青年のきらきらはただ美しい
文字数 196文字
山を歩いていた
君よ
亡くした時間を嘆くな
サラサラと流れる川みたいに
美しく澱みのない川みたいに
「切なく」愛してるなんて言わなくてもいいんだ
ただ微笑んでいてほしい
思いついたのは
お土産にもっていくのは
この手のひらに乗せているものひとつ
こんな石ころで君が喜ぶのかわからないけれど
それは漂流した輝石
せせらぎに揺られてイキイキした石ころ
*これで100話目になりました。読んでくださってありがとうございます。
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