孤独の色
文字数 237文字
ベージュ色の口紅がコップの縁についていた
取り残されたこの物体が
ますます僕を孤独にされる
また明日ね
確かにそう言ったけど
明日がやってくる保証はない
スマホで約束をしたいと
僕はメッセージを送った
君からの返事を待つ間
心が萎縮してつまずきそうになるんだ
愛してるって言わないよ
幸せにするなんて言わないよ
言葉にすると空気に吸い込まれる
そんな考えを思い浮かべる僕をみて
君はなんて答えるだろう
いつまでもならない音が
黒い世界に吸い込まれそうになって
こんなに独りでいることが寂しいなんて
初めてだった
取り残されたこの物体が
ますます僕を孤独にされる
また明日ね
確かにそう言ったけど
明日がやってくる保証はない
スマホで約束をしたいと
僕はメッセージを送った
君からの返事を待つ間
心が萎縮してつまずきそうになるんだ
愛してるって言わないよ
幸せにするなんて言わないよ
言葉にすると空気に吸い込まれる
そんな考えを思い浮かべる僕をみて
君はなんて答えるだろう
いつまでもならない音が
黒い世界に吸い込まれそうになって
こんなに独りでいることが寂しいなんて
初めてだった