独り言

文字数 175文字

錆び付いている車が畑に放置されていた
あれは過去の自分だったと思う

ギリギリと神経が泣く
誰かに助けて欲しい思う
悪戯に時が過ぎていく

コカコーラの最後の雫を舌で転がした
台所で一人呟く

食器を洗う手には力がなかった

僕はこのまま独りで生きていけるだろうか
過去も未来も無くなった世界で生きることはできるのだろうか
名前を空(くう)という
全てを捨てて生きることはできるのだろうか

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