第38話 楽しい人生の過ごし方

文字数 2,658文字

この頃ふと思うことがあります。
人間の一生は短いのだろうか、それとも長いのだろうかと。
今は毎日が瞬く間に過ぎてゆき、一日、一日が早く感じられます。
過去を振り返ると、長かったような気もするし、短かったような気がします。
まだこれからも今の続きがあり、さらにまたその続きがあります。
この連続がいつまで続くのだろうかと考えることがあります。

ダラダラと生きているだけで価値があるのだろうかと考えることもあります。
生物としての人間は、息をしているだけで二酸化炭素を植物に供給しています。
神様から見れば、
「そんなに頑張らなくても、生きているだけで価値があるんだよ」
「あなたの役割は、他の人を楽しくするだけでいいんだよ」かも知れません。

人は夜寝て朝起きます。
熟睡をして死んだように眠るとその間のことは覚えていません。
眠りから覚めるとまた新しい朝が来ています。
もし起きてこなければ「永眠」となります。その時は自分にはわかりません。
それはそれで自然な事ですから死が怖いとは思いません。

ガンジーは言った。
「毎晩眠りにつくたびに私は死ぬ。そして翌朝目をさます時、また生まれ変わる」
なるほどと思いました。毎日が新たな人生の始まりということなのです。
せっかく生きているのだから今日も楽しみ、明日の準備もしておきたいですね。

私も平均寿命では残り10年を切りました。平均余命で見るとあと15年です。
どちらにしても人生のゴールが近づいてきたのを感じ始めています。
よくここまで無事に来られたものです。
余命が少ないことは、別に悲しいことでも恐れることでもないのです。
誰にでもやってくる日常の出来事なのだと考えています。

「生老病死」「冠婚葬祭」「喜怒哀楽」「諸行無常」・・人生の原理原則です。

幸いこれといった病気もなく、事故もなくやってこられました。
人にはすごい自己修復能力と生命力がありますから簡単には死にません。
問題はこれからの生き方です。
この先の10余年がその人間の最終的な価値を決めるといってもいいでしょう。

今までの人生の中で色々な事を学習し体験してきました。
その知識や体験から、それを必要としている人に教えることも生き方です。
何の知識がなくても、困っている人を手伝うことも生き方です。
相手の話を聞いてあげたり親切にしてあげたりすることも生き方です。
植物や動物に水や餌をあげるのも大事な生き方です。

コロナ、コロナで大変な毎日ですね。朝から晩までコロナのニュースばかりです。
もうそろそろ終わっていいコロナ。(不謹慎ですね。すみません)
コロナだって生存競争に負けないように生きようと頑張っているんでしょう。
人間だって、もとはバクテリアだったそうです。不思議ですね。
微生物が何億年もかけて生存競争に勝抜き、進化し人間の姿になったという事です。
コロナも同じ微生物の仲間です。今度も人類が勝つと思います。

いつの時代でも今回のような感染病は繰り返されています。
細菌、微生物、インフルエンザ等調べたらきりがなく出てきます。
健康な体には免疫作用があり、大概の病気は自然治癒してしまいます。
もちろん感染しないように注意は怠らないようにしなければなりません。
ただ、必要以上の警戒や恐怖感は毎日が牢獄のようになってしまいます。
注意を怠たらなければ「なるようなるさ」という気持ちで過ごしたいものです。

車に乗れば事故にあうかもしれない。
飛行機に乗れば落ちるかもしれない。
山に行けば崖崩れに合うかもしれない。
海に行けば溺れるかもしれない。
料理で火を使えば火事になるかもしれない。
魚を食べれば食中毒になるかもしれない。
不安にはきりがありません。もちろん事前の注意は必要です。
実は不安の90%以上は現実には起こらないのです。

人生は一度しか経験できません。それぞれ自分の人生です。
悲観的に生きるのも、楽観的に生きるのも最後は自分の選択です。
今回のように外に出られない時は、パソコンで時間をつぶせばいい。
映画や音楽、麻雀、囲碁、将棋、歴史、風景、セミナー何でも揃っています。
退屈な時は、何か目的を決めて学習することが一番充実するようです。

コロナ騒ぎも少し落ち着いてきたようです。
パソコンオタクの私にとって、毎日の生活の変化は殆どありません。
朝から晩まで小さな教室の小さな机にむかって一日をすごします。
この机から移動することは殆んどありません。
コロナなんてどこ吹く風という感じです。
休日でもパソコン操作の質問やトラブルの人がやってきます。
わかることは解決して差し上げます。
解決できた時は、ああ今日はいい事をしたなと幸せを感じます。
おかげさまでこの仕事は自分の天職のような気がしています。

コロナのおかげで連休中の家族サービスや行楽の計画もありません。
仕事後のスポーツジムも、午後7時までで終了するので今は行っていません。
おおいばりで教室にいました。
朝は5時に目が覚めます。毎日朝6時ごろには教室にきます。
まずは「コロナのニュース」見て、次は「インターネット対局麻雀」です。
インターネット対局麻雀は10年間で、もう少しで2万回に届きます。
継続ってすごいですね。麻雀の腕はもう名人級です。

少し飽きたら「ギャオで映画」です。椅子に座ったまま居眠りもします。
朝9時からはパソコンの授業が始まります。夜7時には終わります。
夜7時からは仕事の整理をして、メールのチェックや返信などをします。
次はユーチューブで面白そうな番組を探し1時間ほどゆっくりします。

ここしばらくは、朝の1時間は「カクヨム」に作文を書いています。
こうして瞬く間に一日が過ぎていきます。
家に帰るのは夜の10時ごろです。

おかげで夫婦喧嘩する時間もありません。
私にとって、教室は思い通りになる天国です。
私にとって、家は思い通りにならない地獄です。
だから教室にいる時間がどうしても多くなります。
愚妻は「せいせいするよ、帰ってこなくてもいいよ」と言います。

新しい挑戦として「インターネット将棋対局」を始めました。
将棋は初心者なので面白いように負けます。やはり負けると悔しいですね。
少し強くなってやろうと将棋の学習も始めました。
将棋なら年老いて体が動かなくなった時の趣味として最適な気がします。

どんなことでも1万回を超えると、その道の達人になるそうです。
1日10回やれば3年で目標達成です。名人でなくてもいいのです。
何かに挑戦すれば何かが変化します。気が付かないうちに進歩しています。
砂時計のように少しずつでも進んでいれば、必ず終わりが来ます。
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