折り紙

文字数 136文字

秋の小道
赤茶の葉っぱを拾うと
それは折り紙だった
近くに公園があるからか
どこの誰かの子供が落としたのだろうか

あまりにも唐突な気がして指先が震える
恐ろしい母を思い出す
それでもわずかな優しい過去(ひととき)があったんだ
悲しいかな
今は失われた過去にひたと心浸して
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