さもあらばあれ まずしき蝶よ 天かける

文字数 197文字

生温かな死を迎え
奏でる妙音で
帳が下りる
他人を貶める喜びは弱さへの抵抗なのか
知への欲求は不毛なる大地なのか
浮遊する象形を勧賞し箱の中に閉じ込めることとは
標本された蝶と同じ
想いを現すために言は物質を造り上げる
──翔破せよ
粗末な衣を綿密に装飾するように染めなおし
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