例えようのない存在。それは少女
文字数 202文字
こめかみの部分に髪の毛がへばりついている
白い小さな胸の膨らみが微妙
むせるほどの深いため息
隠しようのない香
明後日を見つめるうす茶の瞳
探す道すがらの何か
考えてもわからない
感じて欲しいとわがままを言う少女
納得する理由なんてない
メガネの中の(透明ガラスの先の)まばたきが
わずかに濡れている
泣いているのかい?
あそこで君は生きられるかい?
神様なんて信じてるのかい?
まさかね
疑問が次々と君へ降りかかる
まるで小雨みたいに
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