文字数 206文字

暗闇でパタンと扉の音がした
僕は振り向く
洞窟があった
扉が閉まっている

いつか君に伝えたいことがあった
心臓が動くことの素晴らしさを
太陽を見ることの素晴らしさを
何に例えて伝えればいいのかわからない

あまりの時間の進む速さに驚いて
心は静止する

君は乗り越えて
こちら側に来てくれるのかい?

その暖かな場所から
薄寒い地下まで

いいや君はそこにいて欲しい
僕の方からあの扉を開けていく
待っていて
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