美しい小さな光の輪

文字数 268文字

allargando
レリーフが体の中を浸透していく

「  これしかない   」
なんて君は言うけど
幸せな人が言う台詞じゃないと僕は思う

羨ましいほどの割愛が
日常を支配しているその君の
花束を投げたような舞台が
僕にとっては葬域なんだ

レリーフが体の中を浸透していく

いつも投げるように
明日においてくるはずの答えが見つからなくて
この瞬間の出来事が置いてきぼりにされる

レリーフが体の中に浸透していく

「   これしかない   」
なんて君は言うけど
幸せな人が言う台詞じゃない

レリーフが体の中を浸透していく


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