第25話

文字数 2,689文字


源三郎江戸日記(弟二部)25

稲葉達の直ぐ傍に突き刺さり、20発が爆発すると馬が総立ちになり、全員が振り落とされたのです、それいまだと指揮棒を振ると千坂隊と源三郎隊が突撃して手前で馬を停止させると、
何処かを怪我したのか全員転がっていたのです、源三郎と千坂が馬をおり、治水工事に来たそれがしを襲うとはどういう了見だと言うと、黙っています全員を立たせて馬にのせろと、
命令すると武器を取り上げて馬に乗せたのです、

城に向かって行進して2時で城に着き、稲葉殿は捕らまえた速やかに門を開けるのだ、開けない場合は門を爆破すると言うと、門が空いたので中にいた藩士の武器を取り上げたのです、
臭くてかなわん、そこの井戸水をかけて洗いながしてやれと言うと、10人に水をかけて洗い流したのです、着替えさせてやれと言うと引き立て行ったのです、千坂が毘沙門天の旗を、
城壁に掲げよと言うと、

旗を掲げたので千坂殿勝どきをと言うと、千坂がえいえいおーと言うとみんながえいえいおー、えいえいおー、えいえいおーと勝どきを上げたのです、七衛門が天満屋が隠れていまし、
たと引きずりだしたので、稲葉と将棋に座らせて、6千両の金の半分しか渡さず、修復の2千両も渡さず賦役に使うとは言語道断だと言うと、渡しますので命はと言うのでここに持って、
こいと言うと、

荷車に載せた5千両を出したので、稲葉殿戦に負けたので御座れば首を頂くところなれど、迷惑料2千両で命はお助けもうすがと言うと、わかったと言って家老に2千両お渡ししろと言、
うと、藩士が2千両を荷車に載せたのです、しからばここに戦を仕掛けたこと、負けた事を書いて、二度と治水工事の邪魔せず、上杉領には立ち入らないと書き花押を押しなされと言、
うと、

書いて花押を押したので、これをそれがしに渡した事はお忘れ召されるなと言って、それでは城はお返し申すと言うと、千坂が引き上げるぞと言うと、200人が隊列を組粛々と引き上、
げたのです、寺に戻ると千坂殿みなに一言と言うと、壇上に上がりみなの者よう働いてくれた、謙信公の毘沙門天の旗を敵城に掲げ上杉の名を天下に知らしめた、もう一度勝どきじ、
あと言うと、

ご家老と言うので、それでは、エイエイオー、エイエイオー、エイエイオーと勝どきを上げたのです、それではこちらには寝る所も用意してあり、煮炊きも出来ますここに逗留して、
明日米沢に千両箱を担いで凱旋しなされと言うと、いや~楽しい合戦で御座ったと言うので、上手く行きましたなと二人で笑ったのです、山本名主のところに行き合戦祭りは終った、
もう立ち入ってもよいぞ、

これから花火を100発上げるのでみに来いと伝えよと言うと、ハイと返事して知らせに行ったのです、七衛門名主達が来たら花火を二発づつ上げよ、糞玉を上げるなよと言うとハイと、
返事して用意をしに行ったのです、名主達がやってきて、祭りの馳走に御座います、300人分用意してきましたと言うのでそれはありがたい、山本みなに配ってやれ、酒もタップリ、
振舞えと言ったのです、

庭にむしろを敷き詰めてみんなで座り、名主達にみなも座ってくれと言って座らせ、杯を渡してハイを重ねたのです、七衛門はじめろと言うと、夜空に花火があがったのです、季節、
はずれの花火も格別ですなと千坂が言うと、名主達が良い祭りでしたと言って、合戦祭りはいかがで御座いましたか、えらい、どか~ん、どか~んと音がしてましたがと言うので、
あの近辺には雨振るまで、

行かぬ方が良いぞと言うとなぜで御座いますかと聞くとので、こやしを撒きすぎて雨がふらんと匂いが消えんのでなあと言うと、軍勢同士で肥やしを撒いておられたのですかと聞く、
ので、そうなんじあよ、よく作物が育つようにとなと言うと、ご家老様も人が悪い、佐倉藩の藩士の方は糞まみれになってお城に帰られましたよと言うので、わが軍勢は離れていた、
ので、

糞はかからんかったのじあと言うと、傍にいたみんながが大笑いしたのです、千坂殿こんどから糞合戦はやめにしましょうと言うと、いや、この祭りは面白う御座る、今度は何処で、
やりますかなと酒を飲み干したのです、次次と花火が上がりみんなが歓声を上げていたのです、そのころ稲葉は湯に入りあがってくると膳の用意をさせると、なにやら臭うなまだ、
落ちぬのかと言うと、

殆ど被りましたので城にいる、者から臭うのでしょうと高木が言うと、しかし、何処から大砲など持ち込んだのじあ、奴は成田街道からはいったが、何も持っていなかったそうじあ、
それに1000人もの兵をどうやって入れたのじあ、それだけの人数を見逃すはずはない、何をするか分からん奴だな、大砲の弾に糞を詰めるとはと言うと、天満屋がやって来て殿いっ、
ていどうしたのですか、

800の兵が100に負けたのですかと聞くので、1000人の伏兵がいたのじあよ、と言うので、どこから沸いて出たのですかと聞くので、わからんのじあと言うと、やはり奴は鬼人ですよ、
触らぬほうが良いですよと言うので、このまま奴が許すはずがない、潰される前に潰すのみじあと酒を飲み干したのです、高木何か良い方法はないのかと言うと、考えつきもしませ、
ぬ、

軍勢でも勝てぬとあらば毒でも盛るしかありませぬと言うと、毒かそれならここにいる間でなければ米沢に帰れば無理じあろう、何とか良い方法はなのか、奴の好きな物は何か早急、
に探りあてろ、今度失敗すれば必ず殺されるだろう、用意万端でやらねばならんと言うと、天満屋がわたしはこれで江戸に戻りますと言うので、南蛮の毒を手に入れろといったの、
です、

翌日千坂がそれではこれにて米沢に帰りますと言うので、殿に今回戦に出た者に褒美として10両を渡すとお伝えくだされ、国元からの参陣した者には千坂殿からお渡しくだされと言、
うと、それならこの千両は置いていきましょうと言うので、稲葉様から返してもらいましたのでその中かせ出ますのでそれはそのまま持ち帰ってくだされと言ったのです、千坂以下、
100名が隊列を整え、

しからばごめんと言うと、全員米沢に凱旋するぞ出立と千坂が号令すると整然と寺を出て行ったのです、源三郎は全員を集めて今回は全員に褒美として10両下しおく、一人づつ前に、
取りに来るのじあ、自由に使ってもよいぞと言うとひとりづつ前に来たので、ご苦労であったと声をかけて渡したのです、七衛門以下の者共も前へと言うと、この者達にも10両を渡、
したのです、

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