背中の孤独

文字数 167文字

貴方は哀咽(あいえつ)する私の背中を
優しく摩ってくれたね
それがどんなに奇跡的なことか
知っているのは私だけ
手の温もりが
小春日のようで
寒い季節に涙が止まらなかった

ありがとうと一言でもいえない
有り余る悲しみが溢れてきて
私の心を溺れさせる

貴方は言ってくれた

「  これからも、一緒に頑張ろうね   」

この癒える事のない過去に
いつの日か
さよならをいえるのだと


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