僕は冷酷に処理する

どこからか目まぐるしい音がする
微かに聞こえる妙音
狂ってしまった時計のように
地獄へ落ちる魂のように

風を破る

僕は確かに罪人で
誰かにとっては狂人で

けたたましく叫ぶ映像を目にする
「　　僕は僕であると肯定できる確固たる確証がない。　　」

この体も
この頭も
全て対処できない代物なんだ
不自由なまさに神様が気まぐれに作った代物なんだ

現実が突き立ててくるものが残酷で
たまにいたたまれなくなって
明日を呪う

「再び」がいつやってくるか知らない
でも「今日に」はわかる
予想できる
その「今日に」を
僕は冷酷に処理する