カフェオレの朝想うこと
文字数 334文字
朝は熱いカフェオレと決めている。
慌ただしい時間と時間の隙間で、啜 るのだ。
鏡には、あなたが着替える姿が見える。
私にとってそれは映画の中の一コマだった。
ずっと話題が尽きなくて、それが一生変わらないなんて
勘違いしていたあの頃が懐かしい。
朝も昼も夜も愛し合って、飽きることなんてなかった。
貪欲に相手をむさぼって強引に感情をぶつけていた。
若いことは嫌いじゃない。
でももうあの頃に戻れないんだと思うと
どこかほっとする。
あなたも私も変化してミジンコみたいになって生きている。
もう「愛してる」なんていうのもナンセンスなくらい。
それでもあの影は何ひとつ変わらないで私の目の前にある。
追いかけようか、いいや、ただ浅い川のように流れていくこの世界が
もはや私を慰めているのだ。
慌ただしい時間と時間の隙間で、
鏡には、あなたが着替える姿が見える。
私にとってそれは映画の中の一コマだった。
ずっと話題が尽きなくて、それが一生変わらないなんて
勘違いしていたあの頃が懐かしい。
朝も昼も夜も愛し合って、飽きることなんてなかった。
貪欲に相手をむさぼって強引に感情をぶつけていた。
若いことは嫌いじゃない。
でももうあの頃に戻れないんだと思うと
どこかほっとする。
あなたも私も変化してミジンコみたいになって生きている。
もう「愛してる」なんていうのもナンセンスなくらい。
それでもあの影は何ひとつ変わらないで私の目の前にある。
追いかけようか、いいや、ただ浅い川のように流れていくこの世界が
もはや私を慰めているのだ。