あの時のあの瞬間に

文字数 210文字

焦げたトーストがカリカリになって
喉に詰まった
僕はコーヒーで押し込もうとした

それと同時に
君への言い訳も考えていて
なんだ僕は本当にどうしようもない奴だって思った

子供の頃、いつも蹴るのは石ころだった
それが大人になって
人の心ばかり蹴っているような気がする

愛そうとしたのに
愛せなくて
愛したくないと思って
愛してる

心に自由がないって思うのは僕だけなのかな

占いばかり気にする君が
どうしようもなく愛おしいと思った瞬間
あの朝を思い出している

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