さよならは言わない
文字数 249文字
白いウサギがぴょんぴょんと軽快に私の背後を通り過ぎていく
私は目で追って、そして捕まえようとする
だが白いウサギは遥か遠くまで
そのさきの門の向こうへと去っていく
私は青い大空を見つめる
遠くても近いそれを見つめる
白いウサギはどこへ行った?
あの門の向こうは
多分「死」で私は「生」にいる
白いウサギはどこへ向かった?
頂 の向こう側
生きることの反対側
私と白いウサギはまた出会うことがあるの?
誰にもわからない
誰もその先に行ったことなどないのだから
私の救いはただ一つ
あのウサギと再び出会うこと
そして
ごめんなさいをいうこと
私は目で追って、そして捕まえようとする
だが白いウサギは遥か遠くまで
そのさきの門の向こうへと去っていく
私は青い大空を見つめる
遠くても近いそれを見つめる
白いウサギはどこへ行った?
あの門の向こうは
多分「死」で私は「生」にいる
白いウサギはどこへ向かった?
生きることの反対側
私と白いウサギはまた出会うことがあるの?
誰にもわからない
誰もその先に行ったことなどないのだから
私の救いはただ一つ
あのウサギと再び出会うこと
そして
ごめんなさいをいうこと