第63話

文字数 2,936文字


源三郎江戸日記(弟二部)63

これは良い事を聞きました、やってみます、しかし、ご家老は知恵者ですねと言うので、これで1万両分は返したぞと言うと、ハイ、ありがとうございましたと言うので、ならばここの、
勘定はそなたが払えというと、勿論で御座います、ここに200両あります、ご自由にお使いくだされと、風呂敷包みに入った25両包み8個を渡したのです、それでは多すぎるぞと言うと、

タダの進物ですというので、わかったありがたく受け取ろうというと、それでは私はこれで失礼します、芸子でも呼んでお遊びくだされと言うと銭屋は帰えって行ったのです、女将が、
今度は捨てる魚で金儲けですか、まったく、幾ら知恵を持っているのですかと言うので、この前仕官させた桑畑作りの者のが、馬糞で肥料を作っていると言うていただろう、魚が腐れ、
ば良い肥料になるのではないかと思ったのだよと言うと、

今思いついたのですかと聞くので、銭屋は蝦夷地でカンの子を仕入れていると思い、これを思いついたのさ、ほら、1万200両も儲かったぞと笑うと、ご家老には適いませぬと酌をした、
のです、さて軍資金も手に入ったし、大騒ぎでもやるか、お勝つ達を呼んでくれと言うと、もうあちらの席に来ていますよと言うので、さてはこの小判の、匂いを嗅ぎつけたなと笑っ、
たのです、

部屋に戻るとお勝つ達がきているので、おう来ているのかと言うと、たかりにきたんじあござんせんよ、新之助さんにご祝儀を持って来たんですよと言うので、新之助が沢山貰ろうた、
よと言うので、しからばもらい物じやがわしもだそうと25両を出して、袋にはいらないのでこのまま受け取ってくれと言うと、こんな大金と言うので何も頼まないので賂ではないと、
袖に差込み、

三蔵にも25両包みを渡して、配下にも配ってくれと言うと、いいんですかと新之助に聞くので、貰っておけと言うと、ハイ、ありがたく頂戴しますと懐にいれたのです、後150両残って、
いるがと言うと、お勝つが誰から巻き上げたのですかと聞くので、人ききが悪い勝手に置いていったのじあよと言うと、女将が腐った魚の代金なんですよと笑うと、あやめが腹を壊した、
お詫び金ですかと言うので、

まあ、そんなようなもんだと言って、20両づつ、お勝つ、駒菊、ボタン、あやめ、女将、小雪、に渡すと、おおきにと言って喜んだのです、若狭屋と七衛門に二人は金持ちだからと5両、
づつ渡すと、これはと言って喜んだのです、後20両は女でも買いに行くかと言うと、小雪が私を買ってくださいと言うので、あやめが小雪さんダメですと言うので、あら、あやめちゃん、
はご家老の色なのと聞くと、

そうですと言ったので、お勝つがいつの間にと言うと、夢の中で何回も抱かれていますと笑うと、お勝つがな~んだ、私だって何回も抱かれているわよと言うので、小雪がこれは叉敵が、
一杯いるわと酒を飲み干したので、女将が女難の相ですねと笑っのです、座興に決まっているだろう、ばれればお峰に小太刀で一物を切られるよと酒を飲むと、小雪が奥方はそんなに怖、
いのですかと言うので、

この前はばれて首筋が寒くなったのだよと言うと、七衛門がああ印西でてすねとニヤ、ニヤ笑ったのです、あやめが印西でそんな事、していたんですかと言うので、行きかがりでしかた、
なかったんだよと言うと、小雪が討ち死にしたんでしょうと言うと、そうじあよ、敵の腕は尋常ではないぞと、目録持ちのわしでも全然太刀打ちできなんだと言うと、あやめが敵は素人、
ではありませぬよと笑ったのです、

暫く歓談すると新之助達はそれでは家で、祝いの支度をしているのでと言うと立ち上がり、小雪も片付けがありますと言うので、若狭屋と七衛門も、それではと部屋を出て行ったのです、
お勝つが座敷がかかっています、あやめは残しておきますと言うと、部屋を出て行ったのです、これは気づいているなと言うと、女将がみんな知っていますよ、この部屋には人は近づけ、
ませぬ、

隣に寝間の用意がしてありますと言って部屋を出て行ったのです、あやめにいつ気づいたのだろうと言うと、まずかったですかと言うので、いいや、いいんだよ、これで気兼ねせずに、
二人でいられるわけだと言うと、奥方様は大丈夫ですかと言うので、悋気なんかしないよと言うと、そうですか、それでは寝間に行きましょうと手を引くので二人でフトンに入り燃え、
上がったのです、

行為が終わり起き上がり着物を着ると、あやめもみずくろいをして、酌をするので飲み干して、お前も飲めと酌をするとごくごくと飲み干し、美味しいと言ったのです、小雪さんは綺麗、
な人ですねと言うので、悋気しているのかと聞くと、ええと言うので、何もしていないよと笑うと、しても良いんですよと酌をしたのです、とてもご家老は独り占めなんて出来ませんよ、
と笑ったのです、

根岸に帰るとお滝が出迎えて刀を受け取り部屋に入ると、お湯はわいていますがと言うので、それでは湯にでもはいってくるかと言うと、腰元が案内しますと言うので、場所はわかって、
いるぞと言うと、新しくなったので御座りますと言うので、そうか、増築が終わったのかと言ってついて行くと大きなヒノキの風呂です、お背中を流しますと言うので座っておゆみと申、
したなと言うと、

ハイと言うので、上杉藩士の娘かと聞くと、いいえ、商家の出でございますと言うので、何と言う店じあと聞くと、神田神保町で本屋を営んでいます文教堂の娘で御座いますと言うので、
そうか、そのうちに店に寄ってみようというと、父親が喜びますと言ったのです、ここの奉公はどうだと聞くと、奥方様もお滝の方様も良くしてくださいますというので、そうかもうい、
いぞと言って湯船に入り、

これは気持が良いのおと言うと、いい香りがしますねと言うので、そなたも一緒にはいるかと言うと、奥方様に叱られますというので、そうじあなと笑い、だれぞ好きな男はいるのかと、
聞くと、いませぬと言うので、良い男を探してやろうと言うと、今は入りませぬと言うので、なぜじあと聞くと、まだ嫁入りの修行が足りませぬと言うので、修行がなったら教えてくれ、
と言うと上がり、

自分でやるのでもう良いぞと言うと、ハイと言うと湯殿を出て行ったのです、部屋に戻ると茶づけの支度が出来ており、かき込んで美味かったぞと言うと、おゆみはどうですかと聞くの、
で、側室にしょうとでも思っているのか、これ以上はいらんよと言うと、そうですか、いい娘子ですよと言うので、わかっていると言うと、まさか手をつけなかったので、傷ついている、
のでは無いだろうなと言うと、

大丈夫です何も申し付けてはいませぬと言うので、そうか、それなら良いと言って酒をのみほし、それでは一合戦でもやるかと言うとハイ、お膳を片付けてまいりますと言って部屋を出、
て行ったのです、戻ってきて布団に入って来たので帯びを時燃え上がったのです、今日はここで寝てもよいぞと言うと、ハイと言って胸に顔をうずめたのです、正月明けに印西に行くの、
でついてまいれと言ったのです、

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