捧ぐ人たち

暗闇に潜んでいる人へ捧ぐ
かつてないほどの屈辱が襲っている時
独りだと思っていたら
そのあなたの影のように
ついてまわる何かがいるということに
気づいて
ぽつり呟いてみて
壁に伝わる反響が心を反芻する
背後にいた人々が私を救ってきた
これまで生きてこれたのは
生きて死んだ人たちの存在
魂たちが揺さぶる
生きていいんだよと私に叫ぶ
独りじゃない
独りじゃなかったのだと


※更新もしていないのにPVが１９万を超えました。
毎日読んでくださる方々がおられるようで嬉しく思います。
今回は感謝を込めて更新しました。
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水瀬そらまめ　2024/5/23