優しい声が聴こえてくる

君の声
まだ生暖かく耳に残ってる
夢の中
響いてくる微かな声だった

ありがとうとごめんねを繰り返している自分が
起きた時
情けなくて

遠くへ行ってしまった君を抱きしめさせて

いつだったか約束したね
明日も明後日も一緒に生きていこうって

だけど君は
去ってしまった
夢を追いかける僕を置いて

このアパートから見えるのは
黄金色の夕陽
その中に君の笑顔が見えないと
にじむ涙に混じった光

ありがとうもごめんねも
同時に言えたならいいのにね
そんな日がやって来ればいいのにね


君の声が僕の名を呼んだ
驚いたら振り返ったら
君の声
明らかに夢みたいな一瞬

勇気を出していうよ
ありがとう
ごめんね

それから戻ってきてくれてありがとう
君を大事にするよ
ずっとずっと一緒にいるよ
君と…