雨の日の独り言

文字数 251文字

Lento(読むスピードの指示)
小雨の降る朝に
君と歩いた場所を思い出す

僕の時計は静かに泣いているように
白夜が続いている

最後に君は確かに言ったよね

「  この時間時間が、大切で、もう2度と起きない奇跡だね。  」

すでに独り残された時間を切り取って
全て明日に向かって放り投げる

そうやって君の与えてくれた景色を大切に生きているんだよ

十分な明日が来るのかわからないけど
確かな言葉が生きる力をくれるんだ

いつまでも止まない雨なんてないのよと
旅立っていった君に囁かれた気がした
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