第21話 一番嬉しかったコメント

文字数 1,386文字

今から10年前 ブログってなんか面白そうだなと思いました。
自分の書いたものに他の人が感想や応援で言葉をかけてくれています。
「こんなことがあったよ」と読者に発信します。
「へ~面白いね」と読者から返信が来ます。

面白かった出来事や体験したことや感じた事等を書いておきたくなります。
誰かに話してみたいと思うことがありますね。私もやってみようと思いました。

最初に書いたのは「断食道場体験記」でした。
こんな体験しました。面白いでしょうという感じでした。
誰かに聞いてもらいたかったんです。しばらく連載してみました。
朝3時に起きて5時ごろまで書きました。
それから誤字脱字を確認したり書いた内容を検証したりして投稿します。
朝7時ごろネットに発信します。大体3時間の作業です。

毎日、毎日2週間ぐらい繰り返しました。
いくらかいても、誰からもコメントがない。
多少アクセスはあるのですが、反応がない。
寂しかったですね。何のためにやっているんだろうと虚しくなった時がありました。
でも最初はこんなもんかのと思って続けました。

載せ始めてしばらく経ったとき
「うそだろう」というコメントいただきました。
嬉しくなりました。見てくれたんです。声をかけてくれたんです。
なんでもいいから反応があったことが嬉しかったんです。

次の日
「つまんね」というコメントがありました。
もっと嬉しくなりました。少し先まで読んでくれたんです。
「感想ありがとう」と返信しました。
次の日にまたコメントありました。
「読み始めたら止まらなくなりました」
飛び上がるような感動を覚えました。

このコメントがなかったら、色々な作品も生まれなかったと思います。
大変な思いをして10年も続けられなかったでしょうね。
 この年齢になってやっと気が付き始めました。楽しい気持ち、嬉しい気持ちは、
みんな人から頂いているんだという事を思いました。
今朝は、そんな思いを巡らせていました。

今でも日頃感じたことを日記として書いています。
心の中の思い出を言葉に表現し、感じるままに書いています。
毎日の繰り返し作業は習慣につながりました。
まさか毎日2〜3枚もかけるとは思いませんでした。
自分の再発見にもつながりました。自分の中の可能性にも気がつきました。

文字数は6つの作品、日記等を含めて60万文字を超えました。
毎日の積み重ねがなければ到底出来ない事でした。

毎日が充実していました。暇があれば、次は何を書こうかと考えていました。
思いついたことをメモ用紙に走り書きをしておきました。
いつもポケットの中にはメモ用紙がいっぱいでした。
こういう生き方もあるんだなあと思いました。
共感を頂いたり、褒められたり、励まされるとやる気がおきます。
持っていない力まで出てくるような気がします。
応援の言葉の中にも次の日のヒントがいっぱいありました。
もういいことばかりでした。自分自身が一番成長させて頂いた気がします。

年老いて、体の自由がきかなくなる時は必ずやってきます。
そんな時にこういう世界で人との交流をして。楽しい毎日が送れたらなと思います。
老後の楽しみが見つかり始めました。人との交流が一番楽しそうです。

今年もまた挑戦したいなあと思っています。
本業の教室が傾いたら出来ませんのでほどほどにします。
でも、もう72歳になります。
本業の教室が傾く前に、自分自身がが傾かないように気を付けなければ!

ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み