証拠にもなります。(アリバイ)

日記は継続しないと意味がありません。
ある人のブログにこんな事が書いてありました。
とにかく日記の初めに「今日もいい1日であった」から始めればよいそうです。
何事もなかった日も、最初に「今日もいい1日だった」と書き始めます。
「今日もいい1日だった」と書き出すと「桜がきれいだったな」
「床屋にいってさっぱりしたな」と書きやすくなります。

小学生は日記が苦手です。なかなか出だしの言葉が出てきません。
ある先生が「先生あのね」と書いてごらんと言いました。
全員がスラスラかけるようになったそうです。
誰かに話してみる。聞いてもらう。自慢をする。悩みを話す。共感してもらう。
これが日記の原理だそうです。小説だって同じことだと思います。

私自身も「こんにちは、講師の早川です」から始めています。
何も思いつくことがない時もこの出だしで書くとかなりスームズに筆が進みます。
日記は自分の記録ということより誰かに話しかける気持ちがいいのでしょうね。

さらに日記をつけていると色々なものに関心を持つようになります。
関心を持てば新しい発見があります。新しい発見は気分が新鮮になります。
日記を続ける習慣は生活にメリハリができます。
明日も又楽しい事が起こるような気分になってきます。

気候のせいでしょうか?
予約日時を忘れたり、曜日を間違えたりする人が多くなっています。
今日から日記でもつけてみましょうか。そういうことが極端に少なると思います。
暇に任せて趣味・娯楽・旅行などもついて書いてみましょう。
それも立派なエッセイになります。
夢や妄想、創造、仮にこんなことができたらを書けば、これは小説です。

旅行はたまに行くから楽しい。毎日旅行していたら苦痛です。
お酒は働いたあとで飲むからうまいのです。
趣味も朝から晩まで毎日ずっとしていたら気が狂います。

孤独もいや大勢の雑踏もいや。わずらわしい人間関係はもっといや。
だからと言って1日何もしないでいるとボケてしまいそうでこわい。
本当にわけがわからなくなりそうですね。

年をとっても楽しそうにいきいきしている人は何人でもいます。
私もいろいろ考えました。まず楽しいという思いは心の問題です。
どんな事も楽しいと思えば楽しい、明日はもっと楽しくなると思えば気持が楽です。
なんでも思いついた事をすぐにやってみればいい。

楽しそうな所(サークルや趣味の会・運動・ボランティア等)行けばいい。
できない事はできる人に聞けばいい。できる事は、できない人に教えればいい。
そして何があっても明るい笑顔でいれば楽しく過ごせます。
とにかく積極的に生きる事が楽しい生き方だと思います。

私も年相応の仕事やボランティアをして生涯現役でありたいと思っています。
仕事がなくなったらまた何か考えて見つけます。
欲さえかかなければ何かはあるはずです。

お金にならなくてもその行為で誰かが喜べば、それは仕事です。
必ず親切の預金ができてきます。その預金が貯まってくるといつかは戻ってきます。

温かい言葉や、親切は預金です。
頂いた人は感謝の気持ちをでいつか返済してくれます。
預金すぐにはおろせません。忘れたころに利子がついて帰ってきます。
親切にされた人もした人もみんな心の中に残っていきます。
その行為を日記でつければ、親切の預金高がぐんぐん増えていきます。
親切の預金通帳はどんどん残高が増してきます。
気が付けばあなたは心の豊かさのお金持ちになります。

そんな人間に私もなりたいです。私の預金はいつもゼロに近いんです。
親切にされるほうが多くて借金だらけです。





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