第37話

文字数 3,076文字


源三郎江戸日記(弟二部)37

半助の旦那が8両払ってくれてここに移ったのです、最初は5人でしたがすぐに増えて25人になったのです、相模屋の旦那が佐倉の女郎屋はお足を人によってふっかけると聞かれたよ、
うで、ならば飯場に女郎屋をつくれば人足がひどいめにあわないだろうと、半助さんに頼んで女郎をあつめてここでやりなさったのだそうです、半助さんは江戸の吉原にも店をもっ、
ているそうです、

ここがおわれば吉原に行きたいものがあれば連れて行くが、家に帰りたいものはそうしても構わないと言うてくださっています、ここには時々きなさつて、いない時はわたしが変わ、
りを勤めていますと言うので、ひどい国家老じあな、お助け米は飢饉の時に領民が餓死しないように5年分蓄えるように定められているのじあが、それも横流しして懐にいれている、
のであろうと言うと、

国家老、郡方奉行、勘定奉行はやりたい放題だと佐倉藩の下っぱの藩士が憤慨なさつています、なんでも江戸の勘定組頭が殿に直訴すると不正を調べていたら、酒の上の喧嘩に見せ、
かけて殺されたそうで、みんなは黙っているのだと、女郎屋に来た郡方の藩士が言うてました、又その方はここら一体は今年から上杉様の領地になり今回は、百姓を助けてくださっ、
たのでここの百姓は、

これでひどいめに会わなくて済むだろうが、他の領内の百姓は気の毒だと言うてましたと話したのです、お信は家に戻るのかと聞くと、女郎は在所には戻れませんよ、戻っても嫁に、
など貰う者はいません、それにわたしはもう26ですよと笑うので、吉原に行くのかと聞くと、それしかありません、ここの女郎もみんなそうですよと言うので、ここの主人なら無体、
な事、

はやらんと思うが、どうだわしが25人全員を身受するが、新しく出来る陣屋町で、お信が女郎屋をやってくれんか、勿論ここの身請けの代金はわしが出すが、お前たちの借金にはし、
ないので、店に入れる金以外は自分の物にできる、金を貯めて小料理か飯屋でも開けば一生食うていけるじあろう、新しく女郎屋をつくる金ととうざの金300両を、お信に用立てし、
ょう、

儲かるようになったら、年に10両づつ30年で返せばよいと言うと、本当ですかと言うので、但し博打場も一緒に女郎屋の奥に作り、以下の決め事を守る事じあと決め事を話し、若衆、
もそのまま雇えばよいというと、しかしご家老様がそんな事なさって良いのですかと言うので、これは藩の金でやるのではない、わしの金でやるのじあ、内緒にしていてくれれば良、
いのじあ、

返済は七衛門にすれば良いと言うと、やらせてください、一生懸命やります、儲けて恩返ししますと言うので、先は長いあんまり張り切ると、あごが出るぞと言って、平助を呼んで、
くれと言うと、平助が入って来たので、ここの女郎を一人15両で身請けするがと言うととんでもない、1銭もいりやせん、それではお前の儲けがないだろうと言うと、もうけなんて、
いらないのですよ、

お信が、後をやってくれれば安心します、吉原も手一杯なんですよ、お信がよくやってくれて、この一年儲けが、出ていますので、お信への褒美ですというので、旦那ありがとう、
御座いますと言うと、それではあっしは、明日からお信にまかせます、後は陣屋町に引っ越して、頑張ればよいと言って、お信ご家老様に上がっていただいて良かったなと言うと、

ご家老様お信をおねげえしますと言うので、わしの方が助かるのじあよと言うと、それではあっしはこれでと帰っていったのです、明日七衛門に300両持たせよう、ここに25両ある、
これは今日のみんなの代金だと言うと、こんなにいりませんと言うので、これからのご祝儀も入っているのじあ取っておけと言うと、ありがとうございます、遠慮なく頂きますと、
受け取ったのです、

うなぎをもってきたのでお信にさあ食してみろと言うと、一口食べて美味しい、ドロ臭さが全然なくてふっくらしています、これが印旛沼のうなぎですかと驚いたのです、わたしが、
全部食べてもと言うので、わしはさつき食うたから遠慮するなと言うと、神様はいるのですねと言うので、どこにと聞くと、目の前ですというので、拝むなよわしはまだ生きておる、
のじあと酒を飲み干したのです、

我が藩は地代はいらぬ事になっておる、どの位で何処の位置が良いかの願いをだせば良い女郎屋とかいても許しはでるぞ、但し儲かった1割りは冥加金は納めねばならぬ月でも良いし、
1年末にまとめても良い、あくまでも儲けた中からじあ、入った金ではないぞ損した場合は1銭も払わんでよいが、博打場の儲けはいれるな、表面上はご法度だからな、入りからかか、
った費用を引いたものが儲けじあからなと言うと、

わかっておりますよと笑つたのです、どうしてそんなに人を助けるのですかと聞くので、いくら町を整備しても人が住まなくては何もならんだろう、人が住めば商家が出来る、色んな、
店ができれれば、旅人もあっまる、そこで儲けた一割が藩に入る、米以外の貴重な年貢じあろう、だから町は発展させなければならんのじあと言うと、身銭をきってまでやりなさる、
ご家老様はいませんよと言うので、

わしはめぐんでやっているのではない、返してもらうのじあから、商いみたいなもんじあ、大体ひとに恵むなぞは失礼にあたるだろう、よっぽど困っているなら別じあがな、その人が、
自分で稼いで生きて行かねばならぬのじあ、貰いくせをつけると働かなくなるじあろう、それでは人をダメにするではないかと言ったのです、おっしゃる通りですと、酌をしたのです、
それから陣屋は町衆が気を使わぬように町の一番外れにしてある安心して博打も出来るぞと笑ったのです、

そろそろ合戦にはいるかと言って、抱き寄せて唇を合わせて乳房を揉むと、ダメですと引き離すので、わしでは厭なのかと聞くと、いいえ、ここは女郎屋です、女郎がお客に奉仕する、
のですと言って、寝間にと手を引いて行き、腰帯と下帯を外し、自分も帯を解き、一物を手でしごきながらに口にくわえたのです、なんじあと言うと、されるままにしてくださいと言、
うと、

硬くなりましたね元気です事と言って、こんどは袋を口に含み吸ったのです、それを何回か繰り返し、またがって敏感な部分を源三郎の口の傍に載せたののです、そうか、なめろと言、
う事かと思いなめるとあ~と声を出して、又一物を加えて、口でしごくので、ダメダだ出そうだと言うと根元を指で挟み、まだダメですよと言うと、こんどは一物を掴み上に載り敏感、
な部分に差込、

あ~と声を出して上下して、乳房を口の処にもって来て、吸うて下さいと言うので吸うと、益々腰を動かしたのです、もうダメじあと言うと、いいですよと言うのでう~と低い声を出、
して放出すると、動きを止めて覆いかぶさり一物の根元をきゅつ、きゅつと閉めたのです、少し小さくなったので引き抜き口に含嘗め回して吸い出して、枕元から和紙を取り出して、

綺麗に拭いてフトンを被せて、横に寝てどうでした、と言うので、この合戦は完全にわしの、負けじあと言うと、われこそは花月屋の、お信なり、敵の大将村上源三郎を討ち取ったり、
と言って笑い指を絡めて、ありがとうございました、最初は素人女みたいに口を、吸ってくださいました、嬉しかったですと胸に顔をうずめたのです、なる程これが、女郎屋かこれな、
ら男がはまるわけだと笑ったのです、

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