第43話 この先の人生を楽しく

文字数 1,843文字

この先の人生はどうなるのでしょうか。
今は何とかお客様を相手に1日中楽しく過ごしています。
これは永遠に続くことはありません。変化は必ずやってきます。
できれば死に際まで豊かな毎日過ごしたいと思っています。
諸行は無常ですからこのままという事はありません。

ちょっと先の事を考えておかないと「幸せな毎日」は継続できません。
究極の目的は、死に際まで幸せで豊かな毎日を送りたい事です。
贅沢な望みと思いますが、少しでも不安を取り除いておきたいからです。
この先の事といっても20年先や30年先ではないのです。
もうすでに10年を切っています。目の前に人生の完結が見えてきています。
それ以上生きられればその時はまた何年か後を考えます。

自分はどんな最後を迎えるのだろうという興味が起き始めています。
ここで最後の悪あがきをしたいと考えています。
「望みは叶う」と思い続ければ大体の事は叶ってきました。
高望みや、欲をかかなければ。今回の希望も叶うと思っています。

「老後から死に際まで」今この事に一番関心があります。
私にはたいした知識や能力がないので、先人の考え方が参考になります。

日曜日に「ブックオフ」に行って参考になる本を探しました。
何万冊の本があっても、目に付く本は今自分が気になっている本です。
2時間ほど店内を歩き、たいした苦労もなく選べました。
1冊100円くらいの本ばかりですから、気にせずに買いました。
著名な作家から無名な作家、医者や哲学者、心理学者等
50冊ほど買ってきました。
どれから読もうとワクワクしながら教室の棚に置きました。
並べて見ているだけで楽しくなってきました。
この本の中に私の将来があると思うと妙に新鮮な気持ちになれました。
新しい就職先を探すようで気持ちが若返りました。

一番先に見たのが、五木寛之の「運命の足跡」でした。
自分の人生と重ね合わせて読むと、感動で時間も忘れて読み進みました。
また見えない力が働いたようでした。気が付かされる事ばかりでした。
朝4時に起きて1冊。仕事が終わって1冊のペースで読んでいます。
断食道場の頃を思い出しました。あの時もいっぱい本を読みました。
それで人生が変わりました。今また同じような事が起きようとしています。

私は臆病者で小心者です。
誰も体験したことのない「死」は底知れない恐怖感があります。
いつか来る「死」を直前にして平静をを保てるか不安です。
先人達はこの「死」についてどう考えたのか知りたいと思いました。
「死の恐怖」を軽くする言葉はいっぱいありました。

参考に掲載します。このテーマは重すぎますね。
今回限りにしようと思います。

「金言・名言」

1.死の恐怖はただ一つ。それは明日がないという事です(エリック・ホッファー)

2.人生の終りは死である。これは人の幸せの究極でもある(スウィンバーン)

3.生きるのも日常、死んでいくのも日常(樹木希林)

4.生きるための唯一の方法は、自分がいつか死ぬ事を忘れる事だ(モーム)

5.僕は死を恐れてはいないよ。だって、死を信じていないから。死とは、
一台の車か ら降りて、別の車に乗り換えるようなものだからね(ジョン・レノン)

6.生涯をかけて学ぶべきことは、死ぬ事である(セネカ)

7.死というものは、人間にとって最大の祝福かもしれない(ソクラテス)

8.死ぬという事は生きているより嫌なことです。 けれども喜んで死ぬ事が出来れば、
 くだらなく生きているよりは幸福な事です(谷崎潤一郎)

9.私は自分の葬式の日をもって人生からの引退の日とする(トーマス・エジソン)

10.噓でも冗談でもない。死んだら皆に柩の前で万歳を唱えて貰いたいと
 本当に思っている(夏目漱石)

11.あらゆる生あるものの目指すところは死である(フロイト)

12.生きる事は病であり、眠りはその緩和剤、死は根本治療(マックスウェーバー)

13.死にもよい所がある。老いに決着をつけられる事だ。(ラ・ブリュイエール)

14.死ぬ前に病気にならん事を決めたよ。ぽっくり死ぬのが一番だ
(ソルジェニーツィン)


参考にいくつかの本を参考に掲載しておきます。
「生き方上手」   日野原重明
「林住期」     五木寛之
「新老人の思想」  五木寛之
「生き方のコツ」  斎藤茂太
「命ある限り笑って生きたい」  瀬戸内寂聴
「老人漂流社会」      NHKスペシャル
「なぜ生きる」  伊藤健太郎・明橋大二

みんな面白く興味のある内容でした。
「老死」は忌み嫌うものではないというのが共通した認識です。

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